2016年05月27日
探偵の鑑定T
探偵の鑑定T 松岡圭祐
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バーキンを使った詐欺事件の依頼とそのカバンの鑑定で出会った玲奈と莉子。人の死とは無縁の世界で生きてきた莉子がその身を狙われることになるミステリーアクションクライムサスペンス。
交際クラブを冠した高級店の裏サイトを通じて知り合った女に、会って直ぐお金を要求され渡すと目の前でバーキンにしまうのを見て、バーキンを置いてトイレに立ったきり居なくなるとバーキンの裏に大きく穴が開いていてお金も消えてしまった。
女を好きにしても良いという話に釣られて行った男は警察に相談するわけにも行かず、沙崎玲奈が勤めるスマ・リサーチ社に女の行方を捜してほしいと依頼に来た。
しかし、男の言い分だけではストーカーなどの懸念もあり乗り気ではない須磨。そんな中、調査業協会からの呼び出しで会議へと赴くと、同様のバーキンを使った詐欺に遭った男が他の探偵会社にも来ているとのこと。それらのバーキンが持ち込まれた先の凜田莉子が鑑定士を名乗っているがその実、多数の事件を解決しており記者や警察にも知り合いがおり鑑定の仕事を隠れ蓑に届け出をしないで営業している潜りの探偵なのではという嫌疑が持ち上がる。
協会からこれらの調査を押し付けられた須磨は玲奈と琴葉に莉子の調査を任せ、自分たちはバーキンの女の素性を探る。
莉子の素行調査に乗り出した玲奈と琴葉、しかし探偵とはどうも思えないのほほんとした莉子とどうにも頼りなげな記者の小笠原は偽警官に何の警戒も無く襲われそうになる。莉子を張っていた玲奈と琴葉だったが思わず助けに入り、そのまま莉子をスマ・リサーチ社で匿うことになる。
莉子の鑑定でバーキンが本物であることから金を詐取しようとも何ら得にはならなず、須磨等の調査から女が暴力団の孫娘であること等が分かってきた。
力ずくで関係者から情報を得ようとする玲奈に対し、推理と説得で目的に向かう莉子。
次第に感化されていく玲奈。
そして須磨も玲奈と琴葉に探偵という仕事からは離れさせた方がいいのではとなっていた矢先、莉子が攫われてしまう。
「万能鑑定士Q」が好きで買ったのですが「探偵の探偵」寄りでした(バイオレンス)。講談社から出てるのでまあそうなりますよね。小笠原さんが角川辞めちゃうのは嫌だな。
探偵の探偵はドラマしか見てないので分からないけど、須磨と桐嶋がかなりの武闘派で驚きました。ドラマの方ではそんな感じじゃなかったので。
全2巻のようですね。どうやら探偵の探偵も万能鑑定士Qもこれが最後らしいく悲しいです。莉子と小笠原には平穏な生活を送ってほしい。
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