結成5周年を迎えたアイドルグループのAKB48だが・・・
バラ売り路線強化も問題は「歌唱力」
結成5周年を迎えたアイドルグループ・AKB48。
結成日となる8日に東京・秋葉原のAKB劇場で行われた結成5周年公演では、研究生8人が正式メンバーに昇格することを発表。
今後は、グループ過去最多となる56人で活動していくことになるという。
すでに「世界一人数の多いポップグループ」としてギネス世界記録に認定されているが、その記録をさらに伸ばすこととなった。
世界一の大所帯アイドルとして活動する彼女たちだが、人数が多いということはすなわち、メディア露出の多いメンバーやフロントメンバー以外は「その他大勢」として埋もれてしまいがちになる。
その他大勢のまま活動を続けていても、なかなか芽は出ない。
人気の高いメンバーにはどんどん卒業してもらい、センターの座を譲ってもらわなければ、新陳代謝が進まないのだ。
そんな中、AKBでトップの人気を誇るメンバーのソロCDデビューが決定したという。
9日発売の「週刊文春」(文藝春秋)のスクープだ。
同誌によれば、現在ソロデビューが決まっているのは、板野友美(19)と前田敦子(19)の2名。
板野に関してはすでにレコーディングを終えており、来年1月26日にシングルCDをリリース予定だという。
安室奈美恵やEXILEに憧れていると公言する彼女らしく、デビュー曲は「AKBのアイドル路線とは全く異なるダンスミュージック」だそうだ。
一方の前田は、一年以上前からソロプロジェクトが進行しており、レコード会社による争奪戦が繰り広げられたという。
結局、来年夏のソロデビューが決定したようだ。
しかし、雲行きは怪しい。
すでに前田は女優としてソロ活動をスタートさせており、NHK大河ドラマ『龍馬伝』にも出演。
現在は主演ドラマ『Q10』(日本テレビ系)が放送中だ。
(※ビデオリサーチ調べ/関東地区)。
常にセンターポジションで踊り、AKBの顔とも言える前田でも、ドラマ視聴率は振るわなかったのである。
「AKBとしてはミリオンヒットを飛ばした彼女たちでも、ソロでは10万枚超えさえ厳しいでしょうね。いくら握手券をつけて大量買いを促しても、4〜5万枚が関の山では。人気メンバーの小嶋陽菜や高橋みなみら3人が在籍するスピンオフユニット『ノースリーブス』でも、8月に発売したシングルは4万枚がやっとでした。本体とユニットでは、まるで勢いが違う。ソロでも同じことでしょう」(業界関係者)
さらにもう一つ、重大な問題がある。それは歌唱力だ。
「劇場公演やライブ、歌番組出演時など、AKBは基本的に"口パク"で踊っているだけで、歌っていません。集団でパフォーマンスを披露するなら、それでもまだいいのかもしれませんが、1人の歌手として出演する際にも口パクではさすがに興ざめ。ただ、彼女たちは生歌に耐えうる歌唱力を持ち合わせていないメンバーがほとんどです」(前同)
確かにAKBのパフォーマンスは、マイクこそ持って歌詞に合わせて口を動かしているものの、生歌ではない。
彼女たちが歌を披露したのは、今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)や、生演奏に合わせて歌うことが定番の『新堂本兄弟』(フジテレビ系)などだが、大勢で声を出している割には声量がなく、キーもバラバラ。
お世辞にも「歌手」とは呼べないレベルであった。
「中でも特に歌唱力の低い篠田麻里子は、ソロCDデビューはさせずに来春卒業させるようです。彼女には来年1月クールの月9『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)への出演が決定するなど、女優としての活躍の場が与えられている。今のところ、AKB卒業生で成功している例はないため、まず篠田を女優・タレントとしてメジャー路線に乗せたいのです。並行して、板野や前田にはAKB在籍時からソロ活動をさせ、卒業後の地盤を固めていくわけです」(前同)
ますます膨れ上がるAKBバブル。 ・・・だがバブルはいつか崩壊する日が来る。
泥船と化す前に、一体何人が船を降り歩き出すことができるだろうか。
詳しくはこちらから
この記事へのコメント