11月30日に改定常用漢字表が内閣告知された。
11月30日に改定常用漢字表が内閣告知された。
新たに追加された194の漢字の中には、人名に用いるのは不適切として排除されていた「賭」「怨」「尻」など34の漢字も復活。
常用漢字は人名用漢字とともに、戸籍で子の名前として記載することが可能な漢字である。
日常の使用に必要なものとして選ばれる常用漢字は、人名に使用するかしないかで選択されているわけではない。
しかし、人名に使用しやすくなったことで、1993年に巻き起こった“悪魔くん”騒動を思い出した人が少ないないようだ。
ブロガーは、改定常用漢字表に登録された新たな漢字を見て、
・尻夫くん
・呪怨くんはリアルで名付ける人いそうだな
・淫匂ちゃんなんて救われないだろうな……
さっそく、悪魔くん同様、改定常用漢字を用いた、なんだかいかにも不適切な名前をたくさん考案した様子。
また、
・これで呪怨具(ジオング)が可能になったか…
など、好きなアニメのキャラクターの名前をなぜかわざわざ漢字に置き換えるブロガーもいた。
・「膝」とか「骸」とか、どういうつもりなんだ?
といった意見も多数見られたものの、重ねての説明となるが、あくまでも人名用漢字としてではなく、常用漢字として改定されているというのが趣旨。
ブロガーの中には、
・「形がい化」ではなく、ちゃんと「形骸化」とメディアで伝えられるとか、意味があるように思う。
といった冷静な意見も見受けられた。
今回のニュースでわかったことは、DQNネーム(子供の名前などに、暴走族のような当て字やアニメ・ゲームなどのキャラクターからとった当て字のような読みづらい名前や、常識的に考えがたい名前など)が気になっている人の数は結構多いということだ。
確かに、漫画のキャラクターみたいな名前や、さっぱり読み方がわからない漢字の名前も、だんだん珍しくなくなってきている。
たまに、芸能人の子どもの名前が発表されると、ぎょっとすることもなくはない。
どこまでがDQNで、どこからがDQNじゃないのか、線引きが難しいので議論になりやすいのかもしれない。
しかし、DQNネームをつけるかつけないか、それは人名に使用する漢字の種類によって左右されるものでもないような気もする。
なぜなら、そもそも人名にはひらがなの使用が可能なのだから……。
詳しくはこちらから
この記事へのコメント