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2009年08月16日

興除小唄

興除小唄を後世に CD、DVD製作
地元住民らの復活プロジェクト


製作した興除小唄のCDとDVDを手にするプロジェクトメンバーとポップス調の小唄で練習する踊り連
 昭和初期から地域に伝わる「興除小唄」を広めていこうと、興除公民館(岡山市南区中畦)や地元住民らでつくる興除小唄復活プロジェクトは、新たにポップス調の小唄をつくり、原曲と一緒にCDに収録。“復活”の様子を記録したDVDとともにまとめた。

 興除小唄が作られた年は正確には分からないが昭和10(1935)年ごろとみられている。三味線や尺八の演奏によるゆったりとした民謡調の曲で、地区の季節の移り変わりや農作業に精を出す住民の様子が歌詞に織り込まれている。

 2005年、地域住民が掘り起こし、地域の祭りで踊ってきた。同プロジェクトは、小唄を後世に伝えるため、若い世代になじみやすいポップス調のアレンジ曲を制作。エレキギター音が響く軽快な曲調に仕上げた。

 今月上旬には、22日に興除中学校(同中畦)である「興除夏祭り」で踊りを披露する「興除小唄踊り連」が、同公民館で早速、ポップス調の小唄を練習した。同連の幡山茂子代表(71)=同所=は「跳ねるようなリズムがいい。若者でも踊りやすい感じ」と話す。

 1セット500円(実費)。問い合わせは同公民館(086―298―2660)。


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