外為ラボ

（主な米経済指標）　　　　　　　　　　＜発表値＞　　　＜前回発表値＞

ＭＢＡ住宅ローン申請指数（前週比）　　14.8％　 　 　　　▲3.8％

2月ＡＤＰ全米雇用報告　　　　 　 19万8000人 　　 21万5000人・改

1月米製造業新規受注（前月比）　　　▲2.0％ 1.3％・改

・ドル円は3営業日ぶりに反発。2月ＡＤＰ全米雇用報告で、政府部門を除く非農業部門雇用者数は前月比19万8000人増と予想の17万人程度増を上回った。米景気の先行きに対する期待感からダウ平均は史上最高値を連日で更新し、ドルが全般買われる展開となった。目先上値の目処として意識されていた4日の高値93.73円を上抜けて、一時94.115円まで上値を伸ばした。

　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）はこの日、米地区連銀経済報告（ベージュブック）を公表し、総括判断で「経済活動は控えめもしくは穏やかなペースで拡大した」と指摘した。市場関係者からは「ベージュブックで経済活動の改善が示されたこともドルの支援材料となった」との声が聞かれた。

・ユーロドルは3日ぶりに反落。アジア市場では一時1.30715ドルまで上昇したものの、前日の高値1.30755ドルがレジスタンスとして意識されると次第に売りに押された。ニューヨーク市場では、米雇用指標の改善がドル買い材料とみなされてドル全面高となった流れに沿って軟調に推移した。市場では「7日の欧州中央銀行（ＥＣＢ）定例理事会で金融緩和の方針が示されるとの観測が浮上している」との指摘もあった。取引終了間際に一時昨年12月11日以来の安値となる1.2965ドルまで値を下げた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時82.604と2012年8月20日以来約6カ月半ぶりの高水準を付けた。

・ユーロ円は上昇。良好な米経済指標や米国の堅調な株価を背景に、投資家がリスク・オンの動きを強め円売り・ユーロ買いが進んだ。一時122.28円まで値を上げた。

ダウ工業株30種平均：同42ドル47セント高の14296ドル24セント

ナスダック総合株価指数：同1.77ポイント安の3222.36

10年物米国債利回り：同0.03％高い(価格は安い)1.93％

ＷＴＩ原油先物4月限：同0.39ドル安の１バレル＝90.43ドル

金先物4月限：同横ばいの１トロイオンス＝1574.9ドル

業界最狭水準のスプレッド・・・米ドル／円　ついに0.1銭
その他　EUR/JPY　0.59銭　GBP/JPY　0.99銭　AUD/JPY　0.85銭　EUR/USD　0.49pips
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