外為ラボ

（主な米経済指標）　　　　　　　　　　　　　＜発表値＞　　　　＜前回発表値＞

前週分の米新規失業保険申請件数 　34万1000件　　 　36万8000件・改

・ユーロドルは続落。10−12月期の仏・独国内総生産(ＧＤＰ)速報値が予想より弱い内容となったことを受けて売りが先行した。10−12月期ユーロ圏ＧＤＰ速報値も予想を下回ったうえ、コンスタンシオ欧州中央銀行（ＥＣＢ）副総裁が「マイナス金利は常に可能だ」と発言したことがさらに売りを後押しした。欧州株や時間外のダウ先物の下げ幅拡大に伴い、リスク回避的な売りも出て1.3315ドルまで急落した。ただ、市場では「1.3300ドルにかけて中東勢やロシア系などからの買い注文が観測されている」との指摘があり、下値の堅さが確認されると1.3340ドル前後で次第に方向感を欠いた。終盤には米30年債の入札が「好調」と受け止められ、米長期金利が低下幅を拡大。全般ドル売り圧力が高まり、1.3360ドル台まで値を戻した。

・ユーロ円は大幅に3日続落。ユーロドルと同様に、ユーロ圏のＧＤＰが軒並み予想を下回ったことが売り材料とみなされた。欧州株安を嫌気した売りも続き、前日の安値124.75円を下抜け124.03円まで下げ幅が広がった。急ピッチでの下落に対する反動から124.69−74円まで買い戻されたが、Ｇ20財務相・中央銀行総裁会議の声明草案として「競争的な通貨安を控えることを確約」「為替レートの不均衡を回避することにコミット」などと伝わった後に全般円買いが強まり、123.80円まで再び下げた。その後、124円台前半でのもみ合いが続いたが、終盤にはドル円の下落に押され124円台を再び割り込んだ。

・ドル円は3日続落。ユーロ円などクロス円の売りが優位となるにつれて、一時93.10円まで下押しした。米長期金利の低下も重しとなったが、その後金利が上昇したため、93.45−48円まで買い戻された。前週分の新規失業保険申請件数は34万1000件と市場予想平均の36万件程度より強い結果となったが、米金利上昇は長続きせず再び低下する展開に。つれる形で売りが再開した。Ｇ20声明草案が伝わった後にまとまった売りが持ち込まれ、92.94円まで下落した。中盤にかけては93.10円前後で値動きが細ったが、終盤には米金利の低下幅拡大に伴い前日の安値92.82円を下抜けてストップロスを巻き込んだ。一時92.67円まで値を下げた。

ダウ工業株30種平均：同9ドル52セント安の13973ドル39セント

ナスダック総合株価指数：同1.78ポイント高の3198.66

10年物米国債利回り：同0.04％低い(価格は高い)2.00％で

ＷＴＩ原油先物3月限：同0.30ドル高の１バレル＝97.31ドル

金先物4月限：同9.6ドル安の１トロイオンス＝1635.5ドル

業界最狭水準のスプレッド・・・米ドル／円　ついに0.1銭
その他　EUR/JPY　0.59銭　GBP/JPY　0.99銭　AUD/JPY　0.85銭　EUR/USD　0.49pips
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