外為ラボ

（主な米経済指標）　　　　　　　　　 ＜発表値＞ 　　＜前回発表値＞

12月米製造業新規受注（前月比）　　　 1.8％　　 　 ▲0.3％・改

・ユーロドルは5営業日ぶりに反落。スペインではラホイ首相ら与党国民党のメンバーが不正資金を受領したとの報道を受けて野党が首相辞任を迫っている。一方、イタリアでは24−25日に総選挙を控えて、週末の世論調査でベルルスコーニ前首相の支持率が次期首相最有力候補の民主党ベルサニ党首に迫ったと報じられた。政治情勢をめぐる懸念から両国の国債利回りが急上昇し、欧州株相場が大幅に下落。ユーロを売る動きが優勢となった。前週末の安値1.35735ドルを下抜けて、一時1.3505ドルまで下げ足を速めた。

・ドル円は4日ぶりに反落。欧州の取引時間帯では、米景気の回復期待から円売り・ドル買いが進み、一時2010年5月13日以来の高値となる93.185円まで値を上げた。ただ、そのあとはさえない展開に。スペイン・イタリアの政局不安を背景にユーロ円中心にクロス円が下落したため、対ドルでも円買いが強まった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも入った。市場では「足もとの急速な円安進行から、利益確定や持ち高調整を伴った売りが出た」との指摘があり、一時92.205円まで値を下げた。

・ユーロ円は5日ぶりに反落。一時124.64円まで値を下げた。スペインやイタリアの政局混乱で財政再建が遅れるとの懸念が広がり、ユーロ全面安となった流れに沿った。欧米株価の下落に伴うリスク回避的な円買い・ユーロ売りも入った。

ダウ工業株30種平均：同129ドル71セント安の13880ドル08セント

ナスダック総合株価指数：同47.93ポイント安の3131.17

10年物米国債利回り：同0.06％低い(価格は高い)1.95％

ＷＴＩ原油先物3月限：同1.60ドル安の１バレル＝96.17ドル

金先物4月限：同5.8ドル高い１トロイオンス＝1676.4ドル

業界最狭水準のスプレッド・・・米ドル／円　ついに0.1銭
その他　EUR/JPY　0.59銭　GBP/JPY　0.99銭　AUD/JPY　0.85銭　EUR/USD　0.49pips
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