2018年06月21日
気管切開児を連れての初旅行・準備編
先日、気管切開をしている次男を連れて、初めての2泊3日の家族旅行へ行ってきました。
行先は、京都。
わが家では、ご先祖様の時代からお世話になっている寺社が京都市内にいくつかあって、子どもが無事に生まれたご報告(次男が生まれてから既に4年もたってしまいましたが^^;)と日頃のご加護のお礼に行ってきました。
今回の旅行にあたって、何より心配していたのは次男の体調です。
気管切開していることで、普通の子どもより呼吸器の感染を起こしやすく、ちょっとしたことですぐに熱を出してしまうからです。
それに、万が一出先で体調でも崩そうものなら、十分な環境が整わないまま、看病をしなければなりません。
最悪の場合、旅行先の病院で入院ということも・・・。
そんなリスクを少しでも減らすため、準備は万全に!していったつもりです。
気管切開のお子さんを連れての旅行を考えている方にとって、次男のケースが少しでも参考になればと思い、「準備したもの・こと」をご紹介しますね。
(1)旅行先の受け入れ病院の調査
次男が気管切開をしているということもあり、体調不良時にすぐに受け入れてくれそうな病院をピックアップしました。
私が重視した条件はこちら。
・夜間、急患の受け入れをしている
・救急病院である
・NICUがある
・小児の気管切開の実績がある
・ホテルからタクシーで10分以内
普通の熱くらいなら大丈夫ですが、気管内からの出血とか、肺炎とか、その他緊急を要するような事態でたらい回しにされては困るので、できるだけ規模が大きい救急病院を選びました。
ホテルから近い大本命の病院には、念のため事前に問い合わせというか、連絡を入れておきました。
YESともNOとも返事はもらえませんでしたが(汗)、旅行中に何かあったら速攻電話するつもりで。
(2)診療情報提供書
旅行先での受診にそなえて、かかりつけの先生に診療情報提供書(紹介状)を書いていただきました。
どこへ行くにも、お守り代わりに持ち歩きました(笑)。
(3)酸素ボンベ
普段は酸素を必要としない次男ですが、呼吸器系の感染症にかかると、てきめんにSPO2が低下してしまうため、念のために持参。
事前に予約すれば、宿泊先のホテルへ届けてくれるサービスもあるようですが、新幹線内で酸素吸入が必要になることもあるかもしれないので、手荷物として持っていきました。
(4)吸引器など吸引セット一式
日本国内であれば、大抵のものは旅先でも手に入りますが、次男の医療器具だけは話は別。
旅先で切らしてしまうと大変なことになるため、消耗品は普段より少し多めにセット。
吸引器もお出かけ用の「ベビースマイル」ではなく、吸引力重視の「スマイルケア」で。
(5)パルスオキシメーター
夜間の睡眠時に使用しているパルスオキシメーターと、指先で測定する携帯用のパルスオキシメーターを持参。
次男は熱が上がると脈拍数が跳ね上がるので、体調を知る目安としても必携です。
(6)薬
通常服用している薬に加え、解熱剤と抗生剤も必要です。
あと、気管切開口に塗る塗り薬も。
(7)吸入器、吸入薬
できるだけ日頃のペースを崩さないように、吸入も忘れずに。
(8)人工鼻、Yガーゼ、カニューレホルダー
気管切開関係のケアグッズたくさん。
・・・次男のケア関連の荷物が多いこと。
でも、どれも外せない大切なものです。
次回は「移動編」をご紹介します。
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