2018年05月29日
平成30年度福岡市医療的ケア児 保育モデル事業の利用者決まる
先日、平成30年度 福岡市医療的ケア児 保育モデル事業の利用者が決定したそうです。
フタを開けてみると、今回のモデル事業の利用対象者は、わずか【1名】。
モデル事業へは他にも何名か申し込まれていたようですが、安全にお子さんを預かれる範囲ということで1名に絞ったのでしょう。
わが家はモデル事業の実施園が自宅から遠かったり、今回の市のモデル事業における安全面の確保に不安があったりで申し込みはしなかったのですが、結果を聞いて少々複雑な心境です。
福岡市で初めて医療的ケア児が保育園に通えるというのは、非常に大きなトピックです。
やっとやっと、これまで医療的ケア児の保護者の方々が頑張ってきたことが、小さな実を結んだのだと、嬉しい気持ちももちろんあります。
でも、見切り発車感が否めない。
3月末が申し込み締め切りで、結果が出たのが5月末。
2か月もの間待たされ続け、結局利用できないとされた方の心中察するに余りあります。
もしかして、始めは1名でスタートしても、一定期間(例えば数か月とか)経過後に保育園での生活が軌道に乗ってきたら追加で入園させるとかいうシステム?!
だったらいいなぁ・・・と勝手に期待しています。
モデル事業の利用者が1名、ということなら、別に公立保育園でなくても良かったのではという思いはありますけどね。
同じ人件費を市が払って進めるのならば、です。
まあ、市の管理上の問題でしょうかね…。
そもそも、モデル事業も4月スタートを予定していたとのことですが。
この時期になってしまったのは、よほど調整に時間をとられてしまったのでしょう。
2月にモデル事業に関する告知があって、私がその内容を確認した時はまだまだ未確定の部分が多く、とてもこのままでは利用できないと思いました。
でも、この2か月間でそれが大きく改善されたのだと思いたい。
平成30年度、国の提示する医療的ケア児保育支援モデル事業も様々な条件が緩和されたようですね。
それに合わせて、福岡市におけるモデル事業の内容も適宜見直していってほしいです。
医療的ケア児を保育園で受け入れるモデル事業を始めました!
と、うたうのならば、その中身についても、もっと検討していかなくては。
箱だけ作っておしまい、には絶対にしてほしくありません。
今回、モデル事業の利用対象となったお子さんと保護者の方の意見に真摯に耳を傾け、改善すべきところはその場で改善していってほしい。
市のための事業ではなくて、「医療的ケア児のためのモデル事業」として広く利用できるシステムをつくるために。
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