2016年12月28日
自己抜管(事故抜管)
気切カニューレの事故抜管。
昨日、子どもたちが布団の上で寝転がって遊んでいました。
次男の上に長男が覆いかぶさるようにして首元を触っていたので、大丈夫かな、と思ったのですが、主人が子どもたちに「なにしようと!」と声をかけていたので、「あ、大丈夫だったのかな~?」と特に気にも留めませんでした。
そのままリビングで主人と話しをしていたのですが、しばらくすると長男が走ってきて、
「〇〇(次男)が大変!来て!」
と、声をかけてきました。
慌てて二人が遊んでいた布団の方へ行くと、気切カニューレが外れており、顔が真っ青になった次男が、「あ”−、あ”−」とかすれ声で泣いていました。
主人は次男のもとへ走っていき、手を抑えながら外れたカニューレを入れようとしていましたが、なかなかうまくいかなかったようです。
その間、私は枕元に置いてあった新しいカニューレを準備。
そして、大急ぎで気切口に差し込みました。
空気が通るようになったので、みるみる顔色がもとに戻り、唇にも赤みがさしてきましたが、念のためしばらく携帯用の酸素で酸素吸入をしました。
幸い、すぐにSpO2も100%にまで回復したのですが、生きた心地がしませんでした。
カニューレが外れていた時間が1分だったのか、2分だったのか、5分以上だったのか、見ていなかったので分かりません。
もし長男が次男の異変に気付かず、もっと時間が経ってしまっていたらと思うとゾッとします。
しばらく次男は私の膝の上で泣いていましたが、数分もするとおもちゃで遊び始めました。
大事に至らなくて本当によかったです。
どうして外れてしまったのか長男に尋ねてみたら、「僕は何もしてないよ!」と、なかなか話してくれませんでした。
それでも根気よく話を聞いてみると、少しずつ話してくれました。
4歳の長男の話す内容なので、断片的で、分かりづらいところもありましたが、総合するとこんな感じでした。
たまたま洗面所で見つけたフック付きのクリップを次男が持ってきて、手に持って遊んでいた。
長男もそれで一緒に遊んでいた。
フックがたまたまか、故意にか、気切カニューレホルダーのマジックテープの「わ」の部分に引っかかった。
外そうと思って引っ張ったら、マジックテープが外れた。
普段の生活では全く想定していなかったことが起き、カニューレの抜管につながってしまいました。
これから、どんどん活動範囲が広がっていくと、今以上に親の目の届かない時間が増え、想像もつかないような動きが抜管のリスクにつながってしまうかもしれません。
実は以前、痰がカニューレに詰まってしまい、窒息状態になってしまったことがありました。
それ以来、新しいカニューレを必ず身近に置いておくようにしたのですが、こういったアクシデントが起こった際の対応をもう一度見直す必要があると思いました。
主人も初めてのことでかなり動揺したらしく、これを機会に二人でリスク管理について話し合いました。
(なんか業務みたいですが、お互いOTなので)
そこで見直したこと。
・各部屋に配置しているカニューレの位置を再確認
・酸素マスクがすぐ使えるように、チューブとキャップをセッティングした状態にしておく
・救急車の呼び方(電話番号や伝えるな内容)をまとめたものをベッドサイドに出しておく
(しまいこんでいました…)
・カニューレバンド(カニューレホルダー)のマジックテープの見直し
(劣化していないかなど)
・・・です。
二度と同じようなことで苦しい思いをさせないように、しっかり気を付けていかなければと思います。
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5764342
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。