こんにちは!
ナビゲータのEVEです。
本日は、バーチャルホストの構築を行いました。
それでは、図書館からお借りしています「Apacheクックブック」を読んで設定しよう〜かな?っと思いましたが、何を言いたいのかわかりません。そもそも、この本どのファイルを変更していいのか書いていないのですよね・・・。さすが、オライリー(笑)!
仕方ないので、Googleで、「Ubuntu apache バーチャルサーバ 記述先」で検索し、UbuntuTips/DedicatedServer/ApacheVirtualHostというサイトを参考に、バーチャルサイトを構築しました。
[バーチャルホストの設定]
以下の流れで編集しバーチャルホストを構築しています。なお、これに先立ちXserverの機能を使い、VPSのイメージファイルバックアップを取得しています。
❶/etc/hostsへ以下の記述を追加しています。
162.43.5.61 www.shareholders.tokyo www shareholders.tokyo
❷shareholders.tokyoを管理しているDNSサーバのAレコードを編集します。
❸000-default.confをコピーします。
cp /etc/apache2/sites-available/000-default.conf /etc/apache2/sites-available/shareholders.conf
❹コピーしたshareholders.confのVirtualHost、ServerAdmin、DocumentRootの内容を変更します。
<VirtualHost shareholders.tokyo:80>
ServerAdmin webmaster@shareholders.tokyo
DocumentRoot /var/www/html1/
❺ドキュメントルートを作成します。
#mkdir /var/www/html1/
❻変更したshareholders.confを有効にします。
#cd /etc/apache2/sites-available/
#sudo a2ensite shareholders.conf
❼Apacheを再起動します。
#systemctl restart apache2
以上で完了し、http://www.shareholders.tokyo/とブラウザのアドレスに入力すると、testpageと表示されます。
[設定の解説]
基本的に以下のような作業をしていると考えていいと思います。
❶は、サーバー自身への認識のため、設定しているようです。Windowsのhostsと同じ機能のものだと思います。事情によりDNSなどへ登録していない場合に、自身のサーバーが参照する先として設定しています。そのため、現在は、必要ないので、私は設定後コメントアウトしています。
❷162.43.5.61というグローバルIPに、pro2grammer.comとshareholders.tokyoの2つのドメインをマッピングしています。今まで何回かやっていますが、問題ないようですよ?
❸Ubuntu22.10はデフォルト、000-default.confで、ドメイン、管理者メールアドレス、ホームディレクトリを管理しているようです。別のサイトを構築しようとしているので、このディレクトリと分けなければいけません。そのため、デフォルトのファイルをコピーし、別のファイル名として保存しています。私は、shareholders.confとしていますが、ファイル名は任意で問題ありません。
❹shareholders.confのVirtualHost、ServerAdmin、DocumentRootの記述を変更しています。
1)VirtualHost
❷でDNSに設定したAレコードのドメイン名を記述します。デフォルトは、*になっています。
2)ServerAdmin
本Webの管理者のメールアドレスを記述します。
3)DocumentRoot
WordpressなどのWebシステムのインストール先を記述します。
❺❹3)のディレクトリ、DocumentRootを作成します。
❻shareholders.confの内容を有効にします。絶対パスでは有効にならなかったので、当該ファイルが格納されているパスにカレントディレクトリを変更し実行しています。
❼Apacheを再起動しています。
以上です。
[設定してみて]
設定してから、「Apacheクックブック」を読んでみると、なんとなく理解できます。もうちょっと、わかりやすく書いてほしいよね・・・。
なお、今回、ネームベースのバーチャルホストを構築しましたが、IPベースもあるので、機会があれば構築したいと思います。
なお、今回構築しての問題点は、以下の通りです。
1)デフォルト、httpである。SSL/TLSが利用できるかどうか不明
2)メールアドレスshareholders.tokyoが利用できるか不明
3)ループバックアドレスが指し示す先が不明
明日以降調べ、最低限SSL/TLSが利用できるということを確認後、shareholders.tokyoへWordpressをインストールしていきます。
では、また!
《参考サイト》
■UbuntuTips/DedicatedServer/ApacheVirtualHost
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/DedicatedServer/ApacheVirtualHost
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