こんにちは!
ナビゲータのEVEです。
データベースのインポートが終わったと言いたかったのですが、まだです。理由は、以前の理由同様にディスク容量不足・・・。インストール済みファイルを削除してから、再実行したのですが、まだ足りません。
そこで、仮想ディスクの拡張及び圧縮をしました。拡張は300Gから、500Gに増強しました。そして、インポート開始・・・。ただ、またハングアップ・・・。DFでディスクの状況を確認するとルートディレクトリ配下が、100%となっていました。
このとき、やっと、思い出しました・・・。Windowsとは違うのだよ、Windowsとは!
そういえば、Fedraのときも一度ディスク拡張したな?って思い出しました。確か面倒くさいんですよね・・・。ただ、30時間以上かけて、再インポートするのは嫌なので、ここで、しっかりとLinuxのファイルシステムについて勉強し直すことにしました。一度勉強したのですが、分かったというレベルではなく、なんとなく理解したような気がします。だから、こんな状況になったのです。
ということで、今回は、しっかりとLinuxのファイルシステムについて勉強することにしました。
[Linuxのファイルシステム]
先にも書きましたが、Windowsとは違います。
Linuxは、1 Way Method Moltiple Devices(*1)といった方式を採用しています。ようは、1つのアクセス手段で、複数のデバイスに透過的にアクセスできるということを意味しています。そのシステムの仕組みをVFSといいます。
[マウント]
その1 Way Method Moltiple Devicesを支える技術が、マウントです。1つのデバイス、または、すべてのデバイスは、必ずディレクトリに割り当てられています。この割り当てる処理をマウントと言います。
Xserverのルートディレクトリからdir -lで、ファイルシステムを一覧化してみましょう。
# dir -l
合計 72
lrwxrwxrwx 1 root root 7 8月 8 11:09 bin -> usr/bin
drwxr-xr-x 4 root root 4096 1月 24 15:58 boot
drwxr-xr-x 18 root root 3920 1月 24 16:42 dev
drwxr-xr-x 120 root root 12288 1月 30 06:15 etc
drwxr-xr-x 6 root root 4096 1月 10 14:34 home
lrwxrwxrwx 1 root root 7 8月 8 11:09 lib -> usr/lib
lrwxrwxrwx 1 root root 9 8月 8 11:09 lib32 -> usr/lib32
lrwxrwxrwx 1 root root 9 8月 8 11:09 lib64 -> usr/lib64
lrwxrwxrwx 1 root root 10 8月 8 11:09 libx32 -> usr/libx32
drwx------ 2 root root 16384 8月 8 11:11 lost+found
drwxr-xr-x 2 root root 4096 8月 8 11:09 media
drwxr-xr-x 2 root root 4096 8月 8 11:09 mnt
drwxr-xr-x 2 root root 4096 8月 8 11:09 opt
dr-xr-xr-x 214 root root 0 1月 24 16:42 proc
drwx------ 8 root root 4096 1月 27 20:25 root
drwxr-xr-x 36 root root 1020 1月 31 16:41 run
lrwxrwxrwx 1 root root 8 8月 8 11:09 sbin -> usr/sbin
drwxr-xr-x 6 root root 4096 8月 8 11:10 snap
drwxr-xr-x 2 root root 4096 8月 8 11:09 srv
dr-xr-xr-x 13 root root 0 1月 24 16:42 sys
drwxrwxrwt 14 root root 4096 1月 31 16:39 tmp
drwxr-xr-x 14 root root 4096 8月 8 11:09 usr
drwxr-xr-x 15 root root 4096 1月 3 07:05 var
私は、ルートディレクトリは、ディレクトリ・ファイルを作成などしていないので、この一覧は、Xserver社から提供されたものをそのまま使用しています。このディレクトリにハードディスクがそれぞれ割り当てられています。では、dfで以上の状況を見てみましょう!
# df -l
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
tmpfs 401340 1064 400276 1% /run
/dev/vda1 101430960 20156312 81258264 20% /
tmpfs 2006680 0 2006680 0% /dev/shm
tmpfs 5120 0 5120 0% /run/lock
tmpfs 2006680 0 2006680 0% /run/qemu
/dev/vda15 106858 5329 101529 5% /boot/efi
tmpfs 401336 4 401332 1% /run/user/0
プロンプトからdf -lと入力すると、すべてのディスクを表示します。ただ、普段使用している、varが単独で表示されていません。上記の一覧から想像すると、”/”ルートディレクトリに1ディスクまたはディスクのパーテションがアサインされており、varはそのルートディレクトリ配下に作成されたディレクトリであり、何もマウントされていない状態だということが想像できます。
昨日、上記一覧から、UsedとAvailableを合計してディスク容量を求めていましたが、DF一覧の表題を説明すると以下のような意味になります。
・Filesystem:各ファイルシステム(ディスク名)
・1K-blocks:使用できるディスク容量
・Used:使用しているディスク容量
・Available:ディスクの空き容量
・Use%:ディスク使用率
・Mounted on:ディレクトリ
[HDを追加した場合]
以上のようなシステムのため、Linuxでは、HDを追加した場合、必ず以下の手順を踏まなければいきません。
❶HDDの物理フォーマット、パーティションを切るなどの作業を行います
❷マウントポイントを指定しマウントを行います
[Linuxのファイルシステムを調べ終えて]
Linuxでは、だいたいこんな感じらしいのですが、細かい部分が、それぞれのディストリビューションにより違うようです。
間違えると大変なことになりそうなので、現在は、Ubuntuの独自性について調べています。多分明日報告できると思います。
では、また!
*1)私独自の用語です。他のサイト等では利用されていません。
《参考サイト》
■Linux道場入門編
https://lpi.or.jp/lpic_all/linux/intro/intro10.shtml
■Dell Technologies
https://www.dell.com/support/kbdoc/ja-jp/000131456/ubuntu-linux-%E3%81%AE-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%81%A8-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%81%AE-%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97-%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3-%E5%AE%9A%E7%BE%A9-%E3%81%AE-%E8%AA%AC%E6%98%8E
■技術メモメモ
https://tech-mmmm.blogspot.com/2020/06/ubuntu-2004.html
■どのファイルシステムがマウントされているかを調べる方法(Oracle)
https://docs.oracle.com/cd/E19455-01/806-2717/fsmount-31406/index.html
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