人並みになりたい

商業施設の入り口付近で資源回収があり家にある資源を持ち込んだがベルマークを取り忘れたと思って紙資源の袋の中身を漁っていた。主人を車に待たしているのに悠長にして出てきたクロスワードパズルまでやりそうになってしまう。けっこう時間が経ってしまい慌てて電話をかけながら主人と子どもが待つ駐車場へ向かうがなぜだか山の上にあるお寺に向かう坂道にいて、これだと遠回りだと思い坂を下る階段に向かった。訳の分からないことを話しかけてくるおじさんが坂道にいて、適当にあしらおうとしたが着いてきてしまった。おじさんと一緒に元いた商業施設に戻ったらニコニコ笑いながら父が近寄ってきた。遠方に住んでいてここにいるはずがないのに、来る前に連絡が欲しいなと思った。父の求めに応じて写真をスマホで撮った。周りにいた人たちもしれっと入ってきた。主人に合流した時には父の姿が見えなくなっていたが、とりあえず主人に報告した。コロナの時期なのに困るな、ウチには泊められないなと思った。主人と合流したロビーみたいなところでは、ガラスのショーケースに子猫と親猫が複数匹いた。主人と見ていたが、夜も遅いからと商業施設の床で雑魚寝を始めた。夜も明けてきた頃に子どもたちがいないことに気がついた。主人に聞くと車に置いてきたと言ったので慌てて迎えに行くことに。熱中症で死んだら大変だと走った。途中、主人がキムタクに変わってお風呂に入らずに雑魚寝したから体がベタつくと言っていたので触るとぬちゃっとして変な匂いがした。きしょっと思いぬちゃりとした指を服で拭った。
喫茶店のおばあさんはカップの取っ手を器用にクルクル回してカッコよくコーヒーを淹れていた。

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