2012年10月25日
【PDCAサイクル(2)】クロビーのよくわかるビジネス用語解説その3
こんばんわ、クロビーです。
今日は、その1で解説したPDCAサイクルの続きです。
まず、前回までのおさらいになりますが、
その1でPlan(計画)を立てる前の現状分析が大事であると書きました。
次にその2で正確な現状分析を行うためにSWOT分析について解説しました。
その結果、2012シーズン開幕前の状況が以下のように
整理できましたので、これを元にPlan(計画)を立ててみましょう。
-----
強み:個々の選手の能力が高い。
弱み:大半の選手が入れ替わり、コンビネーションに不安がある。
若い選手が多く、メンタルに不安がある。
監督が1年目である。
機会:サポーターの熱い応援。
充実したトレーニング施設。
脅威:降格組のため、他チームが気合を入れて挑んでくる。
-----(kurobeeより)
このPlan(計画)を立てる際に大事なことは、
より具体的に考えることです。
この具体性の度合いによって、以降のCheck(評価)、Act(改善)の
効果が決まってくるため、PDCAサイクルの肝と言えるでしょう。
では、現状をもとにPlan(計画)を立ててみましょう。
【Plan(計画)】-----
2012シーズンの目標は、勝ち点90点以上、優勝して昇格し、
かつ、ポゼッションサッカーを浸透させてJ1で通用するチーム作りをすること。
これを実現するための基準として、単純計算で前半の21節で勝ち点45点、
前半1/3となる14節時点で勝ち点30点を得ることをクリア基準とする。
強みを生かすために、各選手のプレイスタイルを選手間で理解することが必要。
そのために、MTG時にそれぞれの選手の活躍シーンをビデオで見て、
本人がそのシーンの解説をする。
また、弱みを補うために開幕までの練習期間は、戦術理解とコンビネーション強化のための
チーム練習の時間を重視する。
加えて、若手のフォローのために各ポジションごとにリーダーを決め、
戦術の浸透とメンタルケアを図る。リーダー(GK:神山、DF:古賀、MF:成岡、FW:高橋)
-----(kurobeeより)
こういった計画を元にDo(実行)を進めていきます。
その後、Check(評価)の段階に入りますが、
計画の中で重大な欠陥があるのに気付きましたでしょうか。
勝ち点、優勝については具体的な数値目標がありますが、
「ポゼッションサッカーを浸透させてJ1で通用するチーム作りをする」
という点については、それがありません。
これを定めておかないと、評価段階において段々よくなっているから
もう少し時間を掛ければよくなる、といった主観的な判断で意思決定を
してしまうことになります。
一方、勝ち点90点という目標に対しては、
「前半の21節で勝ち点45点、前半1/3となる14節時点で勝ち点30点」
という具体的な基準が設けられているため、
目標に対して明確な判断を行うことができます。
ということで、
「ポゼッションサッカーを浸透させてJ1で通用するチーム作りをする」
についても具体的な評価基準を決めておきたいと思います。
【Plan(計画)・追加】-----
「ポゼッションサッカーを浸透させてJ1で通用するチーム」を実現するためには、
チーム方針の修正や、移籍等の選択肢が取れる期限を踏まえて、
前半1/3となる14節時点で勝ち点30点を確保し、
J2上位チームに対して平均ポゼッション50%以上、勝率5割以上であること。
※J2上位チームとは、降格組である山形、甲府に加えて昨季J2、8位以内の
千葉、京都、徳島、東京、北九州とする。
-----(kurobeeより)
これにより、明確な基準をもとに評価を行い、
次のAct(改善)へと繋げることができます。
この結果だけをもとに判断することもありますが、
通常は、この結果に加えて主観的な判断(監督、GM等による)
を加えて最終的な判断がされることになるかと思います。
長くなってきたので続きは次回の記事にしたいと思います。
【Plan(計画)・追加】に照らし合わせるとどのような評価になるのか、
只今クロビー研究所で調査中のため、その結果を使って解説を
進めていきたいと思います。
チャオ♪(高橋泰風)
※本記事はアビスパ福岡を題材にしたもので、
内容はクロビーの主観によって作成されており
事実を記載したものではありません。。
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今日は、その1で解説したPDCAサイクルの続きです。
まず、前回までのおさらいになりますが、
その1でPlan(計画)を立てる前の現状分析が大事であると書きました。
次にその2で正確な現状分析を行うためにSWOT分析について解説しました。
その結果、2012シーズン開幕前の状況が以下のように
整理できましたので、これを元にPlan(計画)を立ててみましょう。
-----
強み:個々の選手の能力が高い。
弱み:大半の選手が入れ替わり、コンビネーションに不安がある。
若い選手が多く、メンタルに不安がある。
監督が1年目である。
機会:サポーターの熱い応援。
充実したトレーニング施設。
脅威:降格組のため、他チームが気合を入れて挑んでくる。
-----(kurobeeより)
このPlan(計画)を立てる際に大事なことは、
より具体的に考えることです。
この具体性の度合いによって、以降のCheck(評価)、Act(改善)の
効果が決まってくるため、PDCAサイクルの肝と言えるでしょう。
では、現状をもとにPlan(計画)を立ててみましょう。
【Plan(計画)】-----
2012シーズンの目標は、勝ち点90点以上、優勝して昇格し、
かつ、ポゼッションサッカーを浸透させてJ1で通用するチーム作りをすること。
これを実現するための基準として、単純計算で前半の21節で勝ち点45点、
前半1/3となる14節時点で勝ち点30点を得ることをクリア基準とする。
強みを生かすために、各選手のプレイスタイルを選手間で理解することが必要。
そのために、MTG時にそれぞれの選手の活躍シーンをビデオで見て、
本人がそのシーンの解説をする。
また、弱みを補うために開幕までの練習期間は、戦術理解とコンビネーション強化のための
チーム練習の時間を重視する。
加えて、若手のフォローのために各ポジションごとにリーダーを決め、
戦術の浸透とメンタルケアを図る。リーダー(GK:神山、DF:古賀、MF:成岡、FW:高橋)
-----(kurobeeより)
こういった計画を元にDo(実行)を進めていきます。
その後、Check(評価)の段階に入りますが、
計画の中で重大な欠陥があるのに気付きましたでしょうか。
勝ち点、優勝については具体的な数値目標がありますが、
「ポゼッションサッカーを浸透させてJ1で通用するチーム作りをする」
という点については、それがありません。
これを定めておかないと、評価段階において段々よくなっているから
もう少し時間を掛ければよくなる、といった主観的な判断で意思決定を
してしまうことになります。
一方、勝ち点90点という目標に対しては、
「前半の21節で勝ち点45点、前半1/3となる14節時点で勝ち点30点」
という具体的な基準が設けられているため、
目標に対して明確な判断を行うことができます。
ということで、
「ポゼッションサッカーを浸透させてJ1で通用するチーム作りをする」
についても具体的な評価基準を決めておきたいと思います。
【Plan(計画)・追加】-----
「ポゼッションサッカーを浸透させてJ1で通用するチーム」を実現するためには、
チーム方針の修正や、移籍等の選択肢が取れる期限を踏まえて、
前半1/3となる14節時点で勝ち点30点を確保し、
J2上位チームに対して平均ポゼッション50%以上、勝率5割以上であること。
※J2上位チームとは、降格組である山形、甲府に加えて昨季J2、8位以内の
千葉、京都、徳島、東京、北九州とする。
-----(kurobeeより)
これにより、明確な基準をもとに評価を行い、
次のAct(改善)へと繋げることができます。
この結果だけをもとに判断することもありますが、
通常は、この結果に加えて主観的な判断(監督、GM等による)
を加えて最終的な判断がされることになるかと思います。
長くなってきたので続きは次回の記事にしたいと思います。
【Plan(計画)・追加】に照らし合わせるとどのような評価になるのか、
只今クロビー研究所で調査中のため、その結果を使って解説を
進めていきたいと思います。
チャオ♪(高橋泰風)
※本記事はアビスパ福岡を題材にしたもので、
内容はクロビーの主観によって作成されており
事実を記載したものではありません。。
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投稿者:Kurobee|17:30|よくわかるビジネス用語解説
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