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2014年02月13日

グリーンタフ

グリーンタフ[1](英: green tuff)とは、凝灰岩のうち緑色〜緑白色〜淡緑色を呈するもののこと。日本語で緑色凝灰岩(りょくしょくぎょうかいがん)[2]ともいう。

特に日本では、日本海側〜北海道東部にかけて、新第三紀中新世の海底火山活動による火山岩が大量に存在し、そのほとんどが緑色を呈するため、「グリーンタフ」といえばこれを指すことが多い。この場合は凝灰岩だけでなく他の火山砕屑岩や溶岩も含まれる。



目次 [非表示]
1 概要
2 日本のグリーンタフ 2.1 成因および資源
2.2 災害

3 脚注
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク


概要[編集]

緑色を呈するのは、岩石に含まれる輝石・角閃石などの鉱物が熱水変質により緑泥石(粘土鉱物の一種)に変化したためである。

日本のグリーンタフ[編集]

成因および資源[編集]
日本海の形成・拡大と密接な関連があるとする説がある。
黒鉱や石油(油田、ガス田)を伴う。

災害[編集]
固結の程度は地域により差異がある。固結の程度が極めて弱いものから、ガラス質のものまで産出し、前者については新潟県や山形県のグリーンタフが産出する地域において多く見られる。
地中のグリーンタフは、しばしば地すべりのすべり面となり、土砂災害の原因となる。

脚注[編集]

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1.^ 文部省・土木学会編 『学術用語集 土木工学編 増訂版』 土木学会、1991年。ISBN 4-8106-0073-4。
2.^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2。
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溶結凝灰岩

溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん、welded tuff)は、火山の噴火によって空中に放出された噴出物が地上に降下した後に、噴出物自身が持つ熱と重量によってその一部が溶融し圧縮されてできた凝灰岩の一種。

規模の大きな噴火で形成されたものは特にイグニンブライト(ignimbrite)と呼ばれることもある。

同音異字で「熔」の字を使い「熔結凝灰岩」と書く場合もあるが、同意である。






目次 [非表示]
1 形成過程
2 研究史
3 地形 3.1 北海道地方
3.2 関東地方
3.3 中部地方
3.4 九州地方

4 関連項目
5 参考文献


形成過程[編集]

カルデラ噴火などの大規模噴火によって火砕流が発生すると、噴出物が高温を保ったまま火山の周囲に広がり堆積する。堆積物が一定以上の温度を保持している場合、成分の一部が溶融し堆積物自身の重量によって圧縮され堆積物に含まれる気孔が減少し密度が高くなる。このような過程は溶結(welding)と呼ばれ、溶結によって形成された岩石を溶結凝灰岩と呼ぶ。溶結にはおおむね600℃以上の温度が必要であり、噴出物が火口から高く吹き上がると冷却されるため溶結が起こりにくくなる。火砕流によらない降下軽石層においても、ごくまれに溶結が起こることがある。

堆積層の上部および下部は冷却が進み溶結しないため、溶結部の上下に非溶結部を持つ3層構造となり、溶結層の下部ほど強く圧縮され溶結が進み密度が高くなる傾向がある。噴出物に含まれる比較的大きな軽石なども圧縮されて変形し扁平なレンズ状の黒曜石となり、断面において縞模様が観察される(右写真)。気孔の減少に伴ってガスが発生し、これが地表に抜けるためのガスチャネルパイプと呼ばれる噴気孔が堆積層の上部に形成される。

堆積物が冷却される際に体積が減少することから地表面に亀甲状の割れ目ができ、これが地中に及ぶと柱状節理と呼ばれる柱状の構造になる。溶結凝灰岩の柱状節理は一般に直径数10cmから2m程度の多角形柱の集合体から成っている。

研究史[編集]

1930年代以前は灰石または泥溶岩と呼ばれ、溶岩の一種と考えられていた。その後、次第に研究が進み火山噴出物の再溶融によって形成されたことがわかり、1950年代頃から溶結凝灰岩と呼ばれるようになった。

地形[編集]

溶結凝灰岩は川などによって侵食されやすいため、しばしば深い谷や滝など特徴的な地形を形成する。代表的な例を以下に挙げる。( )に溶結凝灰岩を形成した噴出物および火山を示す。

北海道地方[編集]
層雲峡(大雪御鉢平火砕流、大雪山)
社台滝、樽前ガロー(樽前山の火山噴出物)
札幌軟石

関東地方[編集]
吹割の滝(不明)

中部地方[編集]
中山七里(濃飛流紋岩、不明)

九州地方[編集]
深耶馬渓(耶馬渓火砕流、猪牟田カルデラ)
由布川峡谷(由布川火砕流、倉木山)
山都町、矢部四十八滝の一部(阿蘇火砕流)
山都町譲原・鷹滝の甌穴群(阿蘇火砕流)
菊池渓谷、蘇陽峡、高千穂峡、沈堕の滝、原尻の滝、下城滝、五老ヶ滝(阿蘇火砕流、阿蘇山)
観音滝、曽木の滝(加久藤火砕流、加久藤カルデラ)
赤池渓谷、大鳥峡、関之尾滝、犬飼滝(入戸火砕流、姶良カルデラ)
花瀬(阿多火砕流、阿多カルデラ)

凝灰岩

凝灰岩(ぎょうかいがん、英: tuff[1]、タフ)は、火山から噴出された火山灰が地上や水中に堆積してできた岩石。成分が火山由来であるが、生成条件から堆積岩(火山砕屑岩)に分類される。

典型的な凝灰岩は数mm以下の細かい火山灰が固まったもので、白色・灰色から暗緑色・暗青色・赤色までさまざまな色がある。塊状で割れ方に方向性はない。凝灰岩は層状構造(層理)を持たないことも多いが、大規模な噴煙から降下した場合や水中でゆっくり堆積した場合は層状をなすこともある。



目次 [非表示]
1 凝灰岩の種類
2 凝灰岩層
3 石材としての利用
4 ギャラリー
5 脚注
6 参考文献
7 関連項目
8 外部リンク


凝灰岩の種類[編集]

凝灰岩は元となる火山灰の生成状況やその後の堆積状況から、各々特徴を持った幾種類かに分類される。特徴的な凝灰岩を下に示す。
軽石凝灰岩(浮石凝灰岩、pumice tuff)噴火の際に地上に噴出された軽石(浮石)を主な構成物質とするもの。成分は流紋岩〜安山岩質。栃木県宇都宮市産の大谷石は、石材として有名。溶結凝灰岩(welded tuff)巨大なカルデラ噴火に伴う火砕流によって、一時に大量の高温火山灰が堆積した場合に生成。堆積後にも高温を保っていると火山灰が再融解して粒子どうしが接着する(溶結)。分厚く堆積した溶結凝灰岩は、その冷却時にゆっくり収縮し見事な柱状節理を形成することが多い。北海道大雪山東側の層雲峡では溶結凝灰岩の見事な柱状節理が見られる。阿蘇山東側の宮崎県高千穂峡は阿蘇山由来の溶結凝灰岩台地を五ヶ瀬川が侵食した渓谷。北アルプスの穂高岳の山体は約170万年前に、ここにあったカルデラ火山が大爆発した時の溶結凝灰岩からできている。緑色凝灰岩(green tuff、グリーンタフ)中国地方の日本海側から中部・関東・東北地方に広く分布している。新生代第三紀の大規模な海底火山活動に由来すると考えられており、日本列島の根幹をなす岩石のひとつ。輝緑凝灰岩(schalstein)塩基性凝灰岩ともいう。やや変質した鉱物を多く含むために緑色や赤色をしている。礫質凝灰岩火山灰の噴出時や移動・堆積中に取り込まれた他の岩石礫を含むもの。同時に軽石を含むものも多く、また溶結していることもある。
凝灰岩層[編集]

凝灰岩層は他の岩石の層に比べて軟弱で、また充分に固結していない凝灰岩層は地下水を含みやすく、地下水の通り道となって流動的になりやすい。そのため、しばしば地滑りの滑り面となる。 特に日本など凝灰岩層が多く見られる地域では、建物を建てる前にはボーリング調査などによりその土地の地盤の硬さや地滑りの危険などを充分に把握しておく必要がある。

凝灰岩は河川などの侵食に弱いため、さまざまな形に侵食され風光明媚な地形を作ることがある。吹割の滝(群馬県)や鳳来峡(愛知県)などが一例である。

石材としての利用[編集]

凝灰岩は石材としては軽くてやわらかい部類に入る。比較的風化されやすいので細かい細工には向いておらず、塊状や切石の形で用いられることが多い。産地によって特徴があり、一部は「札幌軟石」「大谷石」や「十和田石」など産地名を付した石材名で呼ばれている。
大谷石 - 扱いやすさと耐火性から石塀や石蔵としてよく使用される。
伊豆青石や十和田石 - 大谷石より緻密。濡れても滑りにくいことから温泉の岩風呂に用いられる。
日華石 - 石川県ではよく利用されている。小松市で産出される。

ギャラリー[編集]





凝灰岩の庭石






大谷石(軽石凝灰岩)の岩崖(宇都宮市大谷町・大谷景観公園)






溶結凝灰岩の柱状節理(層雲峡)


脚注[編集]

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1.^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、30頁。ISBN 4-8181-8401-2。

参考文献[編集]
『原色新鉱物岩石検索図鑑』 木股三善・宮野敬編修、北隆館、2003年。ISBN 4-8326-0753-7。
木下亀城・小川留太郎 『岩石鉱物』 保育社〈標準原色図鑑全集〉、1967年。ISBN 4-586-32006-0。

火山砕屑岩

火山砕屑岩(かざんさいせつがん、英: pyroclastic rock)は、火山から噴出された火山砕屑物(火砕物)が堆積してできた岩石。火砕岩(かさいがん)[1]ともいう。現在では堆積岩として扱われることが多いが、マグマを起源とすることから火成岩の一種である火山岩とする場合もある。



目次 [非表示]
1 分類
2 脚注
3 参考文献
4 関連項目
5 外部リンク


分類[編集]

火山砕屑物の種類によっていくつかの種類に分かれるが、それぞれ漸移していて、その境界は人為的なものである。

火山砕屑物と火山砕屑岩の分類


粒径(mm)

火山砕屑物

火山砕屑岩

64 以上 火山岩塊 火山角礫岩(volcanic breccia)
凝灰角礫岩(tuff breccia)
64 -2 火山礫 ラピリストーン(lapillistone)
火山礫凝灰岩(lapilli tuff)
2 以下 火山灰 凝灰岩(tuff)

脚注[編集]

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1.^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、63頁。ISBN 4-8181-8401-2。

参考文献[編集]
天野一男・秋山雅彦 「D-1-3 岩石の分類」『フィールドジオロジー入門』 日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会編、共立出版〈フィールドジオロジー〉、2004年、131-134頁。ISBN 4-320-04681-1。

粘板岩

粘板岩(ねんばんがん、英: slate、スレート)とは、泥岩や頁岩が圧密作用によりスレート劈開[1]を持ったもの。やや変成の進んだ堆積岩の一種。変成岩として扱われることもある。



目次 [非表示]
1 石材としての粘板岩(スレート)
2 色料としての粘板岩(スレート)
3 参考文献
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク


石材としての粘板岩(スレート)[編集]

日本では、古くから良質な粘板岩(または頁岩)を、スレート瓦や塀などの建築材料、硯などの材料として用いている。
雄勝石 - 宮城県石巻市雄勝町(雄勝硯)
那智黒石 - 三重県熊野市
高田硯 - 岡山県真庭市(旧勝山町)
雨畑硯 - 山梨県
赤間硯 - 山口県

色料としての粘板岩(スレート)[編集]

詳細は「灰色」を参照

スレート粉は、類例の乏しい、灰色を呈色する顔料として、認識されている。

参考文献[編集]
都城秋穂・久城育夫 『岩石学II - 岩石の性質と分類』 共立出版〈共立全書〉、1975年。ISBN 4-320-00205-9。
豊遙秋・青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』 保育社、1996年。ISBN 4-586-31040-5。

頁岩

頁岩(けつがん、shale、シェール)は堆積岩の一種。1/16(=0.0625)mm以下の粒子(泥)が水中で水平に堆積したものが脱水・固結してできた岩石のうち、堆積面に沿って薄く層状に割れやすい性質(へき開性)があるもの。「頁」の字は本のページを意味し、この薄く割れる性質から命名された。

泥が堆積してできた岩石のうち、薄く割れる性質を持たないものを泥岩(シルト岩・粘土岩)と呼ぶが、泥岩と頁岩の間に本質的な違いはないので、頁岩は泥岩の一種とする考え方もある。

また、弱い変成作用を受けて硬くなり、やや厚い板状に割れるものを粘板岩(スレート)と呼び区別する。

粘板岩と共に、硯の材料として使用される。



目次 [非表示]
1 頁岩中の化石
2 オイルシェール
3 関連項目
4 参考文献
5 外部リンク


頁岩中の化石[編集]

水中に堆積した泥が元になっているので、生物化石が含まれている場合が多い。古生代カンブリア紀のアノマロカリスなどが見つかったカナダのバージェス頁岩が有名だが、中国の澄江(チェンジャン)(澄江動物群)、グリーンランドのシリウスパセットなどから産出する頁岩からも同時代の化石が発見されている。これらの化石は、頁岩の粒子が細かい(隙間がないため酸素を通さない)という性質のため、埋没した後に生物の遺骸が化石化の過程で腐りにくく、動物(ないし植物)の通常なら化石に残りにくい軟体部、場合によっては内臓まで完璧に保存されていることがある。

オイルシェール[編集]

詳細は「オイルシェール」を参照

頁岩は有機物に富むものが多く、特に有機物が多いものは常圧で触媒を用いず乾留すれば石油を回収することができるので、オイルシェールと呼ばれる。

関連項目[編集]

ウィキメディア・コモンズには、頁岩に関連するカテゴリがあります。
岩石 - 堆積岩 - 砕屑岩 - 泥岩
岩石の一覧
粘板岩

オイルシェール
シェールガス

泥岩

泥岩(でいがん、英: mudstone[1])は、その構成物質の粒の大きさが1⁄16mm以下のもの(泥)でできている堆積岩の一種。海底や湖沼底などに堆積した泥(シルト・粘土)が、脱水固結して岩石となったものである。

主に粘土鉱物からなり、有機物を含むことも多い。



目次 [非表示]
1 いろいろな泥岩
2 脚注
3 参考文献
4 関連項目
5 外部リンク


いろいろな泥岩[編集]

構成されている粒子の大きさにより、さらにシルト岩(しるとがん、siltstone[1])と粘土岩(ねんどがん、claystone[1])に細分できる。

一般に剥離性に乏しく塊状に割れる。特に、剥離(はくり)性を示す場合は頁岩と呼んで区別することが多い。変成作用により、さらに剥離性が発達した粘板岩(スレート)、千枚岩、結晶片岩(片岩)という変成岩になる。

石油地質学(英語版)の分野では、有機物を多く含む泥岩を根源岩(ソースロック)と呼んでいる。

脚注[編集]

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1.^ a b c 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2。

参考文献[編集]
都城秋穂・久城育夫 「22・2 砂岩」『岩石学II - 岩石の性質と分類』 共立出版〈共立全書〉、1975年、151-154頁。ISBN 4-320-00205-9。
黒田吉益・諏訪兼位 「7.1 砕屑堆積岩」『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』 共立出版、1983年、274-277頁。ISBN 4-320-04578-5。

硬砂岩

硬砂岩[1](こうさがん)またはグレーワッケ[2](英: greywacke、graywacke、独: Grauwacke)は砂岩の一種である。一般に「硬く、暗色で、分級に乏しい角ばった石英・長石・小さな岩片が稠密しており、石基が粘土−細砂よりなるもの」として定義される。



目次 [非表示]
1 用語
2 特色
3 形成過程
4 成分
5 分類
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク


用語[編集]

「グレーワッケ」という語は、原語であるドイツ語の"Grauwacke"は「灰色の土質の岩石」という意味を表す。

特色[編集]

硬砂岩は組織の未成熟な堆積岩で、一般的に古生代の地層で発見される。体積比で通常15%以上が砂や礫ほどの大きさに達する大きめの粒子を原材料とした石基を構成する。

形成過程[編集]

かつての一般的な堆積の法則からは、硬砂岩のように礫・砂・泥が混在している状態は説明がつかなかった。しかし混濁流(turbidity currents)やタービダイトが知られるようになり、ようやく硬砂岩の形成過程が説明できるようになった。現在の地質学者は、海底雪崩または強い混濁流によって硬砂岩ができると考えている(「混濁流形成説」)。混濁流によって沈殿物が激しく撹拌(かくはん)されると、その撹拌物は懸濁液を作る。これによって、岩石はさまざまな堆積状況を示すのである。原因となるとなる混濁流は、大陸棚の縁、海溝の底、山脈形成される場所の山麓部で発生する。硬砂岩は、深海起源の黒色頁岩のような岩石とも共存する場合がある。

成分[編集]

硬砂岩はほとんどが灰色、茶色、黄色または黒色のような鈍い色の砂質の岩石で、薄いあるいは厚い岩床中で粘板岩や石灰岩に沿って形成することもある。イギリスのウェールズ・スコットランド南部・イングランドの湖水地方国立公園、アイルランドのロングフォード山塊(Longford Massif)などが好例である。また、ニュージーランドではサザンアルプス山脈の脊梁の主要部分をなしているのがこれである。

それらは非常に多種類の鉱物を含む。主要なものを挙げれば石英、正長石、斜長石、方解石、酸化鉄、石墨、炭素を含有する物質があり、より粗いものを考えれば珪長岩、チャート、粘板岩、片麻岩、結晶片岩類や石英の断片もある。ほかに硬砂岩中に見られる鉱物は、黒雲母、緑泥石、電気石、緑簾石、燐灰石、柘榴石、普通角閃石、普通輝石、チタン石(くさび石)、黄鉄鉱がある。 固化するときの基質はケイ酸塩質または粘土質で、まれにカルシウム質のこともある。

分類[編集]

硬砂岩の形成過程は化石化とは異なるが、硬砂岩と関係する細粒の岩床では有機体(生物体)の遺物が残るのはよくあることである。それらの構成要素となる微粒子は通常、あまり丸くあるいは磨耗しておらず、その岩石は再結晶によりずいぶんと固められていることが往々にしてある。例えば侵入型の二酸化ケイ素の挿入がそうである。硬砂岩の一部分は割れていることがあるが、粘板岩ほどでもない現象である。長石に富む長石質硬砂岩(feldspathic greywacke)や微小な岩石片に富む石質硬砂岩(lithic greywacke)などもある。

しかしながら、そのグループは非常に多様であるため、鉱物学的に特徴付けるのは難しく、岩石学上の分類としてよく確立してきた。これらの特有な複合的な砂の堆積は、シルル紀とカンブリア紀の岩石ではごく頻繁に起きており、中生代や新生代の地層では一般的ではないからである。それらの極めて重要な特徴は、砂質であることと複合的な構成である。変成作用の増加により、硬砂岩は頻繁に雲母質の結晶片岩、塩化物を含む片岩、堆積性片麻岩を通過する。

脚注[編集]

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1.^ 文部省編 『学術用語集 採鉱ヤ金学編』 日本鉱業会、1954年。
2.^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2。

砂岩

砂岩(さがん、英: sandstone[1])は、主に砂が続成作用により固結してできた岩石。堆積岩でもっとも一般的なものの一つ。

砂岩の構成鉱物は石英と長石が主で、これらに既存の堆積岩や変成岩などに由来する岩片(これは鉱物の集合体である)が加わる。炭酸塩粒子を主体とするものは炭酸塩岩に分類され、砂岩には含めない。



目次 [非表示]
1 砂岩の種類
2 貯留岩
3 石材としての砂岩
4 脚注
5 参考文献
6 関連項目
7 外部リンク


砂岩の種類[編集]

基質が10%または15%より少ないものをアレナイト(arenite)、多いものをワッケ(wacke)と呼ぶことがある。
クォーツアレナイト(quartz arenite)
アルコーズ(arkose)
グレーワッケ(graywacke、硬砂岩)
オルソコーツァイト(orthoquartzite、正珪岩)





アルコーズ






グレーワッケ


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貯留岩[編集]

砂岩と炭酸塩岩は石油・天然ガスを貯留する貯留岩(リザーバーロック)の中で最も重要なもので、世界の石油・天然ガスの埋蔵量の9割以上が、これら岩石から発見されている。

石材としての砂岩[編集]


Question book-4.svg
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2012年9月)

以下、産地別に有名な石種と施行事例を挙げる。
インド レッド・サンドストン。三井アーバンホテル(東京都中央区)、花の館(東京都港区)、六本木ヒルズ(美術館。東京都港区)
ホワイト・サンドストン。お茶の水スクエア、帝国ホテル(以上、東京都千代田区)、港区役所麻布支所庁舎(東京都港区)、すみだトリフォニーホール(東京都墨田区)

オーストラリア オーストラリア・サンドストン。ホテル日航東京(外構。東京都港区)

スペイン ピエトラ・アズール。トゥモローランド恵比寿(東京都渋谷区)

アルゼンチン アルゼンチン・ポルフィード。丸の内仲通り(東京都千代田区)。

イギリス バーリントン・スレート。NTT本社ビル(東京都新宿区)、東京国際フォーラム(東京都千代田区)

イタリア ポルフィード。港区役所赤坂支所庁舎(東京都港区)。

ドイツ ソルンフォーヘン。台場アクアシティ(東京都港区)。


脚注[編集]

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1.^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、118頁。ISBN 4-8181-8401-2。

参考文献[編集]
都城秋穂・久城育夫 「22・2 砂岩」『岩石学II - 岩石の性質と分類』 共立出版〈共立全書〉、1975年、151-154頁。ISBN 4-320-00205-9。
黒田吉益・諏訪兼位 「7.1 砕屑堆積岩」『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』 共立出版、1983年、274-277頁。ISBN 4-320-04578-5。

礫岩

礫岩(れきがん、英: conglomerate[1]、コングロメレート[2])は、礫が続成作用により固結してできた岩石。堆積岩(砕屑岩)の一種。



目次 [非表示]
1 礫岩の分類
2 角礫岩 2.1 火山砕屑岩類

3 脚注
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク


礫岩の分類[編集]

含まれる礫の大きさによって、礫岩は以下のように細分化される。
巨礫岩(boulder conglomerate) - 径256mm以上
大礫岩(cobble conglomerate) - 径64mm以上256mm未満
中礫岩(pebble conglomerate) - 径4mm以上64mm未満
細礫岩(granule conglomerate) - 径2mm以上4mm未満

角礫岩[編集]


角礫岩

− 堆積岩 −
角礫岩
苦灰岩質角礫岩(スロバキア産)


構成物

角礫
プロジェクト:地球科学/Portal:地球科学
テンプレートを表示

礫が角張っている場合(角礫)は、角礫岩(かくれきがん、英: breccia[1])と呼び、堆積環境が差別化される。特に石灰岩の角礫を多く含んでいるものを石灰角礫岩ということもある。

火山砕屑岩類[編集]

「火山砕屑岩」を参照
火山角礫岩(volcanic breccia)火山岩塊を多く含む火山砕屑岩。凝灰角礫岩(tuff breccia)火山角礫岩に比べ、火山礫や火山灰を多く含む火山砕屑岩。火道角礫岩(vent breccia)火山の噴火終息直後に、火道内で溶岩の破片や火道周辺の岩石の破片が火山灰とともに固まったもの。角礫の長軸が火道に平行に配列していることが多い。
脚注[編集]

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1.^ a b 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2。
2.^ 礫岩の英語は「conglomerate」であり、また複合企業を意味するコングロマリットも同じ綴りの「conglomerate」であるが、日本では礫岩に関する学術書やそれらの研究者の間では「コングロメレート」と発音されることが多い。

参考文献[編集]
黒田吉益・諏訪兼位 「第7章 堆積岩」『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』 共立出版、1983年、274-280頁。ISBN 4-320-04578-5。
豊遙秋・青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』 保育社、1996年、122頁。ISBN 4-586-31040-5。
「構成粒子の径と砕セツ岩」『理科年表 平成20年』 国立天文台編、丸善、2007年、654頁。ISBN 978-4-621-07902-7。
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