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2014年02月13日

礫岩

礫岩(れきがん、英: conglomerate[1]、コングロメレート[2])は、礫が続成作用により固結してできた岩石。堆積岩(砕屑岩)の一種。



目次 [非表示]
1 礫岩の分類
2 角礫岩 2.1 火山砕屑岩類

3 脚注
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク


礫岩の分類[編集]

含まれる礫の大きさによって、礫岩は以下のように細分化される。
巨礫岩(boulder conglomerate) - 径256mm以上
大礫岩(cobble conglomerate) - 径64mm以上256mm未満
中礫岩(pebble conglomerate) - 径4mm以上64mm未満
細礫岩(granule conglomerate) - 径2mm以上4mm未満

角礫岩[編集]


角礫岩

− 堆積岩 −
角礫岩
苦灰岩質角礫岩(スロバキア産)


構成物

角礫
プロジェクト:地球科学/Portal:地球科学
テンプレートを表示

礫が角張っている場合(角礫)は、角礫岩(かくれきがん、英: breccia[1])と呼び、堆積環境が差別化される。特に石灰岩の角礫を多く含んでいるものを石灰角礫岩ということもある。

火山砕屑岩類[編集]

「火山砕屑岩」を参照
火山角礫岩(volcanic breccia)火山岩塊を多く含む火山砕屑岩。凝灰角礫岩(tuff breccia)火山角礫岩に比べ、火山礫や火山灰を多く含む火山砕屑岩。火道角礫岩(vent breccia)火山の噴火終息直後に、火道内で溶岩の破片や火道周辺の岩石の破片が火山灰とともに固まったもの。角礫の長軸が火道に平行に配列していることが多い。
脚注[編集]

[ヘルプ]

1.^ a b 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2。
2.^ 礫岩の英語は「conglomerate」であり、また複合企業を意味するコングロマリットも同じ綴りの「conglomerate」であるが、日本では礫岩に関する学術書やそれらの研究者の間では「コングロメレート」と発音されることが多い。

参考文献[編集]
黒田吉益・諏訪兼位 「第7章 堆積岩」『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』 共立出版、1983年、274-280頁。ISBN 4-320-04578-5。
豊遙秋・青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』 保育社、1996年、122頁。ISBN 4-586-31040-5。
「構成粒子の径と砕セツ岩」『理科年表 平成20年』 国立天文台編、丸善、2007年、654頁。ISBN 978-4-621-07902-7。
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