島根県益田市にいる従兄弟を訪ねてバイクで走ってきました。
途中、津和野や〇〇温泉とかに寄ってゆっくり走った
つもりでしたが、日帰りのとんぼ返りに350kmという
距離がいけなかったのか、腰が痛くなり背中に板でも
張り付いたような違和感があり翌日の仕事に差し支えそう
なのでマッサージを受けようと思い立ちました。
現在の経済的見地からするとマッサージを受けるような余裕は
ないけれど、この心地悪さからは一刻も早く逃れたいと
いう思いから近くで歩いていけるような場所を選択しました。
「K」という名前のマッサージ屋さんはご夫婦でやって
おられて初回は半額ですと云う。
そう、何回も来れる程の余裕も時間もないのですがと
告げると今日、全身を確認するのでもう一回は来ていただくように
なりますとのこと。
マッサージをする前に気功を掛けますと言われました。
「えっ キ・コ・ウ・・・ですか?」
最初、キ・コ・ウと言われて、それが何か全く分かっていませんでした。
しばらく考えていたら奥様が笑いながら手からパワーを送って
あなたのお体の具合の悪いところを修復するんです・・・と。
それで、ああ時々「ヤアー」と気合を入れたら受けた人の
体が吹っ飛んだりする・・あれかとようやく分かりました。
なにか胡散臭いなと思いながらも、このキ・コ・ウも料金の
中に入っているのか確認すると、これはサービスとのこと。
ご主人が私の正面に座り、奥さんが横に座りお二人で
何やら手をもごもごと動かしています。
流石に笑ったら失礼になると思い、こちらも真剣そうな顔をして
座っていましたら体から汗が急に出てきました。
体の中がなんだか暑いのです。それに奥さんの手のひらが
えらく紅くなって充血しています。
「なんで、奥さんの手が紅くなっているのですか?」
アホな私はすぐに訪ねました。
「あなたの内臓の悪い部分を修復しているのです」と
澄ました顔でおっしゃいます。
「それは脳みそにも効くのですか?」〓
「・・・・・・・・」
こいつ、見たこともないウルトラ馬鹿に違いないと
思われたでしょうね。
ご主人は一心不乱に手をもごもごしています。
「少し、肝臓が悪いですね。でも、これで良くなりましたよ。
今日はお酒が美味しく呑めますよ」
「二日酔いのときは私のところに連絡してください。
気を送りますから・・・」
「え〜〜、私の家は500m位離れていますけど
それでも大丈夫なのですか?」
「連絡があれば気を送ります。すぐに楽になりますよ」とのこと。
まだ、二日酔いになっていないので連絡はしていませんが
気功ってすごいのですね。
汗が急に出てきたり、手が紅くなったり、頼まれてもできない
ことではありませんか?
ちなみにその日に飲んだお酒は美味しかった・・というか
いつも美味しいのですよね
天使にラブソングを
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