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ネイリスト検定!実技試験編

テーブルの上に置いたタイマーを、70分にセットし、そのときを待ちます。

アナウンスで、「試験、1分前です」

アナウンスで「試験を、開始してください」

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いっせいに、手指消毒をするカショカショという音が響いていたと思うのですが、わたしはすでにもう自分のことで頭がいっぱいで、周りの音をあまり聞いていませんでした。
ただ、試験管の一人がわたしの席の斜め前でこっちを見ていたので、たかが消毒なのですがビビリました(笑)。

チヒロ先生が、モデルの指を乱暴に扱うと下手に見える。とおっしゃっていたので、急ぎながらもなるべく丁寧にEちゃんの指を持ちました。

消毒の後は、事前赤塗りを落とします。
焦りすぎているとそれこそ余裕がないみたいに試験管に思われるので、そういった動作もなるべく優雅に。
オフが終了するころは、わたしは周りに比べて早く工程を進んでいました。
Eちゃんも、「ダントツに早かった」と言っていました。

オフの後は、爪をラウンドに整えるファイリングの工程。
ここで、痛恨のミスをしてしまいました。
右手からファイリング始めて、右手が終わった時点で右手のみケアのためにお湯に浸すのですが、それをすっとばして左手のファイリングに移ってしまったのです!

わたしは、ラウンドに整えることしか頭になくて、とにかくファイリングに必死でした。

そのとき、またEちゃんがツンツンとつついて教えてくれたのです。
Eちゃーーーん!こんなダメなわたしでゴメンよぉぉぉぉぉ!
っていうかEちゃんに頼んでよかったよぉぉぉぉぉぉ!!

って考えながら無事ミスを修正。
その場面は、たぶん試験管に見られなかった(はず)。。。

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次はケアの工程。
ニッパーとガーゼでささくれなどを除去します。

後からEちゃんに聞いたところ、この工程で周りに追い抜かれてしまったようです(汗)
まぁ、それまでで時間稼ぎができたから良かったカナと、結果論ですが。。。

ケアを終えた段階で、隣をチラっとだけほんの一瞬覗いたらもうベースコート塗ってたから、いつの間に!!??ってびっくりした笑
まさか隣のひと、工程何かすっとばしたのかしら?なんてことまで考えたけど、そうではなく、わたしが時間かかりすぎてただけみたいです(笑)

ケアが終わる直前、アナウンスで「30分経過しました」とありました。
それまでチラチラタイマーをチェックして、よしよし、時間大丈夫そうやなーって思いながら作業をしていましたが、ケアで時間をだいぶ使ってしまったので、ちょっと焦りだしました。

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残り40分。
次は、カラーです。
まずベースコート。
Eちゃんと呼吸を合わせて、打ち合わせどおりに塗っていきます。
エッジから丁寧に。

その後、カラー一度塗り目。
時間をかけて、丁寧にラインをとっていきます。
少しキューティクル側やサイドにはみ出したりはしたけど、まずまず上手く塗れました。
続いて二度塗り目。
一度塗り目よりポリッシュの量を多く、厚めに塗り、ハケ跡、ツヤに注意しながら色を塗り重ねます。

そして、ライン修正。
後半の工程の中で一番怖かった作業が始まりました。

頭の中は、「お願い!!上手くいって!!」ってことだけ。
慎重にウッドスティックをキューティクルに沿わせます。
結論から言うと、これだけの緊張状態の中でこれ以上望めないくらい上手く出来ました!

ただ、時間が足りなくて、少し指周りに赤が残った状態で次の工程に進むことになり、それは残念でした。

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この時点で、残り13分。
次はアートです。
チヒロ先生のアドバイスどおり、練習に練習を重ねた花の絵を、右手中指に描いていきます。
まず花びら。5枚の花びらをバランスよく描きます。
一つ目の花は上手くいったのですが、2個目の花のバランスがよくなく、4枚花びらになってしまいました。
それでも、色むらに注意して、なんとか最後まで描きました。

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残り3分。
最後はトップコートです。
この時点で隣の人は終わっているっぽく、すげーなぁなんて思いながら最後の工程に入りました。
最後に気をつけること。
それは、アートの上にトップコートを塗ったとき、赤がにじんでひきずってしまわないようにすることです。
右手中指のトップコートを最後に回し、塗る前にいったんハケについた赤を拭い、慎重に、すばやくトップコートを塗りました。
幸い、赤をひきずることなく、きれいに塗れました。

そうこうしているうちに、「残り時間、1分です」のアナウンスが。

最終チェックをしていたそのとき、最後のアクシデントが!!

なんとEちゃんの左手小指とわたしの指があたってカラーがよれてしまったぁぁぁ!

さすがに「あぁ!」ってちょっと声をもらしてしまって(笑)。
かなり焦ったけど、もう赤塗りなおしてる時間もないし(確か「10秒前です」ってアナウンスがあったような気がするけどあまり覚えてません)、仕方なくトップコートだけ塗りなおしました。
今考えるとあんまり意味なかったかもな…。

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試験終了。



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