2012年12月21日
香りのブレンディングA
今日も昨日に引き続き、精油のブレンディングについて、さらに掘り下げて勉強します。
ブレンドする比率
精油には、香りが強いもの、重いもの、軽いもの、やわらかいものと個性豊かな特徴があります。
適切なブレンド比率を守ってこそ効果が最大限引き出されるものです。
と、言いながら昨日正解はないとか配合を半ば無理やり決めちゃったので、反省しつつ、もう一度考え直したいです。
ブレンドファクター
ブレンドファクター(B.F)とは、3種類以上精油をブレンドするときの、精油同士の配合比率のことです。
1〜7くらいの段階でわけられていて、
1〜2→少な目の配合にする
3〜5→中間くらい
6〜7→大め配合にする
香りが重たかったり、強かったり、毒性があるものは1〜2に分類され、配合する滴数は少なめに設定するようにします。
逆に軽めの精油は多めに配合してもOKです。
たとえば、ブレンドファクターが1、3、7の精油をブレンドするときの比率は、総滴数の1:3:7の比率になるように滴数を計算します。
昨日の、ローズマリー、ラベンダー、ゼラニウムで考えてみます。
まず、それぞれのブレンドファクターはこうなります。
ローズマリー : 2 ラベンダー : 6〜7 ゼラニウム : 3
やっぱりローズマリーは強いですね。で、この比率で、もう一度12滴の内訳は、こんな感じになります(あくまで目安)。
ローズマリー : 2滴 ラベンダー : 7滴 ゼラニウム : 3滴 = 合計12滴
はい、かなり、ローズマリーは少なめでよかったのね。。。
この比率だと、ストレスや緊張からくる肩こりに有効なブレンドになりそうです。
肉体的疲労からくる肩こりに有効に作ろうとするなら、血行促進作用や鎮痛作用のある「マージョラム」や「ジュニパー」を、ラベンダーかゼラニウムの代わりにブレンドしてもいいかも。
マージョラムとジュニパーはいずれもブレンドファクターが3〜4なので、ローズマリーより多めに入れても大丈夫です。
ローズマリー : 2滴 マージョラム : 4滴 ラベンダー : 6滴 = 合計12滴
こんな感じかな…。
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香りのノート
精油は、揮発性のある成分です。
揮発とは、空気中に水分が蒸発することですが、精油の揮発度は、その精油によりことなります。
その違いは、分子量の違いです。分子量が小さく軽い成分ほど揮発性が高く、重い成分ほど低くなります。
精油をいくつかブレンドした場合、最初に揮発度の高い成分が蒸発します=香りとして認識されます。やがて揮発の遅い成分が体臭となじみ、残り香として感じられます。
これを、ノートと言います。ノートには大きくわけて、3つあります。
トップ−もっとも揮発が早く、一番最初に感じる。10〜30分ほど持続する。主に柑橘系、草や葉の精油がトップノートに分類される。わたしのおすすめは、オレンジ、ラベンダー、ベルガモット。
ミドル−つけてから30分くらいで香り始め、2時間くらい持続する。香水は、つけてから肌になじむのも2時間前後なので、メインの香りとも言える。花から抽出される精油は、だいたいがミドルノート。わたしのおすすめは、イランイラン、ゼラニウム、ネロリ。
ベース−揮発がもっとも遅く、2時間から半日ほど香りが持続します。精油によっては2〜3日香るものも。香水などを作る際は、持ちをよくするため、ベースノートの精油を保留剤として加えます。ウッディ系の精油や樹脂系の精油はベースノートになります。わたしのおすすめは、フランキンセンス、サンダルウッド、ヒノキ。
だいたいの目安として、トップ : ミドル : ベースを2 : 2 : 1 にします。
香水を手作りする際は、基材10ml に対して精油を20〜40滴が基本です。
20滴として、割合は、トップ8滴 : ミドル 8滴 : ベース4滴 くらいにします。
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ブレンドするときのコツ
精油をブレンドするときは、時間帯や季節も考慮すると、より洗練された配合ができるようになるといいます。
調合には、試香紙(ムエット)を用意しましょう。画用紙を細長く切ったものでOKです。
また、下記のようなことに注意しながら調合します。
●ブレンドは、午前中にするのが良い(頭が冴えているから)
●空腹時と満腹時は避ける(感覚が鈍くなるので)
●排卵日の前後は香りに対して敏感になりすぎるので避ける
●生理中は感覚が鈍くなっているのでやはり避ける
●季節、ムード、室温、湿度によって香りは異なるので、長期的に香りをみて、自分の感覚をつかんでおく
●香りをみるときは目を瞑って何も考えず香りと向き合う
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これだけ色々あると、すっごい難しいそうに思うけど、あまり気負いせず、気楽に直感で選んでみるもの方法のひとつです。
ようは、自分が「これいい!!」って思える香りをつくること。
それには、何度も色々自分で試してみて、経験を積むことが大事。
何事も経験が大事です!
次回は、精油の詳しいプロフィールについて、勉強します。
ブレンドする比率
精油には、香りが強いもの、重いもの、軽いもの、やわらかいものと個性豊かな特徴があります。
適切なブレンド比率を守ってこそ効果が最大限引き出されるものです。
と、言いながら昨日正解はないとか配合を半ば無理やり決めちゃったので、反省しつつ、もう一度考え直したいです。
ブレンドファクター
ブレンドファクター(B.F)とは、3種類以上精油をブレンドするときの、精油同士の配合比率のことです。
1〜7くらいの段階でわけられていて、
1〜2→少な目の配合にする
3〜5→中間くらい
6〜7→大め配合にする
香りが重たかったり、強かったり、毒性があるものは1〜2に分類され、配合する滴数は少なめに設定するようにします。
逆に軽めの精油は多めに配合してもOKです。
たとえば、ブレンドファクターが1、3、7の精油をブレンドするときの比率は、総滴数の1:3:7の比率になるように滴数を計算します。
昨日の、ローズマリー、ラベンダー、ゼラニウムで考えてみます。
まず、それぞれのブレンドファクターはこうなります。
ローズマリー : 2 ラベンダー : 6〜7 ゼラニウム : 3
やっぱりローズマリーは強いですね。で、この比率で、もう一度12滴の内訳は、こんな感じになります(あくまで目安)。
ローズマリー : 2滴 ラベンダー : 7滴 ゼラニウム : 3滴 = 合計12滴
はい、かなり、ローズマリーは少なめでよかったのね。。。
この比率だと、ストレスや緊張からくる肩こりに有効なブレンドになりそうです。
肉体的疲労からくる肩こりに有効に作ろうとするなら、血行促進作用や鎮痛作用のある「マージョラム」や「ジュニパー」を、ラベンダーかゼラニウムの代わりにブレンドしてもいいかも。
マージョラムとジュニパーはいずれもブレンドファクターが3〜4なので、ローズマリーより多めに入れても大丈夫です。
ローズマリー : 2滴 マージョラム : 4滴 ラベンダー : 6滴 = 合計12滴
こんな感じかな…。
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香りのノート
精油は、揮発性のある成分です。
揮発とは、空気中に水分が蒸発することですが、精油の揮発度は、その精油によりことなります。
その違いは、分子量の違いです。分子量が小さく軽い成分ほど揮発性が高く、重い成分ほど低くなります。
精油をいくつかブレンドした場合、最初に揮発度の高い成分が蒸発します=香りとして認識されます。やがて揮発の遅い成分が体臭となじみ、残り香として感じられます。
これを、ノートと言います。ノートには大きくわけて、3つあります。
トップ−もっとも揮発が早く、一番最初に感じる。10〜30分ほど持続する。主に柑橘系、草や葉の精油がトップノートに分類される。わたしのおすすめは、オレンジ、ラベンダー、ベルガモット。
ミドル−つけてから30分くらいで香り始め、2時間くらい持続する。香水は、つけてから肌になじむのも2時間前後なので、メインの香りとも言える。花から抽出される精油は、だいたいがミドルノート。わたしのおすすめは、イランイラン、ゼラニウム、ネロリ。
ベース−揮発がもっとも遅く、2時間から半日ほど香りが持続します。精油によっては2〜3日香るものも。香水などを作る際は、持ちをよくするため、ベースノートの精油を保留剤として加えます。ウッディ系の精油や樹脂系の精油はベースノートになります。わたしのおすすめは、フランキンセンス、サンダルウッド、ヒノキ。
だいたいの目安として、トップ : ミドル : ベースを2 : 2 : 1 にします。
香水を手作りする際は、基材10ml に対して精油を20〜40滴が基本です。
20滴として、割合は、トップ8滴 : ミドル 8滴 : ベース4滴 くらいにします。
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ブレンドするときのコツ
精油をブレンドするときは、時間帯や季節も考慮すると、より洗練された配合ができるようになるといいます。
調合には、試香紙(ムエット)を用意しましょう。画用紙を細長く切ったものでOKです。
また、下記のようなことに注意しながら調合します。
●ブレンドは、午前中にするのが良い(頭が冴えているから)
●空腹時と満腹時は避ける(感覚が鈍くなるので)
●排卵日の前後は香りに対して敏感になりすぎるので避ける
●生理中は感覚が鈍くなっているのでやはり避ける
●季節、ムード、室温、湿度によって香りは異なるので、長期的に香りをみて、自分の感覚をつかんでおく
●香りをみるときは目を瞑って何も考えず香りと向き合う
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これだけ色々あると、すっごい難しいそうに思うけど、あまり気負いせず、気楽に直感で選んでみるもの方法のひとつです。
ようは、自分が「これいい!!」って思える香りをつくること。
それには、何度も色々自分で試してみて、経験を積むことが大事。
何事も経験が大事です!
次回は、精油の詳しいプロフィールについて、勉強します。
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