2012年12月20日
香りのブレンディング @
昨日、希釈濃度の話をしたときにちょっとだけ出てきましたが、今日は、精油をブレンドする、ということについて勉強します。
目的を考えたブレンディング
アロマテラピーを楽しむとき、2種類以上の精油をブレンドすると、相乗効果を期待することができます。また、2つ3つと好きな香りをブレンドすることで、世界にひとつしかないオリジナルの香りを作り出すことができます。
特に精神面に働きかける芳香浴や香水作りのブレンドには、自分が心地いいと感じる香りを選ぶことでリラックス効果が増し、自分らしさを取り戻したり、前向きな気持ちにさせてくれるでしょう。
香りは、脳にダイレクトに届き、良くも悪くも影響力が大きいです。香りと記憶は、セットになっていることがよくあります。香りをかいだだけで過去の記憶がよみがえる、という経験は誰にでもありますよね?それだけ、香りは、わたしたちの生活・人生と密接に関わっています。
ブレンドの考え方
@目的を決める
元も子もない言い方をするならば、何も考えず適当に精油をブレンドをしてみても、それなりの香りは作れます。ですが、自分はこんな効能を求めてる!や、とにかくリラックスしたい!など、アロマテラピーをするからには何かしらの悩みがあると思うので、セラピーをする目的を明確にしてからブレンディングしていきます。さらに、もっと掘り下げて、「どんなときにリラックスしたいのか?」と、背景や原因を考えると、精油を選びやすくなります。
そして、目的に応じて、いくつか候補となる精油をチョイスします。
たとえば、「肩こりを改善したい!」、という場合。
このとき、肩こりの原因を考えてみます。筋肉疲労による肉体的な要因なのか、ストレスや緊張からくる精神的なものが要因なのか、それによってピッタリな精油は変わってきます。もちろん、両方を考慮したブレンドもOKですが、このように、悩みの原因を探ってみると、より自分に合ったブレンドができるでしょう。
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A候補の精油をかいでメインの精油を決める
候補の精油から、さらにブレンドする精油をしぼっていきます。各精油の香りの特徴や効能をみながら、メインの香りを選びます。
さっきの肩こりの場合、
●肉体的な疲労−筋肉弛緩作用や血流促進作用があるローズマリーやレモングラスなど
●緊張やストレス−リラックス効果が高いカモミール・ローマンやネロリ、ゼラニウムなど
が効果的です。
では、今日は肩こりを改善するマッサージオイルを作ると仮定して、「ローズマリー」をメインの精油として選んでみます。
ローズマリー(シオネール)の特徴は下記の通り
●ユーカリのようなすっきりとしたハーバルな香りで、リフレッシュできる
●気持ちが沈みがちでやる気が起きないときやイライラや精神的に疲れているときに効果的
●血流促進作用があり、肩こりや筋肉痛に効果的
●柑橘系やハーバル系の香りと相性が良い
●高濃度の使用は避ける。敏感肌の場合は注意
●妊婦さんへの使用、ホメオパシー療法とは併用しない
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Bメインの精油と作用が似ていたり、作用を補助するするような精油を選ぶ
精油にはそれぞれ、効能のほかに、相性がよい精油が存在します。ブレンドすると、精油同士の効果を高めてくれるような、相乗効果もあります。
ブレンディングをする際は、そういった相性や相乗効果を考慮すれば、よりよいブレンドになります。
基本的に、同じ系統の精油同士は香りの相性が良いです(柑橘系やフローラル系など)。
で、ローズマリーに合う精油ですが、今回の目的は肩こり改善なので、それを考慮して、筋肉弛緩作用が期待できる「ラベンダー」を選んでみます。
ラベンダーは、甘いフローラルな香りの中に、爽やかな酸味が合わさった、リラックス効果の高い精油で、イライラやストレスを日々感じているときに安らぎや落ち着きを与えてくれる精油です。
また、色々香りをテイスティングしてみて、ピンとくる香りを直感で選んでみるのもおすすめです。
精油は、1滴が0.05ml と微量ですが、その影響力は絶大。その1滴で、全体の印象がガラリと変わることもあります。
それが難しいところであり、面白いところでもあるんですね。
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C基材の種類と量、希釈濃度を決めて、実際にブレンディングする
昨日の復習になりますが、用途に応じて、基材と希釈濃度を決定します。
今回はマッサージオイルを作りたいので、基材は植物油を30ml 、部分塗布なので希釈濃度を2%とします。計算すると、精油量は、全体で12滴になります。なので最初は9滴くらいがいいと思います。
で、実際に試験紙に落としてみたら、だいぶローズマリーの香りが強いので、ラベンダーの他に、リラックス系のゼラニウムを加えてみると、フローラルなやさしい香りがあわさって、ちょっと丸くなりました。
それとは別に、ローズマリー・ラベンダーと相性がよいレモングラスを加えてみると、レモングラスの独特のハーバルな香りが若干強くなりました。
なので、ローズマリー4滴、ラベンダー3滴、ゼラニウム2滴くらい??かな。
いえ別に正解ってないのでどんなのでも間違ってはないと思います。
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やっぱり実際ブレンドしてみないとわかんないですね。
しかも長期的に香りをみないと、自分がこの香りが苦手なのか、ただそのとき受け付けなかっただけなのかが判断つかないですもんね。
一番難しいのは、自分のイメージどおりの香りを作ること
プロかそうでないかは、このスキルにかかっていると思いました。
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次回は、ブレンディングAでいきます。
目的を考えたブレンディング
アロマテラピーを楽しむとき、2種類以上の精油をブレンドすると、相乗効果を期待することができます。また、2つ3つと好きな香りをブレンドすることで、世界にひとつしかないオリジナルの香りを作り出すことができます。
特に精神面に働きかける芳香浴や香水作りのブレンドには、自分が心地いいと感じる香りを選ぶことでリラックス効果が増し、自分らしさを取り戻したり、前向きな気持ちにさせてくれるでしょう。
香りは、脳にダイレクトに届き、良くも悪くも影響力が大きいです。香りと記憶は、セットになっていることがよくあります。香りをかいだだけで過去の記憶がよみがえる、という経験は誰にでもありますよね?それだけ、香りは、わたしたちの生活・人生と密接に関わっています。
ブレンドの考え方
@目的を決める
元も子もない言い方をするならば、何も考えず適当に精油をブレンドをしてみても、それなりの香りは作れます。ですが、自分はこんな効能を求めてる!や、とにかくリラックスしたい!など、アロマテラピーをするからには何かしらの悩みがあると思うので、セラピーをする目的を明確にしてからブレンディングしていきます。さらに、もっと掘り下げて、「どんなときにリラックスしたいのか?」と、背景や原因を考えると、精油を選びやすくなります。
そして、目的に応じて、いくつか候補となる精油をチョイスします。
たとえば、「肩こりを改善したい!」、という場合。
このとき、肩こりの原因を考えてみます。筋肉疲労による肉体的な要因なのか、ストレスや緊張からくる精神的なものが要因なのか、それによってピッタリな精油は変わってきます。もちろん、両方を考慮したブレンドもOKですが、このように、悩みの原因を探ってみると、より自分に合ったブレンドができるでしょう。
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A候補の精油をかいでメインの精油を決める
候補の精油から、さらにブレンドする精油をしぼっていきます。各精油の香りの特徴や効能をみながら、メインの香りを選びます。
さっきの肩こりの場合、
●肉体的な疲労−筋肉弛緩作用や血流促進作用があるローズマリーやレモングラスなど
●緊張やストレス−リラックス効果が高いカモミール・ローマンやネロリ、ゼラニウムなど
が効果的です。
では、今日は肩こりを改善するマッサージオイルを作ると仮定して、「ローズマリー」をメインの精油として選んでみます。
ローズマリー(シオネール)の特徴は下記の通り
●ユーカリのようなすっきりとしたハーバルな香りで、リフレッシュできる
●気持ちが沈みがちでやる気が起きないときやイライラや精神的に疲れているときに効果的
●血流促進作用があり、肩こりや筋肉痛に効果的
●柑橘系やハーバル系の香りと相性が良い
●高濃度の使用は避ける。敏感肌の場合は注意
●妊婦さんへの使用、ホメオパシー療法とは併用しない
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Bメインの精油と作用が似ていたり、作用を補助するするような精油を選ぶ
精油にはそれぞれ、効能のほかに、相性がよい精油が存在します。ブレンドすると、精油同士の効果を高めてくれるような、相乗効果もあります。
ブレンディングをする際は、そういった相性や相乗効果を考慮すれば、よりよいブレンドになります。
基本的に、同じ系統の精油同士は香りの相性が良いです(柑橘系やフローラル系など)。
で、ローズマリーに合う精油ですが、今回の目的は肩こり改善なので、それを考慮して、筋肉弛緩作用が期待できる「ラベンダー」を選んでみます。
ラベンダーは、甘いフローラルな香りの中に、爽やかな酸味が合わさった、リラックス効果の高い精油で、イライラやストレスを日々感じているときに安らぎや落ち着きを与えてくれる精油です。
また、色々香りをテイスティングしてみて、ピンとくる香りを直感で選んでみるのもおすすめです。
精油は、1滴が0.05ml と微量ですが、その影響力は絶大。その1滴で、全体の印象がガラリと変わることもあります。
それが難しいところであり、面白いところでもあるんですね。
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C基材の種類と量、希釈濃度を決めて、実際にブレンディングする
昨日の復習になりますが、用途に応じて、基材と希釈濃度を決定します。
今回はマッサージオイルを作りたいので、基材は植物油を30ml 、部分塗布なので希釈濃度を2%とします。計算すると、精油量は、全体で12滴になります。なので最初は9滴くらいがいいと思います。
で、実際に試験紙に落としてみたら、だいぶローズマリーの香りが強いので、ラベンダーの他に、リラックス系のゼラニウムを加えてみると、フローラルなやさしい香りがあわさって、ちょっと丸くなりました。
それとは別に、ローズマリー・ラベンダーと相性がよいレモングラスを加えてみると、レモングラスの独特のハーバルな香りが若干強くなりました。
なので、ローズマリー4滴、ラベンダー3滴、ゼラニウム2滴くらい??かな。
いえ別に正解ってないのでどんなのでも間違ってはないと思います。
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やっぱり実際ブレンドしてみないとわかんないですね。
しかも長期的に香りをみないと、自分がこの香りが苦手なのか、ただそのとき受け付けなかっただけなのかが判断つかないですもんね。
一番難しいのは、自分のイメージどおりの香りを作ること
プロかそうでないかは、このスキルにかかっていると思いました。
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次回は、ブレンディングAでいきます。
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