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精油の希釈濃度の話。

希釈濃度とは

アロマテラピーでは、基材の量に対して精油がどのくらい入っているかを、希釈濃度と言います。
用途や、トリートメントをする際には塗布部分によって、希釈濃度を変えなければなりません。濃度が高すぎると、肌や体に悪影響を及ぼすからです。

たとえばトリートメントをするためにアロマオイルを作るとします。
植物油30ml に30滴の精油を加えたときの希釈濃度は5%です(計算式は後述)。これは、部分的な塗布にはOKですが、全身トリートメントにはNGです(顔にもNGです)。
日本アロマ環境協会では、トリートメントの際の希釈濃度は、1%以下が目安。としています。絶対にこれ以下じゃないと駄目!というわけではありません、あくまで目安
さらに、アロマテラピーの対象者(妊婦さんか、高齢者か、赤ちゃんか、敏感肌のひとか)や、部位などによって、希釈濃度を変更する必要があります。
以下、家庭でトリートメントを行うときの希釈濃度の目安です。

●顔のトリートメント−基材の量の0.1〜1%
●全身のトリートメント−基材の量の1.0〜2.0%
●部分へのトリートメントー基材の量の2.0〜2.5%
●局所への塗布−基材の量の3〜5%

上記に挙げたのは、一般の大人の場合です。子供さんや高齢者の方へは、1/10〜1/2くらいの濃度で行いましょう。
ちなみに、3歳未満の子供さんには、芳香浴以外のアロマテラピーは行いません。また、12・3歳くらいまでは、使用できない精油もあるので注意が必要です。
また高齢者の方の中には、持病によって避けたほうが良い精油もあるのでこちらも注意が必要です。

ちなみに、トリートメント以外の場合の希釈濃度の目安は下記の通りです。

アロマバス−一般的なバスタブ(300〜400l)で、精油6滴以内(レモングラス・ペパーミント・柑橘系の精油は少な目で)。バスソルトを作る際も6滴以内が基本。だいたいは3〜4滴程度。

手浴・足浴−洗面器や足湯専用のバケツに2〜3滴がベスト。15分間お湯の温度を落とさないことがポイントで、冷めてきたら足し湯をしましょう。

化粧水・ローション−通常、希釈濃度は0.5〜1%程度(100ml 基材に10〜20滴くらい)ですが、はじめての場合は0.1〜0.2%くらい(100ml の基材に2〜4滴)からにして、肌の様子をみながら濃度を調節しましょう。

オーデコロン・香水−手作りのコロンや香水は、添加物が入っていない分、市販のものより香りは強くありませんが、数種類の精油を組み合わせることで自分の好みの香りを作ることができます。精油を数種類混ぜ合わせることをブレンディングと言います。
ちなみにオーデコロンの場合、希釈濃度は2〜10%(基材30ml に対して15〜20滴)、香水は15〜25%(基材10mlに対して20〜40滴)です。

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希釈濃度から精油の量を計算する

希釈濃度が決まったら、今度は実際の滴数を計算します。
精油のビンから垂れる1滴は、約0.05ml です。5mlの精油でも、約100滴分あります。
それをふまえて…。


【例題】 50mlの植物油で、希釈濃度2%のアロマオイル作りたいときの精油の滴数は?

考え方@50ml の植物油の2%分にあたる精油量を計算する
 50(ml) × 0.02(2%) = 1(ml)

考え方A1mlの精油が何滴なのかを計算する
 1(ml) ÷ 0.05(ml) = 20(滴) ※1滴を0.05ml として計算

【答え】 50mlの植物油に対し、使用する精油は20滴

となります。

アロマテラピー検定を主催している日本アロマ環境協会のサイトに2級と1級で出題される範囲のミニテストがあって、そこに希釈濃度から滴数を計算する問題もあったので(4択ですが)、たぶん本番の試験にも出るだろうなぁと予想。

ミニテストはこちらから! 日本アロマ環境協会の公式サイトへジャンプします。

割合とかの計算は苦手やけど頑張ろうっと。。。

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まとめ

●アロマテラピーの希釈濃度は、対象者の状態をしっかり把握して決める

です。

アロマオイルとか、クレイとか買って、手作りのアロマグッズを作ってみたくなりました!

次回は、「精油のブレンディングについて」をテーマに勉強します。


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