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2020年06月01日
水槽の寒さ対策
これから夏に入っていく!ということで「アクアリストを悩ます夏の暑さ対策」にて暑さ対策を見直してみたわけですが、「備えあれば患いなし」ということでもっと先の冬に向けても寒さ対策を考えていきます。
冬は虫対策を講じなくて良い関係上、寒さの身を対策すれば良いのでとても気が楽ですね。
寒いと魚が泳いでいる姿を見られなくなる
ほとんどの生き物は、熱をエネルギーとして活動しています。
人間しかり、魚達もある程度の水温があることで活発に活動できます。
冬になって水温が低くなってくるにつれ活動量が低下し、じっとしていることが増えて来るでしょう。
熱帯魚など、温かい水を好む種では最悪の場合全滅もあり得ます。
せっかく愛情込めてお世話している魚達が☆にならないように、暑さ対策と同じくらい寒さ対策も重要になります。
一番早い保温方法はやっぱりこれ
文明の利器に頼ることですね。
夏場の水槽用クーラーと同じく、魚達のために必要な費用をかけてあげることが最もわかりやすい手段ではあります。
ということで、まずは機械使用編として3つ紹介します。
水槽用ヒーターを使用するのが最強ですね。
人間が冬場にストーブを使用するようなものではないでしょうか。
ヒーターを使用する際は、水槽サイズに合ったワット数を選択することも大切です。
目安は下記の通りです。
水槽サイズ ワット数
30cm以下(10L以下) 50W以下
30cm以下(20L以下) 50W~
45cm(40L以下) 100W~
60cm(60L以下) 150W~
70cm(100L程度) 200W~
90cm(150L程度) 300W~
120cm(200L程度) 500W~
アクアリウムメーカー各社がヒーターを出していますが、そのヒーターはおおまかに3種類に分けられます。
①オートヒーター
もともとメーカーに設定された温度を維持するタイプです。
自動で温度を調整してくれるサーモスタットも必要なく、水温感知センサーが内蔵された手軽なヒーターです。
反面、温度が固定されているので、混泳によって「もう少し高い温度がいいな」という魚がいたとしても、水温を変えることができません。
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②温度可変式ヒーター
サーモスタットとヒーターが一体になり、ユーザーが設定した温度を維持してくれるヒーターです。
設定温度が変えられることがメリットですが、一体型であるためにヒーターが壊れただけでサーモスタットも含めた全てを買い替える必要があることです。
ただ、水温感知センサーがヒーター部に内蔵されているので、水槽の中に配線を増やす必要がありません。
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③ヒーターとサーモスタット分離型
サーモスタットとヒーターが別々になったタイプです。
サーモスタットを使用するので、水温の調整が可能です。
2つの器具を購入しなきゃならないため、導入コストは高めです。
しかしセット販売されているものもあり、単純に2つ買うよりは多少安く済ませることが出来ます。
もともと別の器具ですので、片方が壊れても全部を取り換える必要がなく、ヒーターが壊れたらヒーターを、サーモスタットが壊れたらサーモスタットを買い替えれば問題ありません。
デメリットとして、水温感知センサーを水槽内に設置しなければならないので、このセンサー部分が邪魔に感じる場合があります。
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こちらはボトルアクアリウムや小型水槽向けです。
水槽の下にパネルヒーターを敷くことで、水を下から温めることが可能です。
しかしパネルヒーターは水槽用ではないので、水を温める力も弱く温度調整もできません。
水が多ければ水温をほとんどあがりませんし、水が少ないと高温になりすぎることもあります。
少ない水量用の方法ですが、温度の調整はとても難易度が高いと言えるでしょう。
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機械編最後に挙げるのは、エアコンです。
室温を上げることで間接的に水温を上げる方法です。
室温も水温も上げることができるので、人間も快適に過ごすことができます。
しかし、24時間人のいない時間もエアコンを稼働させているとなると光熱費がかかります。
機械を使用しない方法
費用をかけずに保温したい場合は、機械に頼らずに工夫をすることが大切です。
もちろん本来であれば機械を使用して保温した方が生体のためになると思いますので、この方法はあくまで本来低温に強い生体を補助する目的で使用することをおススメします。
水槽ごと保温できる容器に入れてしまう、という方法です。
材質としては段ボール、発泡スチロール等の容器が保温性に優れています。
保温容器に入れた後の処置も数パターンあります。
ホッカイロ型
保温容器と水槽の間にホッカイロを入れる方法です。
保温容器と言えども徐々に熱は放出されてしまうので、別の方法で熱を保たなくてはなりません。
ただ、ホッカイロを使用するときは中の水槽にくっつけないようにした方がいいでしょう。
くっつけてしまうとその部分だけが局所的に熱くなってしまったので、魚が火傷してしまう恐れがあります。
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お湯を入れたペットボトル型
水槽と保温容器の間に、ホッカイロではなくお湯を入れたペットボトルを入れる方法です。
ホッカイロもお湯ペットボトルもそうですが、どちらもいずれは冷えてしまいます。
そうすると保温の意味がありませんので、適度に新しいものと入れ替える必要があります。
湯煎型
ホッカイロやペットボトルではなく、もうお湯を入れてしまおうという方法です。
一番良いのは湯煎のための周りのお湯にヒーターを入れることですが、それならもともと水槽にヒーターを設置してしまえばいいのでは・・・と思います。
ヒーターを入れないのであれば、周りのお湯が冷えてきた時に足し湯、もしくは新しいお湯に変える手間がかかります。
水槽やフィルターに断熱材を巻く方法です。
ですがこれは温度を上げるのではなく、すでにある熱の放出を抑えるものなので、エアコンなどの使用する場合の補助的な方法となるでしょう。
今ではフィルター用の断熱材もあるんですね
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まとめ
今回は冬の保温術を紹介しました。
夏の高温ばかりに気をかけていては、冬の低温に生体がやられてしまうかもしれません。
夏と同じように冬の低水温にも気を付けて、元気な生体を維持しましょう。
↓色々な方のメダカブログが読めます。
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冬は虫対策を講じなくて良い関係上、寒さの身を対策すれば良いのでとても気が楽ですね。
寒いと魚が泳いでいる姿を見られなくなる
ほとんどの生き物は、熱をエネルギーとして活動しています。
人間しかり、魚達もある程度の水温があることで活発に活動できます。
冬になって水温が低くなってくるにつれ活動量が低下し、じっとしていることが増えて来るでしょう。
熱帯魚など、温かい水を好む種では最悪の場合全滅もあり得ます。
せっかく愛情込めてお世話している魚達が☆にならないように、暑さ対策と同じくらい寒さ対策も重要になります。
一番早い保温方法はやっぱりこれ
文明の利器に頼ることですね。
夏場の水槽用クーラーと同じく、魚達のために必要な費用をかけてあげることが最もわかりやすい手段ではあります。
ということで、まずは機械使用編として3つ紹介します。
水槽用ヒーター
水槽用ヒーターを使用するのが最強ですね。
人間が冬場にストーブを使用するようなものではないでしょうか。
ヒーターを使用する際は、水槽サイズに合ったワット数を選択することも大切です。
目安は下記の通りです。
水槽サイズ ワット数
30cm以下(10L以下) 50W以下
30cm以下(20L以下) 50W~
45cm(40L以下) 100W~
60cm(60L以下) 150W~
70cm(100L程度) 200W~
90cm(150L程度) 300W~
120cm(200L程度) 500W~
アクアリウムメーカー各社がヒーターを出していますが、そのヒーターはおおまかに3種類に分けられます。
①オートヒーター
もともとメーカーに設定された温度を維持するタイプです。
自動で温度を調整してくれるサーモスタットも必要なく、水温感知センサーが内蔵された手軽なヒーターです。
反面、温度が固定されているので、混泳によって「もう少し高い温度がいいな」という魚がいたとしても、水温を変えることができません。
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②温度可変式ヒーター
サーモスタットとヒーターが一体になり、ユーザーが設定した温度を維持してくれるヒーターです。
設定温度が変えられることがメリットですが、一体型であるためにヒーターが壊れただけでサーモスタットも含めた全てを買い替える必要があることです。
ただ、水温感知センサーがヒーター部に内蔵されているので、水槽の中に配線を増やす必要がありません。
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③ヒーターとサーモスタット分離型
サーモスタットとヒーターが別々になったタイプです。
サーモスタットを使用するので、水温の調整が可能です。
2つの器具を購入しなきゃならないため、導入コストは高めです。
しかしセット販売されているものもあり、単純に2つ買うよりは多少安く済ませることが出来ます。
もともと別の器具ですので、片方が壊れても全部を取り換える必要がなく、ヒーターが壊れたらヒーターを、サーモスタットが壊れたらサーモスタットを買い替えれば問題ありません。
デメリットとして、水温感知センサーを水槽内に設置しなければならないので、このセンサー部分が邪魔に感じる場合があります。
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パネルヒーター
こちらはボトルアクアリウムや小型水槽向けです。
水槽の下にパネルヒーターを敷くことで、水を下から温めることが可能です。
しかしパネルヒーターは水槽用ではないので、水を温める力も弱く温度調整もできません。
水が多ければ水温をほとんどあがりませんし、水が少ないと高温になりすぎることもあります。
少ない水量用の方法ですが、温度の調整はとても難易度が高いと言えるでしょう。
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エアコン
機械編最後に挙げるのは、エアコンです。
室温を上げることで間接的に水温を上げる方法です。
室温も水温も上げることができるので、人間も快適に過ごすことができます。
しかし、24時間人のいない時間もエアコンを稼働させているとなると光熱費がかかります。
機械を使用しない方法
費用をかけずに保温したい場合は、機械に頼らずに工夫をすることが大切です。
もちろん本来であれば機械を使用して保温した方が生体のためになると思いますので、この方法はあくまで本来低温に強い生体を補助する目的で使用することをおススメします。
保温容器を使用する
水槽ごと保温できる容器に入れてしまう、という方法です。
材質としては段ボール、発泡スチロール等の容器が保温性に優れています。
保温容器に入れた後の処置も数パターンあります。
ホッカイロ型
保温容器と水槽の間にホッカイロを入れる方法です。
保温容器と言えども徐々に熱は放出されてしまうので、別の方法で熱を保たなくてはなりません。
ただ、ホッカイロを使用するときは中の水槽にくっつけないようにした方がいいでしょう。
くっつけてしまうとその部分だけが局所的に熱くなってしまったので、魚が火傷してしまう恐れがあります。
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お湯を入れたペットボトル型
水槽と保温容器の間に、ホッカイロではなくお湯を入れたペットボトルを入れる方法です。
ホッカイロもお湯ペットボトルもそうですが、どちらもいずれは冷えてしまいます。
そうすると保温の意味がありませんので、適度に新しいものと入れ替える必要があります。
湯煎型
ホッカイロやペットボトルではなく、もうお湯を入れてしまおうという方法です。
一番良いのは湯煎のための周りのお湯にヒーターを入れることですが、それならもともと水槽にヒーターを設置してしまえばいいのでは・・・と思います。
ヒーターを入れないのであれば、周りのお湯が冷えてきた時に足し湯、もしくは新しいお湯に変える手間がかかります。
断熱材を巻く
水槽やフィルターに断熱材を巻く方法です。
ですがこれは温度を上げるのではなく、すでにある熱の放出を抑えるものなので、エアコンなどの使用する場合の補助的な方法となるでしょう。
今ではフィルター用の断熱材もあるんですね
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まとめ
今回は冬の保温術を紹介しました。
夏の高温ばかりに気をかけていては、冬の低温に生体がやられてしまうかもしれません。
夏と同じように冬の低水温にも気を付けて、元気な生体を維持しましょう。
合わせて読みたい
↓色々な方のメダカブログが読めます。
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