2020年05月22日
水槽のサイズを選ぶ基準は?
前々回「水槽の材質の話」にて水槽の材質ごとのメリットとデメリットを比べてみました。
今回は水槽の大きさについて、どんな大きさがあるのかと、初心者が選ぶ時のポイントを考えてみました。
水槽サイズの種類
水槽のサイズには大まかに分けて
・規格水槽
・キューブ水槽
・ワイド水槽
・特注水槽
があります。
それぞれの言葉の説明からしていきます。
規格水槽とは、大量生産を目的としてサイズが統一された水槽のことです。
身近なホームセンター等で売っている水槽はほぼ規格水槽でしょう。
●規格水槽サイズ一覧表
水槽サイズ名 サイズ 水量
30cm規格 幅30p×奥行18p×高さ24p 13L
45p規格 幅45p×奥行24p×高さ30p 32L
60cm規格 幅60p×奥行30p×高さ36p 65L
90cm規格 幅90p×奥行45p×高さ45p 182L
120cm規格 幅120p×奥行45p×高さ45p 243L
※このブログにはHTMLで表組が書けないようです。
見づらくてすみません。
以上が規格水槽のサイズ一覧表です。
「〇cm水槽」と言うと、横幅を基準に名前がついていることがわかりますね。
一覧表には水量も載せています。
後ほど説明しますが、水量は魚を飼育するうえでとても大切な要素になります。
水量の計算方法は以下の通り。
幅cm×奥行きcm×高さcm ÷ 1000 =○L
もちろんこれは水槽いっぱいに水を入れた場合となります。
規格水槽を選ぶメリットは
・大量生産用であるので価格が安い
・水槽台を使用する場合、市販の水槽台を使用できる
というものがあります。
デメリットは、決まったサイズでは自分のレイアウトが作れないという方に不向き、と言ったところでしょうか。
キューブ水槽とは、幅も高さも奥行きも同じ長さである立方体の水槽です。
●キューブ水槽サイズ一覧表
水槽サイズ名 サイズ 水量
25cmキューブ 幅25p×奥行25p×高さ25p 16L
30pキューブ 幅30p×奥行30p×高さ30p 27L
45cmキューブ 幅45p×奥行45p×高さ45p 91L
60cmキューブ 幅60p×奥行60p×高さ60p 216L
ワイド水槽
ワイド水槽とは、同じ幅でも規格水槽より大きく、高さと奥行きが統一された水槽です。
●ワイド水槽サイズ一覧表
水槽サイズ名 サイズ 水量
30pワイド 幅30p×奥行24p×高さ24p 17L
45cmワイド 幅45p×奥行30p×高さ30p 40L
60cmワイド 幅60p×奥行45p×高さ45p 121L
特注水槽
特注水槽とは、これまで挙げてきたような定番サイズ以外の水槽をオーダーメイドで製作することです。
例えば水族館で見かけるような円柱型の水槽等が挙げられるでしょう。
オーダーメイドということで幅、高さ、奥行きを注文者の希望通り製作してもらえますが、その分値段は高くなります。
初心者が水槽を選ぶ時のポイント
ここからは個人的に考える、水槽選びのポイントです。
慣れるまでは30cm〜60cm水槽がベスト
やはり初めはあまり大きくなく、そして小さくもない30cm〜60cm水槽から始めるのがアクアリウム成功のもとだと思います。
アクアリウムをこれから始めようとする場合は、やはり少ない数の生体から始めるのが良いと思います。
初めから多くの生体・水草を導入してしまうと、水質に対する知識や苔掃除などが不慣れで、失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。
そして、いきなり120cmのような大きな水槽で始めてしまうことも避けたほうが良いと思います。
私は25cm水槽ですが、2週間に1度の水槽掃除では苔掃除→水替えだけでもまだまだ1時間程度かかります。
水槽が置きくなればなるほどその労力は増えますので、慣れてから水槽を大きくするべきだと考えます。
また、アクアリウムは水量が多いほうが飼育はしやすくなります。
水が多いほど、外気に水温は影響されにくく、水質も変化しづらくなります。
以上から、30cm〜60cm水槽をおススメします。
30cm〜60cm水槽で飼える生体の数は?
では、いざ水槽を決めたとして、どのくらいの生体を飼うことができるのでしょうか。
これはまさに「水量」に比例します。
人間と同じように魚にもパーソナルスペースが必要であるので、魚の大きさによって「1匹あたりに割り振る水量」というのがあります。
一般的な魚として、私も飼育しているメダカを例に挙げます。
メダカ一種類だけで飼育をする場合は「1匹につき1L」、アカヒレなど他の種と混泳させる場合は「1匹につき2L」が目安です。
ですので、30cm規格水槽の水量13Lだと、メダカ1種類なら約13匹が適切ということになります。
もちろん水槽ギリギリまで水を入れない場合や、繁殖による増加を想定する場合はもう少し少ない数のメダカということになるでしょう。
飼育したい生体の数から水槽の大きさを決めるというのもポイントです。
最後は置く場所!
ある意味一番大事かもしれないのが置く場所です。
「飼いたい生体がいっぱいいる」「広い水槽を優雅に眺めたい」などいろいろあると思いますが、そもそも水槽を置く場所が無ければ話になりません。
水槽を選んでから生体を考えるか、生体ありきで水槽の大きさを考えるのか、よく考えてみましょう。
まとめ
今回は水槽の大きさと選び方についてまとめてみました。
私は現在25cmキューブですが、やはり水量が少ないため夏と冬はとても気を遣います。
自分の理想とする水槽を目指し、良いアクアリウムライフを送りましょう。
↓色々な方のメダカブログが読めます。
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今回は水槽の大きさについて、どんな大きさがあるのかと、初心者が選ぶ時のポイントを考えてみました。
水槽サイズの種類
水槽のサイズには大まかに分けて
・規格水槽
・キューブ水槽
・ワイド水槽
・特注水槽
があります。
それぞれの言葉の説明からしていきます。
規格水槽
規格水槽とは、大量生産を目的としてサイズが統一された水槽のことです。
身近なホームセンター等で売っている水槽はほぼ規格水槽でしょう。
【大型】 コトブキ レグラス R-600S 600×300×360『ガラス水槽』 価格:8,400円 |
●規格水槽サイズ一覧表
水槽サイズ名 サイズ 水量
30cm規格 幅30p×奥行18p×高さ24p 13L
45p規格 幅45p×奥行24p×高さ30p 32L
60cm規格 幅60p×奥行30p×高さ36p 65L
90cm規格 幅90p×奥行45p×高さ45p 182L
120cm規格 幅120p×奥行45p×高さ45p 243L
※このブログにはHTMLで表組が書けないようです。
見づらくてすみません。
以上が規格水槽のサイズ一覧表です。
「〇cm水槽」と言うと、横幅を基準に名前がついていることがわかりますね。
一覧表には水量も載せています。
後ほど説明しますが、水量は魚を飼育するうえでとても大切な要素になります。
水量の計算方法は以下の通り。
幅cm×奥行きcm×高さcm ÷ 1000 =○L
もちろんこれは水槽いっぱいに水を入れた場合となります。
規格水槽を選ぶメリットは
・大量生産用であるので価格が安い
・水槽台を使用する場合、市販の水槽台を使用できる
というものがあります。
デメリットは、決まったサイズでは自分のレイアウトが作れないという方に不向き、と言ったところでしょうか。
キューブ水槽
キューブ水槽とは、幅も高さも奥行きも同じ長さである立方体の水槽です。
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●キューブ水槽サイズ一覧表
水槽サイズ名 サイズ 水量
25cmキューブ 幅25p×奥行25p×高さ25p 16L
30pキューブ 幅30p×奥行30p×高さ30p 27L
45cmキューブ 幅45p×奥行45p×高さ45p 91L
60cmキューブ 幅60p×奥行60p×高さ60p 216L
ワイド水槽
ワイド水槽とは、同じ幅でも規格水槽より大きく、高さと奥行きが統一された水槽です。
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●ワイド水槽サイズ一覧表
水槽サイズ名 サイズ 水量
30pワイド 幅30p×奥行24p×高さ24p 17L
45cmワイド 幅45p×奥行30p×高さ30p 40L
60cmワイド 幅60p×奥行45p×高さ45p 121L
特注水槽
特注水槽とは、これまで挙げてきたような定番サイズ以外の水槽をオーダーメイドで製作することです。
例えば水族館で見かけるような円柱型の水槽等が挙げられるでしょう。
オーダーメイドということで幅、高さ、奥行きを注文者の希望通り製作してもらえますが、その分値段は高くなります。
初心者が水槽を選ぶ時のポイント
ここからは個人的に考える、水槽選びのポイントです。
慣れるまでは30cm〜60cm水槽がベスト
やはり初めはあまり大きくなく、そして小さくもない30cm〜60cm水槽から始めるのがアクアリウム成功のもとだと思います。
アクアリウムをこれから始めようとする場合は、やはり少ない数の生体から始めるのが良いと思います。
初めから多くの生体・水草を導入してしまうと、水質に対する知識や苔掃除などが不慣れで、失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。
そして、いきなり120cmのような大きな水槽で始めてしまうことも避けたほうが良いと思います。
私は25cm水槽ですが、2週間に1度の水槽掃除では苔掃除→水替えだけでもまだまだ1時間程度かかります。
水槽が置きくなればなるほどその労力は増えますので、慣れてから水槽を大きくするべきだと考えます。
また、アクアリウムは水量が多いほうが飼育はしやすくなります。
水が多いほど、外気に水温は影響されにくく、水質も変化しづらくなります。
以上から、30cm〜60cm水槽をおススメします。
30cm〜60cm水槽で飼える生体の数は?
では、いざ水槽を決めたとして、どのくらいの生体を飼うことができるのでしょうか。
これはまさに「水量」に比例します。
人間と同じように魚にもパーソナルスペースが必要であるので、魚の大きさによって「1匹あたりに割り振る水量」というのがあります。
一般的な魚として、私も飼育しているメダカを例に挙げます。
メダカ一種類だけで飼育をする場合は「1匹につき1L」、アカヒレなど他の種と混泳させる場合は「1匹につき2L」が目安です。
ですので、30cm規格水槽の水量13Lだと、メダカ1種類なら約13匹が適切ということになります。
もちろん水槽ギリギリまで水を入れない場合や、繁殖による増加を想定する場合はもう少し少ない数のメダカということになるでしょう。
飼育したい生体の数から水槽の大きさを決めるというのもポイントです。
最後は置く場所!
ある意味一番大事かもしれないのが置く場所です。
「飼いたい生体がいっぱいいる」「広い水槽を優雅に眺めたい」などいろいろあると思いますが、そもそも水槽を置く場所が無ければ話になりません。
水槽を選んでから生体を考えるか、生体ありきで水槽の大きさを考えるのか、よく考えてみましょう。
まとめ
今回は水槽の大きさと選び方についてまとめてみました。
私は現在25cmキューブですが、やはり水量が少ないため夏と冬はとても気を遣います。
自分の理想とする水槽を目指し、良いアクアリウムライフを送りましょう。
合わせて読みたい
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