2020年06月08日
エアーポンプ(ぶくぶく)はなぜ必要?
アクアリウムというほどではなくても、小さいころにお祭りで掬ってきた金魚を買うときに「ぶくぶく」という名前の器具を使ったことがあるのではないでしょうか。
水中に空気を送り込んで、気泡がぶくぶくなるところから連想された相性ですが、ちゃんとした名前は「エアレーション」と言います。
エアー、つまり空気を水の中に供給する装置です。
「みんな使っているから」という理由で何となく使っているという方もいるとは思いますが、実は結構重要な役割を担ってるんですよ。
改めてこのエアレーションの効果を見直していきたいと思います。
エアレーションの効果
水中でぶくぶくなっているだけの機会ですが、想像以上に色々な効果があったんです。
一番わかりやすい効果がこの「酸欠防止」です。
水の中に空気を送り込むことで、水槽内の酸素濃度を減少させないようにします。
水槽内の酸素というものは人間でいう空気と同じですので、酸素濃度が低下すると生体も酸欠になって☆になってしまします。
また、学生の頃に理科で習ったと思いますが、植物も呼吸をします。
その呼吸のためには酸素が必要ですので、生体だけでなく水草のためにもなるわけです。
飼育数が多い水槽でも、エアレーションを行うことで酸素については安心できますね。
水槽内に発生する有害物質を生体ろ過によって分解する、その役割を担っているのがバクテリアです。
このろ過バクテリアたちも、活動するためには酸素が必要です。
そのため、エアレーションによって酸素を供給することによって有害物質を分解する手助けを行っているわけです。
その分水がきれいに保たれるということですね。
エアレーションを行うことで水の流れを作ることが出来ます。
水槽内に水が動かない場所である「止水域」ができてしまうと、その部分には酸素が供給されづらくなるなど悪影響が出ます。
それを防ぐためにも水を循環させる必要があり、エアレーションは一役買っているわけです。
ですが生体によっては水流が苦手な子もいますので、その場合は流れの速さを弱めてあげましょう。
ふと水槽を眺めた時、水面に膜のようなものが張っていることはありませんでしたか?
それらは「油膜」と呼ばれ、エサの成分やバクテリアの死骸が集まったものであり、水槽にはあまり有益なものではありません。
先ほどの水流と関連しますが、ぶくぶくによって水面を揺らすことでこの油膜が張るのを防いでくれます。
ぶくぶくの気泡が割れる時に、油膜の成分を水中へと引き込んでくれるからです。
もちろん油膜の成分が消えるわけではないので、水喚えや掃除はちゃんとしましょう。
こちらは人によって賛否あると思いますが、細かい泡が底から上がってくる景色と言うのは幻想的できれいに思います。
こういった演出としてエアレーションを導入している人もいるようです。
しかしエアレーションにはデメリットも
ここまで見てきたようにエアレーションにはさまざまなメリットがあります。
ですがメリットだけというおいしい話はなく、エアレーションにもデメリットはあります。
エアレーションといえば「ぶくぶく」と呼ばれるように、色々音が鳴ります。
エアレーションの振動音、気泡が出る音、気泡が水面で弾ける音など、気になる人はうるさく感じるのではないでしょうか。
エアレーションによって生じた気泡は水面で弾けます。
気泡が弾ける時には水が撥ねますので、水槽外に水が飛び散ったり、照明にかかったりします。
気泡が細かいのであれば水撥ねも少なく済みますが、エアレーションを使うならば水が撥ねるものと思っておくべきです。
特に水槽周りに電源がある場合は要注意です。
水草をよりきれいに成長させるため、二酸化炭素を添加している方もいるでしょう。
そのような方はエアレーションによって二酸化炭素を減らしてしまうでしょう。
エアレーションによって次から次へと酸素が供給されるわけですので、代わりに二酸化炭素が追い出されてしまうのです。
水草水槽の方はよく考えてエアレーションをした方が良いですね。
エアレーションの方法
では、エアレーションを使って酸素を供給する方法を見ていきましょう。
エアストーンというのは「細かい穴が無数に開いたセラミックなどで作られた道具」のことで、無数に空いた穴から気泡が出ます。
細かい気泡がシャワーのように流れる様は芸術的です。
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こちらはフィルターの種類でも触れていますが、各種フィルターによってもエアレーション効果を生み出すことができます。
ろ過もできて酸素も供給できるなんて、一石二鳥ですね。
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エアレーションのタイミング
以上を踏まえて、エアレーションを推奨するのはどんな時かをまとめてみます。
水槽内に生体数が多いと消費する酸素が多くなります。
そのようなときにエアレーションを用いてどんどん酸素を供給できれば、酸欠におびえる心配もありません。
適切な飼育数であっても、酸欠を防ぐために導入するのは良いと思います。
水面に油膜が張るのは見た目としても良いものではありません。
エアレーションを用いて水流を作り、油膜をなくしてきれいな水槽にしましょう。
ろ過バクテリアを活性化させて、有害物質をどんどん分解してもらいましょう。
バクテリアを繁殖させ、うまく付き合っていくことが良いアクアリウムの必須条件です。
照明を消している間、水草は呼吸しています。
酸素が少なければ、生体と水草の呼吸であっという間に酸欠です。
水草が多い水槽の方は、照明を点灯している間は酸素を供給した方が良いでしょう。
水温が高くなればなるほど、酸素は水に溶けづらくなります。
つまり、夏場は酸素が不足しやすいということです。
そういった時に稼働する用として、エアレーション器具をストックしておくのはいかがでしょうか。
まとめ
今回はエアレーションの必要性についてまとめてみました。
過密飼育をしない限り、わざわざエアレーションを稼働しなくても酸欠にはならないと思います。
ですが、生体や水質のことを考えればエアレーションを行うに越したことはありません。
普段は使わないとしても、いざというとき用に一つくらい持っていても良いかもしれませんね。
〇ここから色々な方の観賞魚ブログが読めますよ。
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水中に空気を送り込んで、気泡がぶくぶくなるところから連想された相性ですが、ちゃんとした名前は「エアレーション」と言います。
エアー、つまり空気を水の中に供給する装置です。
「みんな使っているから」という理由で何となく使っているという方もいるとは思いますが、実は結構重要な役割を担ってるんですよ。
改めてこのエアレーションの効果を見直していきたいと思います。
エアレーションの効果
水中でぶくぶくなっているだけの機会ですが、想像以上に色々な効果があったんです。
1.酸素を供給して酸欠を防ぐ
一番わかりやすい効果がこの「酸欠防止」です。
水の中に空気を送り込むことで、水槽内の酸素濃度を減少させないようにします。
水槽内の酸素というものは人間でいう空気と同じですので、酸素濃度が低下すると生体も酸欠になって☆になってしまします。
また、学生の頃に理科で習ったと思いますが、植物も呼吸をします。
その呼吸のためには酸素が必要ですので、生体だけでなく水草のためにもなるわけです。
飼育数が多い水槽でも、エアレーションを行うことで酸素については安心できますね。
2.ろ過バクテリアを活性化させる
水槽内に発生する有害物質を生体ろ過によって分解する、その役割を担っているのがバクテリアです。
このろ過バクテリアたちも、活動するためには酸素が必要です。
そのため、エアレーションによって酸素を供給することによって有害物質を分解する手助けを行っているわけです。
その分水がきれいに保たれるということですね。
3.水流を作る
エアレーションを行うことで水の流れを作ることが出来ます。
水槽内に水が動かない場所である「止水域」ができてしまうと、その部分には酸素が供給されづらくなるなど悪影響が出ます。
それを防ぐためにも水を循環させる必要があり、エアレーションは一役買っているわけです。
ですが生体によっては水流が苦手な子もいますので、その場合は流れの速さを弱めてあげましょう。
4.油膜を防ぐ
ふと水槽を眺めた時、水面に膜のようなものが張っていることはありませんでしたか?
それらは「油膜」と呼ばれ、エサの成分やバクテリアの死骸が集まったものであり、水槽にはあまり有益なものではありません。
先ほどの水流と関連しますが、ぶくぶくによって水面を揺らすことでこの油膜が張るのを防いでくれます。
ぶくぶくの気泡が割れる時に、油膜の成分を水中へと引き込んでくれるからです。
もちろん油膜の成分が消えるわけではないので、水喚えや掃除はちゃんとしましょう。
5.見た目がきれい
こちらは人によって賛否あると思いますが、細かい泡が底から上がってくる景色と言うのは幻想的できれいに思います。
こういった演出としてエアレーションを導入している人もいるようです。
しかしエアレーションにはデメリットも
ここまで見てきたようにエアレーションにはさまざまなメリットがあります。
ですがメリットだけというおいしい話はなく、エアレーションにもデメリットはあります。
1.音がする
エアレーションといえば「ぶくぶく」と呼ばれるように、色々音が鳴ります。
エアレーションの振動音、気泡が出る音、気泡が水面で弾ける音など、気になる人はうるさく感じるのではないでしょうか。
2.水撥ね
エアレーションによって生じた気泡は水面で弾けます。
気泡が弾ける時には水が撥ねますので、水槽外に水が飛び散ったり、照明にかかったりします。
気泡が細かいのであれば水撥ねも少なく済みますが、エアレーションを使うならば水が撥ねるものと思っておくべきです。
特に水槽周りに電源がある場合は要注意です。
3.水槽内の二酸化炭素が減る
水草をよりきれいに成長させるため、二酸化炭素を添加している方もいるでしょう。
そのような方はエアレーションによって二酸化炭素を減らしてしまうでしょう。
エアレーションによって次から次へと酸素が供給されるわけですので、代わりに二酸化炭素が追い出されてしまうのです。
水草水槽の方はよく考えてエアレーションをした方が良いですね。
エアレーションの方法
では、エアレーションを使って酸素を供給する方法を見ていきましょう。
エアストーン
エアストーンというのは「細かい穴が無数に開いたセラミックなどで作られた道具」のことで、無数に空いた穴から気泡が出ます。
細かい気泡がシャワーのように流れる様は芸術的です。
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フィルター
こちらはフィルターの種類でも触れていますが、各種フィルターによってもエアレーション効果を生み出すことができます。
ろ過もできて酸素も供給できるなんて、一石二鳥ですね。
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エアレーションのタイミング
以上を踏まえて、エアレーションを推奨するのはどんな時かをまとめてみます。
飼育数が多い
水槽内に生体数が多いと消費する酸素が多くなります。
そのようなときにエアレーションを用いてどんどん酸素を供給できれば、酸欠におびえる心配もありません。
適切な飼育数であっても、酸欠を防ぐために導入するのは良いと思います。
油膜をなくしたい
水面に油膜が張るのは見た目としても良いものではありません。
エアレーションを用いて水流を作り、油膜をなくしてきれいな水槽にしましょう。
ろ過の強化
ろ過バクテリアを活性化させて、有害物質をどんどん分解してもらいましょう。
バクテリアを繁殖させ、うまく付き合っていくことが良いアクアリウムの必須条件です。
水草水槽の照明消灯時
照明を消している間、水草は呼吸しています。
酸素が少なければ、生体と水草の呼吸であっという間に酸欠です。
水草が多い水槽の方は、照明を点灯している間は酸素を供給した方が良いでしょう。
夏場など、高水温時
水温が高くなればなるほど、酸素は水に溶けづらくなります。
つまり、夏場は酸素が不足しやすいということです。
そういった時に稼働する用として、エアレーション器具をストックしておくのはいかがでしょうか。
まとめ
今回はエアレーションの必要性についてまとめてみました。
過密飼育をしない限り、わざわざエアレーションを稼働しなくても酸欠にはならないと思います。
ですが、生体や水質のことを考えればエアレーションを行うに越したことはありません。
普段は使わないとしても、いざというとき用に一つくらい持っていても良いかもしれませんね。
合わせて読みたい
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