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2022年09月26日

為替介入の効果に疑問

報道されているように、先週の木曜日(22日)に

1ドル=145円台に円安が進行したのを受けて

とうとう政府・日銀は円買い介入に踏み切りました。

ドル売り円買いの為替介入は約24年ぶりのこと。

3兆円規模の介入と言われていますが、一日当たりの

ドル売り円買い介入としては過去最大のようです。

それにより、円相場は1ドル=140円台にまで円高に

振れました。

しかし、このまま円安に歯止めがかかるのか、

疑問に思えてなりませんね。

政府・日銀はこれ以上の円安に対しては断固とした

対応をとると宣言していますが、為替介入だけでは

限界ではないでしょうか。

現に円市場は再び円安に戻り144円台を推移しています。

そもそも、昨今の急激な円安は日米金利差が主な原因と

言われているだけに、日本が金融緩和を続ける限り

米国との金利差は大きくなるばかりで、これではドル買いの

環境は変わらないので、円安圧力は強まるだけですよね。

今回の一段の円安加速も日銀の金融緩和維持宣言を受けての

ことで、米国の金利上昇へのスタンスがはっきりしている

以上、今後も円安基調には変わりはないはずでしょうね。

為替介入では一時しのぎにはなるかもしれないですが、

限界があるはずです。

為替介入で対応するならば、米国との同時介入が

不可欠ではないでしょうか。

しかし、これもそう簡単ではないはずで、金利差を

縮めることが根本問題でしょう。

このことは、政府・日銀がもっとも熟知しているはずです。

しかし、金融緩和を転換出来ない日本経済のジレンマが

背景にあるのは間違いないでしょう。

再三、ブログで指摘していますが、まさしくこれが

アベノミクスの残した「負の遺産」ではないでしょうか。



















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