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2023年05月13日

家計負担は増加の一方で企業の利益は最高益

報道によると、上場企業の23年3月期決算は純利益が

過去最高水準になる見通しのようです。

ちなみに、企業の売上高は前年比で14.2%増、営業利益は

4.2%の増加だそうです。

こんなニュースを聞くと、なんとなく違和感を覚えるのは

私だけでしょうか。

だって、歴史的な円安や資源高によるコスト高を理由に

昨年来の値上げラッシュが繰り返しおこなわれてきたわけで、

これによる家計の負担は増すばかりなのです。

今後も値上げが予定されている有り様ですよ。

ところが、一方では企業の最終的なもうけを示す純利益が

円安などを背景にして過去水準になるなんて、一体どういう

ことなんでしょうか。

消費者の負担は増える一方で、モノを売る企業は値上げで

採算を取るばかりでなく利益を上げているということですよね。

理解し難いことではないでしょうか。

やはり、この社会は企業論理が優先するのでしょうか。

今後も好調が続くと予想する企業が多いなか、その一方で

物価高による国内消費への悪影響が懸念されているようです。

企業の利益が過去最高水準に達しているならば、これからは

家計の負担を減らすように、「値下げラッシュ」に転じることは

ありえないのでしょうか。

企業利益の一部でも家計に還元してもらいたいものですね。


















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