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2022年10月28日

変わりばいしない日銀のスタンスに疑問

報道されているように、日銀は27日〜28日にかけて

行われた会合で今までの大規模な金融緩和を

維持することを決定したようです。

また、今年度の物価上昇の見通しを7月時点の2.3%から

2.9%に引き上げたようです。

なにより、円安に歯止めがかからない状況を前にして

新型コロナの影響から回復していない経済状況を

踏まえ、景気を支えるための金融緩和を維持するとの

判断をしていることについて、はっきり言って

違和感を感じるのです。

長らくの金融緩和政策によって日本経済は景気が

上向いたのかと問いただすならば、答えは「ノー」と

言わざるを得ません。

それをいまだに金融緩和を維持することによって

景気を後ろだてすると固執しているのですが、

虚構な言い訳にしか思えませんね。

また、黒田総裁は会見で今年度の物価上昇を2.9%に

引き上げるという見通しを提示しているのですが、

今の物価高に対して他人事のように無責任な発言としか

思えてなりません。

言うまでもないのですが、昨今の物価高が主として

歴史的な円安によるものというのがはっきりしているにも

かかわらず、円安対応が適切でない日銀の責務に対する

責任感の欠落としか言いようがありませんね。

賃金は上がらず、物価だけがどんどん上がり、国民生活への

負担が増え続けている現実をどう受け止めているのでしょうか。

はっきり言って怒りさえこみ上げてきますよね。

再三言われているように、このままでは円安に歯止めがかからず、

年内にも160円台に進むような勢いです。

為替介入だけでは限界だということは日銀がだれよりも

熟知しているはずです。

円安を容認するということが本音としてあるのではと

疑念をいだいてしまいますね。





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