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2022年06月13日

大波乱の金融市場に思う

昨日の円相場はとうとう1ドル=135円台に突入し、

日経平均株価は800円以上の値下がりで、日本の

金融市場は大波乱になっています。

円安については再三強調しているように、日米金利差が

一層広まるとの観測が出て円売りドル買いが加速した

ことが原因でしょう。

株安はアメリカの5月の消費者物価指数が市場予測を

上回り、中央銀行にあたるFRBが金融引き締めを加速させる

との見方が強まりニューヨーク市場のダウ平均株価が

800ドル以上値下がり、その流れを受けての出来事だと

みられます。

二日連続でニューヨーク株市場では大幅な値下がりを

見せており、その流れを受けて今日の日経平均株価も

500円以上の値下がりになっています。

円相場はこのままいくと、140円〜150円台も想定すべき

だという専門家の見方も出てきています。

やっと政府や日銀関係者は急激な円安を憂慮するという

趣旨の発言をし始めています。

はっきり言って、ちょっと遅すぎたんではないでしょうか。

もうこの段階では、口先だけの介入ではまったく効き目は

ないでしょうね。

黒田総裁もここへ来てようやく、今の円安に対して懸念する

発言をしだしていますが、かといって金融緩和政策を

路線転換する意向はないようです。

このようなことを鑑み、日本の金融市場はまだまだ

波乱含みの展開にならざるを得ないでしょう。

株式市場の乱高下や一層の円安に見舞われて

日本経済は大きな曲がり角に差し掛かっているように

思えてなりませんね。












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