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2022年06月09日

加速する円安に再び思う

「家計の値上げ許容度も高まっている」という

日銀総裁の発言に波紋が広がる中、円相場はついに

1ドル=134円台にまで円安が加速していますね。

今後もアメリカの金利引き上げが予測されているだけに

「金融引き締めを行う状況には全くない」という日銀総裁の

発言が円安を加速させるのは当然だということは誰もが

分かっていることでしょう。

それを敢えて公言する日銀のスタンスが理解に苦しみますね。

円安による輸入物価の値上がりが国内の物価上昇を招いている

のは明白でこれ以上の円安は百害あって一利なしといっても

過言ではないでしょう。
国民の生活に大きな打撃を与えている現実をあまりにも

無視し過ぎではないでしょうか。

円安が国益に利するといった過去の観点では今の日本の

経済を立て直すことは皆無に等しいでしょう。

円安が日本にプラスだという時代はもう終わっているのです。

強い円こそ日本の国益ではないでしょうか。

日銀の黒田総裁は就任以来、2%の安定的な物価上昇の

実現を目指して大規模な金融緩和政策に固執して

きたのですが、その目標は未だ達成しきれずに今日に

至っているのですが、このような金融緩和政策を

正当化しようとする思惑が根底にあるのだろうと

感じてしまいますね。

まさか円安による消費者物価を押し上げることによって

2%目標に導こうとしているのではないでしょうね。

好循環による物価上昇ではなく、外部要因による

「悪い物価上昇」をもって、いかにも目標達成したかの

ように誘導しようとしているのか、疑念が強まりばかりです。

国民の思いとは全くかけ離れている日銀総裁の一連の

発言に怒りを禁じえない思いです。



















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