日経平均株価は800円以上の値下がりで、日本の
金融市場は大波乱になっています。
円安については再三強調しているように、日米金利差が
一層広まるとの観測が出て円売りドル買いが加速した
ことが原因でしょう。
株安はアメリカの5月の消費者物価指数が市場予測を
上回り、中央銀行にあたるFRBが金融引き締めを加速させる
との見方が強まりニューヨーク市場のダウ平均株価が
800ドル以上値下がり、その流れを受けての出来事だと
みられます。
二日連続でニューヨーク株市場では大幅な値下がりを
見せており、その流れを受けて今日の日経平均株価も
500円以上の値下がりになっています。
円相場はこのままいくと、140円〜150円台も想定すべき
だという専門家の見方も出てきています。
やっと政府や日銀関係者は急激な円安を憂慮するという
趣旨の発言をし始めています。
はっきり言って、ちょっと遅すぎたんではないでしょうか。
もうこの段階では、口先だけの介入ではまったく効き目は
ないでしょうね。
黒田総裁もここへ来てようやく、今の円安に対して懸念する
発言をしだしていますが、かといって金融緩和政策を
路線転換する意向はないようです。
このようなことを鑑み、日本の金融市場はまだまだ
波乱含みの展開にならざるを得ないでしょう。
株式市場の乱高下や一層の円安に見舞われて
日本経済は大きな曲がり角に差し掛かっているように
思えてなりませんね。
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