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2022年06月16日

現実味を帯びてきた1ドル=140円台〜150円台

去る14日、1998年10月以来、約23年8か月ぶりに

1ドル=135円台をつけましたが、こうなると

140円台〜150円台も時間の問題かもしれませんね。

翌日の15日にはFRB(米連邦準備制度理事会)が

1994年11月以来、27年ぶりに0.75%の大幅利上げに

踏み切りました。

前週末に発表された5月の消費者物価指数が、前年同月比で

8.6%と約40年ぶりの高水準に至ったことが理由になっている

ようです。

FRBは7月も大幅な利上げを継続する構えを示しており、

再び0.5%〜0.75%の利上げの可能性が大きいと予測されて

います。

こうなると、日米の金利差がさらに広がる可能性が大きく、

円安がさらに進む懸念が高まっています。

日銀の黒田総裁は国会で最近の急速な円安は日本経済に

マイナスであり望ましくないと懸念を示しつつも、

賃金の本格的な上昇を実現するために、金融緩和を粘り強く

続けると述べているのです。

こうなると、金利差が広がるばかりで円安が加速するのは

避けられないでしょうね。

見ていると、どうやら日銀は口先介入はしても、本格的に

利上げに踏み切ることはできないようです。

そう考えた方が現実的かもしれませんね。

そういうことで、今後さらに円安が進行していくとみるのが

正しい判断ではないでしょうか。

問題はどのあたりまで円安が進むのかということですが、

私見では140円台は時間の問題だと思っています。

7月にかけて、一気に一層の円安になるような気がしますね。

物価高による生活苦はますます強まるのではと憂慮せざるを

得ませんね。

政府と日銀の適切な対応を願うばかりです。















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