新規感染者をみると、8月7日の1,605人をピークに
減少傾向が確認できます。
8月22日以降の5日間は1,000人を割っています。
グラフ上でみると右下がりの傾向が確認できます。
しかし、現状をみると必ずしもそうとはまだはっきり
断言できないようです。
新型コロナ対策のための政府の分科会によると、感染状況を
4つのステージに分けて感染状況の6つの指標を出しています。
ステージ1は感染者の散発的発生、
ステージ2は感染者の漸増、
ステージ3は感染者の急増、
ステージ4は爆発的な感染拡大としています。
そしてそれらの指標として
@病床のひっ迫具合、
A10万人あたりの療養者数、
BPCR陽性率、
C15万人あたりの新規報告数、
D直近一週間と先週一週間の比較、
E感染経路不明の割合
などをその指標としているのです。
これらの指標に基づき、現段階をステージ2と判断し、
ステージ3とステージ4の指標に応じて感染状況を
分析しようとしているようです。
例えば、ステージ3の場合は、@が最大確保病床の
占有率が20%以上、A15人以上、B10%以上、C15人以上、
D1を超える、E50%以上と定めています。
これらの指標からすると、8月20日現在、47都道府県の内
レベル3に該当する数は以下のようになります。
@15(31.9%)、A5(10.6%)、B5(10.6%)、
C1(2.1%)、 D21(44.7%)、E15(31.9%)
このように見ると、とりわけ直近一週間と先週一週間の
比率を表す指標(E)は、5割近い都道府県でレベル3に
達しているのです。
沖縄県は6つの指標の内で3つの指標がレベル4、
2つの指標がレベル3に達しています。
県独自の緊急事態宣言を出している理由がわかりますね。
いずれにしても、感染者の数が一時的に減ったことだけをみて
判断するのは早計だということではないでしょうか。
現状を新型コロナ感染の第2波とするならば、今が
大きな山場にさしかかっていることは間違いないでしょう。
これからも危機感をもって、引き続き感染防止に極力
努力すべきではないでしょうか。
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