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2020年07月14日

物議をかもす「Go Toキャンペーン」に思う

先日の7月10日、国土交通省の大臣が会見を開き、当初は8月上旬の

開始を予定していた「Go To キャンペーン」を前倒して、7月22日から

始めることを宣言したのですが、これが今、世間の物議をかもしていますね。

1.7兆円の予算を組んで始めようとするこのキャンペーン。

その目的は新型コロナウイルス感染収束後に日本国内の人の流れを

創り出し、地域の再活性化につなげることにあると言われています。

観光、運輸業、飲食業などを対象に、補助金の支出により需要喚起を

目指す施策だそうです。

とりわけ、今注目されているのが「Go Toトラベルキャンペーン」。

予算約1.1兆円が計上されており、旅行商品の最大半額相当を補助すると

いった施策です。

このキャンペーンを取り巻き、賛否両論の意見対立が目立っているのです。

というのは、それでなくても東京を始め、全国的にコロナ感染が再び

増加してきている最中で、感染対策が注目されているにもかかわらず、

トラベルキャンペーンを推し進めようとする政府の強引な対応について

不安と不満が全国で広がりをみせているのです。

なかでも、随一の人口集中都市である東京においては、緊急事態解除後

感染者が増え続けて、過去最多の感染者を出しており、ここ数日間は

連日の三桁の感染者が出ている状況にあります。

第2波の前ぶれと明言する専門家も出ているくらいに深刻な状況にある

と言えます。

コロナ感染は収束どころか息を吹き返しているのです。

東京都をはじめ全国的に不安と恐怖感が徐々に高まりつつあるこの時に、

このキャンペーンを躊躇なく行う、それも前倒しで進めようとする

行政府のやり方に対して不満が、そして地方の各県や市の自治体から

迷いと危惧する意見が続出しているのも当然ではないでしょうか。

東京発のコロナ感染第2波にもなりかねないのではと、本当に懸念せざるを

得ないですね。

感染再拡大に対する対策は後回しにして、経済再建を優先させようとする

政府のスタンスをあらわにしたこのキャンペーン。

コロナ感染再拡大が人災によるものとならないように、慎重な対応を

願ってやみません。































posted by アプロ君 at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康
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