2017年01月30日
2017.2/1.18:30発表予定ー英国1月製造業PMIの取引シナリオと根拠
2017年2月1日18:30に英国景気指標「製造業PMI」の発表が予定されています。今回の発表は2017年1月分のデータです。
PMIは、(1) 各国同士を同じ基準で比較しやすいこと、(2) 景況感は景気転換の先行指標と考えられること、(3) 製造業の景況感は非製造業のそれより先行性があると考えられること、から重要度・注目度が高いとされています。
また、PMIは企業購買担当者に直接調査して算出されるため、景気実態を正確に反映した先行指標と言われています。これは、製造業の材料・部品調達が数か月先の取引先動向や製品需要から仕入れを行うためです。
英国重要指標全般に言えることですが、他の主要国と比較して反応(値動き)が素直で大きいという特徴があります。FX会社などの経済指標ランク分では、他国と同程度の重要度・注目度に位置づけられることが多いように見受けられます。がしかし、米国指標発表時のUSDJPYの反応と比べると、英国指標発表時のGBPJPYの反応は、1ランク上の大きさになるようです。そのためポジションを持つ場合には注意が必要です。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
前回結果56.1に対し、今回、市場では55.9と、やや悪化の予想となっています。とは言え、いつものことですが、指標の改善/悪化が問題なのではなく、発表結果が市場予想よりも良いか悪いかが問題ですから、お間違いなきように。
前回は発表結果が市場予想を上回り、その結果、直後1分足・直後11分足ともに陽線で反応しています。
指標発表結果に対し最も率直に反応するのは直後1分足跳幅だと言えます。過去24回のデータでは、直後1分足跳幅は平均25pipsの反応でした。反応が大きな指標だと言えるでしょう。ちなみに、調査対象期間中に最も大きく反応したときは110pipsにも達しています。
そして、以下のシナリオで取引に臨みます。その根拠詳細はこちらに記載しています。
シナリオ根拠の要点は次の通りです。
指標発表直後、1分足と11分足とが同じ方向だったことは87%あります。そしてそのとき、10分足終値が1分足終値よりも伸びていたことが61%となっています。ですから1分足で方向を確認してから10分足跳幅を狙ったポジションを持てば良い指標だと言えるでしょう。
平均値で言えば、直後1分足終値と直後11分足跳幅の差は19pipsとなっています。もし狙い通りにならない場合の損切の目安もこの程度だと考えておけば良いでしょう。
事後差異と直後1分足・直後11分足との一致率がそれぞれ96%・78%となっています。発表結果が前回結果や市場予想よりも良くなっていればGBPJPYは「↑」で悪くなっていれば「↓」と、素直な反応をする指標だと言えます。
事後差異がどうなるのかは、前回結果・市場予想の位置が中途半端で予想が難しいと思います。そのため、事後差異と直後1分足との方向一致率が高いものの、この傾向を利用した取引は断念します。安全に、事後差異と直後11分足の方向一致率が高いことに乗った取引だけにします。
以上の調査・分析結果を踏まえ、今回は上記シナリオで取引に臨みます。但し、シナリオ3は期待的中率75%に達していないので、指標発表前1時間のトレンドと直後1分足の方向が一致していた場合のみ、実際にポジションを取るように致します。
以上の根拠詳細はこちらに記載しています。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
PMIは、(1) 各国同士を同じ基準で比較しやすいこと、(2) 景況感は景気転換の先行指標と考えられること、(3) 製造業の景況感は非製造業のそれより先行性があると考えられること、から重要度・注目度が高いとされています。
また、PMIは企業購買担当者に直接調査して算出されるため、景気実態を正確に反映した先行指標と言われています。これは、製造業の材料・部品調達が数か月先の取引先動向や製品需要から仕入れを行うためです。
英国重要指標全般に言えることですが、他の主要国と比較して反応(値動き)が素直で大きいという特徴があります。FX会社などの経済指標ランク分では、他国と同程度の重要度・注目度に位置づけられることが多いように見受けられます。がしかし、米国指標発表時のUSDJPYの反応と比べると、英国指標発表時のGBPJPYの反応は、1ランク上の大きさになるようです。そのためポジションを持つ場合には注意が必要です。
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前回結果56.1に対し、今回、市場では55.9と、やや悪化の予想となっています。とは言え、いつものことですが、指標の改善/悪化が問題なのではなく、発表結果が市場予想よりも良いか悪いかが問題ですから、お間違いなきように。
前回は発表結果が市場予想を上回り、その結果、直後1分足・直後11分足ともに陽線で反応しています。
指標発表結果に対し最も率直に反応するのは直後1分足跳幅だと言えます。過去24回のデータでは、直後1分足跳幅は平均25pipsの反応でした。反応が大きな指標だと言えるでしょう。ちなみに、調査対象期間中に最も大きく反応したときは110pipsにも達しています。
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指標発表直後、1分足と11分足とが同じ方向だったことは87%あります。そしてそのとき、10分足終値が1分足終値よりも伸びていたことが61%となっています。ですから1分足で方向を確認してから10分足跳幅を狙ったポジションを持てば良い指標だと言えるでしょう。
平均値で言えば、直後1分足終値と直後11分足跳幅の差は19pipsとなっています。もし狙い通りにならない場合の損切の目安もこの程度だと考えておけば良いでしょう。
事後差異と直後1分足・直後11分足との一致率がそれぞれ96%・78%となっています。発表結果が前回結果や市場予想よりも良くなっていればGBPJPYは「↑」で悪くなっていれば「↓」と、素直な反応をする指標だと言えます。
事後差異がどうなるのかは、前回結果・市場予想の位置が中途半端で予想が難しいと思います。そのため、事後差異と直後1分足との方向一致率が高いものの、この傾向を利用した取引は断念します。安全に、事後差異と直後11分足の方向一致率が高いことに乗った取引だけにします。
以上の調査・分析結果を踏まえ、今回は上記シナリオで取引に臨みます。但し、シナリオ3は期待的中率75%に達していないので、指標発表前1時間のトレンドと直後1分足の方向が一致していた場合のみ、実際にポジションを取るように致します。
以上の根拠詳細はこちらに記載しています。
以上
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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