2017年01月31日
欧州経済成長「四半期GDP速報値」(2017年2月発表結果記載済)
2017年1月31日19:00に欧州10-12月四半期GDP速報値の発表が予定されています。
今回は、同時にHICP速報値が発表されます。あまり、GDPだけを詳しく調査・分析しても意味ありません。とりあえず、いくつか過去のGDP速報値の調査・分析結果に基づくシナリオを用意しておきますが、ややこしいので取引しないというのも選択肢のひとつです。
省略します。
最初に、本指標の過去及び今回発表情報のうち、既に公開されていることを整理します。以下の調査は2013年1-3月以降先期発表結果までの15回分のデータに基づいています。
前期比・前年比の前回結果0.3・1.6に対し、市場では今回0.4・1.7と、改善予想となっています。
前回は前期比・前年比ともに市場予想通りとなり、その結果、直後1分足は同値・直後11分足は陰線で反応しています。
一般論として、指標発表結果に対し最も率直に反応するのは直後1分足跳幅だと言えます。過去15回のデータでは、直後1分足跳幅は平均5pipsの反応でした。GDP速報値にも関わらず、反応が小さい指標と言えます。ちなみに、調査対象期間中に最も大きく反応したときも15pipsしかありません。
本指標の過去の動きを下図に示します。
欧州指標全体に言えることですが、市場予想がほぼ当たっています。これは先行して各国指標が発表されているためでしょう。
現在は改善傾向が続いています。
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後11分足を下図に示します。
直前1分足と直後11分足には陰線が目立ちます(陰線率がそれぞれ77%・71%)。
省略します。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
指標発表直後、1分足と11分足とが同じ方向だったことは79%あります。がしかし、そのときに11分足終値が1分足終値と同じ方向で伸びていたことは、そのうち36%しかありません。
平均値で言えば、直後1分足終値と直後11分足跳幅の差は7pips、直後11分足終値との差は2pipsとなっています。
つまり、直後1分足と同じ方向に直後11分足が伸びるときには大きく伸びるものの、たいていの場合は直後1分足終値以上に直後11分足終値が伸びないようです。
反応方向を確認してからポジションを取る場合には、気をつけた方が良いでしょう。
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。指標方向とは、市場予想から前回結果を引いた事前差異と、発表結果から市場予想と前回結果を引いた事後差異と、を表します。これらの値がプラスのとき反応がプラス(陽線)となっていれば「方向が一致している」と見なします。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
以上の調査・分析結果の整理は割愛します。
今回はHICP速報値と同時に発表されるため、本指標についてあまり細かく考えても仕方ありません。
今回は以下のシナリオで取引に臨みます。
本指標発表結果及び反応は次の通りでした。
同時発表されたHICP速報値をご参照ください。
同時発表されたHICP速報値をご参照ください。
同時発表されたHICP速報値をご参照ください。
今回は、同時にHICP速報値が発表されます。あまり、GDPだけを詳しく調査・分析しても意味ありません。とりあえず、いくつか過去のGDP速報値の調査・分析結果に基づくシナリオを用意しておきますが、ややこしいので取引しないというのも選択肢のひとつです。
【1. 指標概要】
省略します。
【2. 既出情報】
最初に、本指標の過去及び今回発表情報のうち、既に公開されていることを整理します。以下の調査は2013年1-3月以降先期発表結果までの15回分のデータに基づいています。
前期比・前年比の前回結果0.3・1.6に対し、市場では今回0.4・1.7と、改善予想となっています。
前回は前期比・前年比ともに市場予想通りとなり、その結果、直後1分足は同値・直後11分足は陰線で反応しています。
一般論として、指標発表結果に対し最も率直に反応するのは直後1分足跳幅だと言えます。過去15回のデータでは、直後1分足跳幅は平均5pipsの反応でした。GDP速報値にも関わらず、反応が小さい指標と言えます。ちなみに、調査対象期間中に最も大きく反応したときも15pipsしかありません。
(2-1. 過去情報)
本指標の過去の動きを下図に示します。
欧州指標全体に言えることですが、市場予想がほぼ当たっています。これは先行して各国指標が発表されているためでしょう。
現在は改善傾向が続いています。
(2-2. 過去反応)
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後11分足を下図に示します。
直前1分足と直後11分足には陰線が目立ちます(陰線率がそれぞれ77%・71%)。
(2-3. 関連指標)
省略します。
U. 分析
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
指標発表直後、1分足と11分足とが同じ方向だったことは79%あります。がしかし、そのときに11分足終値が1分足終値と同じ方向で伸びていたことは、そのうち36%しかありません。
平均値で言えば、直後1分足終値と直後11分足跳幅の差は7pips、直後11分足終値との差は2pipsとなっています。
つまり、直後1分足と同じ方向に直後11分足が伸びるときには大きく伸びるものの、たいていの場合は直後1分足終値以上に直後11分足終値が伸びないようです。
反応方向を確認してからポジションを取る場合には、気をつけた方が良いでしょう。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。指標方向とは、市場予想から前回結果を引いた事前差異と、発表結果から市場予想と前回結果を引いた事後差異と、を表します。これらの値がプラスのとき反応がプラス(陽線)となっていれば「方向が一致している」と見なします。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果の整理は割愛します。
今回はHICP速報値と同時に発表されるため、本指標についてあまり細かく考えても仕方ありません。
今回は以下のシナリオで取引に臨みます。
2017.1/31.19:00発表
2017年1月31日22:28追記
【7. 発表結果】
(7-1. 指標結果)
本指標発表結果及び反応は次の通りでした。
(7-2. 取引結果)
同時発表されたHICP速報値をご参照ください。
W. 検証
【8. 調査分析検証】
同時発表されたHICP速報値をご参照ください。
【9. シナリオ検証】
同時発表されたHICP速報値をご参照ください。
以上
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