2017年01月23日
2017.1/25.09:30ー豪州物価指標「四半期消費者物価指数」調査・分析(結果追記済)
2017.1/25.09:30予定ー2017.1/25.08:50に、豪州物価指標「四半期消費者物価指数」の発表が予定されています。今回は2016年10-12月分の発表となります。
最近の発表結果とその反応を下記の調査・分析に基づき検討した結果、以下のシナリオで臨みます。
調査・分析の結論要点は次の通りです。
本指標の意義は、RBA(豪中銀)の金融政策に影響を与える点です。RBAが目標とする消費者物価指数は2〜3%ということが公表されています。
本指標は豪州統計局から四半期ごとの翌月下旬に発表されます。
本指標について既に公開されている情報を整理します。以下の調査・分析は、2013年1-3月分から前回2016年7-9月分までの15回のデータを集計したものです。
本指標の過去の動きを下図に示します。
前回結果・市場予想は、前期比が0.7・0.7、前年比が1.3・1.6となっています。
このブログでは、前期比と前年比それぞれについて、市場予想から前回結果を引いた値を合算した数値を「事前差異」と呼んでいます。下記5項の指標一致性分析の結果を見ると、事前差異がプラスであっても過去15回の反応結果を見る限り、直前10-1分足・直前1分足が陽線となったことは50%・54%です。つまり、本指標は市場予想がどうであれ、発表直前の反応方向はどちらになるかがわかりません。
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後10分足を下図に示します。
ぱっと見でわかる通り、ここ最近3回の指標発表直前の反応は以前に比べて非常に大きくなっています。発表前にポジションを持つ方は十分にご注意ください。
次に、以上の各タイミングでの始値規準ローソク足の跳幅・値幅を下表に纏めておきました。
上表の過去15回発表時の反応平均を見る限り、先述の通り最近の指標発表直前の反応の大きさがわかります。
次に、指標発表結果に応じて最も素直な反応が表れやすい直後1分足の跳幅を見ると、47pipsにも達しています。本指標への反応は非常に大きいことがわかります。
この47pipsを基準にしてみると、過去7回(47%)とほぼ半数が基準以上の反応となっています。但し、基準の2倍に達したことは調査期間中にありません。直後1分足が伸びるのを追いかけるにせよ、90pipsには達せず60pips強に達したことも20%しかないことを頭に入れておくと良いでしょう。
対比分析は割愛します。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
直後1分足値幅と直後10分足の跳幅・値幅の差が、それぞれ16pips・10pipsとなっていました。直後1分足と直後10分足の方向一致率も87%あり、なお且つ、10分足終値が1分足終値よりも大きかったことが80%あります。
つまり、直後1分足終値で方向を確認してから直後10分足跳幅を狙ってポジションを持っても16pips、跳幅を逃して10分足終値までポジションを持っていても10pipsが期待できそうです。
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
まず、直前1分足について、始値・終値が同値だった2回を除いた過去13回のうち10回(77%)が陰線となっています。
次に、直前10-1分足と直後10分足の方向一致率は75%、直後1分足と直後10分足の方向一致率が87%となっています。これは、もし直前10-1分足と直後1分足が同じ方向ならば、直後10分足も同じ方向に反応する確率は96%に達するということです。
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。指標方向とは、市場予想から前回結果を引いた事前差異と、発表結果から市場予想と前回結果を引いた事後差異と、を表します。これらの値がプラスのとき反応がプラス(陽線)となっていれば「方向が一致している」と見なします。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
期待的中率75%に達する特徴は見出せませんでした。
但し、事後差異と直後1分足・直後10分足の方向一致率はともに73%に達しています。ちなみに、事後差異とは、(発表結果ー前回結果)+(発表結果ー市場予想)の値を前期比・前年比それぞれについて求め、(前期比+前年比)を求めた値です。言葉でざっくり言えば、発表結果が前回結果や市場予想よりも改善したか否か、です。
この数値が73%あるということは、本指標が素直に反応しやすいことを表しています。
以上の調査・分析結果に基づき、以下のシナリオで取引に臨みます。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
本指標発表結果及び反応は次の通りでした。
発表結果は市場予想より悪化し、直後反応は「↓」となりました。反応方向としては素直です。
取引できませんでした。
もし取引していたならば、シナリオ1は陰線率80%を根拠にしていたので、数pipsの利確になったと思われます。またシナリオ2は、直後1分足と直後10分足の方向が一致ており、且つ、10分足跳幅が1分足終値よりも21pips大きいので、これもまた利確できたと思われます。
惜しいことをしました。
特に、事前調査・分析内容で見直すべき点はありません。
問題ありません。
最近の発表結果とその反応を下記の調査・分析に基づき検討した結果、以下のシナリオで臨みます。
調査・分析の結論要点は次の通りです。
- 本指標は市場予想がどうであれ、発表直前の反応方向がどちらになるかがわかりません。
- 市場予想とは無関係に直前1分足の陰線率が77%にも達しています。
- 本指標発表直後の反応は過去平均47pipsと非常に大きいため、発表前にポジションを持つことは薦められません。がしかし、直後1分足と直後10分足の方向一致率も87%あり、なお且つ、10分足終値が1分足終値よりも大きかったことが80%あります。つまり、直後1分足終値で方向を確認してから直後10分足跳幅を狙ってポジションを持っても16pips、跳幅を逃して10分足終値までポジションを持っていても10pipsが期待できそうです。
【1. 指標概要】
本指標の意義は、RBA(豪中銀)の金融政策に影響を与える点です。RBAが目標とする消費者物価指数は2〜3%ということが公表されています。
本指標は豪州統計局から四半期ごとの翌月下旬に発表されます。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。以下の調査・分析は、2013年1-3月分から前回2016年7-9月分までの15回のデータを集計したものです。
(2-1. 過去情報)
本指標の過去の動きを下図に示します。
前回結果・市場予想は、前期比が0.7・0.7、前年比が1.3・1.6となっています。
このブログでは、前期比と前年比それぞれについて、市場予想から前回結果を引いた値を合算した数値を「事前差異」と呼んでいます。下記5項の指標一致性分析の結果を見ると、事前差異がプラスであっても過去15回の反応結果を見る限り、直前10-1分足・直前1分足が陽線となったことは50%・54%です。つまり、本指標は市場予想がどうであれ、発表直前の反応方向はどちらになるかがわかりません。
(2-2. 過去反応)
過去の直前10-1分足・同1分足・直後1分足・直後10分足を下図に示します。
ぱっと見でわかる通り、ここ最近3回の指標発表直前の反応は以前に比べて非常に大きくなっています。発表前にポジションを持つ方は十分にご注意ください。
次に、以上の各タイミングでの始値規準ローソク足の跳幅・値幅を下表に纏めておきました。
上表の過去15回発表時の反応平均を見る限り、先述の通り最近の指標発表直前の反応の大きさがわかります。
次に、指標発表結果に応じて最も素直な反応が表れやすい直後1分足の跳幅を見ると、47pipsにも達しています。本指標への反応は非常に大きいことがわかります。
この47pipsを基準にしてみると、過去7回(47%)とほぼ半数が基準以上の反応となっています。但し、基準の2倍に達したことは調査期間中にありません。直後1分足が伸びるのを追いかけるにせよ、90pipsには達せず60pips強に達したことも20%しかないことを頭に入れておくと良いでしょう。
(2-3. 関連指標)
対比分析は割愛します。
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と10分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。また逆に、過去の反応の大きさがわかっていれば、ポジションを持ったときに含損がどの程度になれば損切すれば良いか(もう挽回できそうにないか)がわかります。
直後1分足値幅と直後10分足の跳幅・値幅の差が、それぞれ16pips・10pipsとなっていました。直後1分足と直後10分足の方向一致率も87%あり、なお且つ、10分足終値が1分足終値よりも大きかったことが80%あります。
つまり、直後1分足終値で方向を確認してから直後10分足跳幅を狙ってポジションを持っても16pips、跳幅を逃して10分足終値までポジションを持っていても10pipsが期待できそうです。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
まず、直前1分足について、始値・終値が同値だった2回を除いた過去13回のうち10回(77%)が陰線となっています。
次に、直前10-1分足と直後10分足の方向一致率は75%、直後1分足と直後10分足の方向一致率が87%となっています。これは、もし直前10-1分足と直後1分足が同じ方向ならば、直後10分足も同じ方向に反応する確率は96%に達するということです。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標方向と反応方向に特徴的な偏りがないかを調べ、ポジションが安全に取れそうな傾向がないかを分析します。指標方向とは、市場予想から前回結果を引いた事前差異と、発表結果から市場予想と前回結果を引いた事後差異と、を表します。これらの値がプラスのとき反応がプラス(陽線)となっていれば「方向が一致している」と見なします。
本分析では、過去の指標の発表結果の方向(良否)に特徴的な偏りがないかを調べる指標検証と、発表前後に指標発表の方向とローソク足の向きとの一致に偏りがないかを調べる一致性検証と、を行っています。
期待的中率75%に達する特徴は見出せませんでした。
但し、事後差異と直後1分足・直後10分足の方向一致率はともに73%に達しています。ちなみに、事後差異とは、(発表結果ー前回結果)+(発表結果ー市場予想)の値を前期比・前年比それぞれについて求め、(前期比+前年比)を求めた値です。言葉でざっくり言えば、発表結果が前回結果や市場予想よりも改善したか否か、です。
この数値が73%あるということは、本指標が素直に反応しやすいことを表しています。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき、以下のシナリオで取引に臨みます。
以上
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
2017.01/25.09:30発表
追記:2017.01/25.22:09
【7. 発表結果】
(7-1. 指標結果)
本指標発表結果及び反応は次の通りでした。
発表結果は市場予想より悪化し、直後反応は「↓」となりました。反応方向としては素直です。
(7-2. 取引結果)
取引できませんでした。
もし取引していたならば、シナリオ1は陰線率80%を根拠にしていたので、数pipsの利確になったと思われます。またシナリオ2は、直後1分足と直後10分足の方向が一致ており、且つ、10分足跳幅が1分足終値よりも21pips大きいので、これもまた利確できたと思われます。
惜しいことをしました。
【8. 調査分析検証】
特に、事前調査・分析内容で見直すべき点はありません。
【9. シナリオ検証】
問題ありません。
以上
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