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2018年05月07日
真っ向勝負を挑めない
サラリーマン時代は海外出張が多い仕事をしていました。
韓国によく出張していた頃は、ちょうどサムソンが伸びていた時代でした。20年ぐらい前でしょうか。その前の10年で、サムソンは日米欧企業が敬遠していたロシア・中国向けの電気製品・電子機器の販売で成功していたのです。そのサムソンに、ちょっとした技術的プレゼンの機会があって行ってみると、7人のエンジニアが待ち構えていました。
7人のうち1人は日本語がわかりません、と先方の部長が言いました。だから、英語でプレゼンしてくれませんか、と言うのです。何て連中だ。
でもこちらは3人で来ていました。我々3人のうち2人が英語が喋れません、と答えました。だから日本語で説明させて頂きます、と切り抜けました。
ここで驚くべきことは私の機転についてではありません。当時のサムソンのトップエンジニアたちは、英語や日本語ぐらい両方できて当たり前だったのです。
もちろん、語学力が他の能力を表すとは言えません。それに彼らは当時、韓国語でなく英語や日本語で教科書や論文を読む必要に迫られていたこともあるでしょう。がしかし、それでも仕事で使えるレベルの語学習得には相応の努力が必要です。その後、サムソンが伸びたのは当然のことだったのかも知れませんね。
で、優秀な連中を相手に真っ向勝負を挑むのは得策ではない、がそのときに得た教訓です。
外為市場は、私のような素人だけでなく、資金も情報も経験にも勝るプロたちが多数参加しています。日本との金利差が広がればJPYは売られる、と学んでことを信じていても、実際にはそう単純じゃないようです。理屈通りでなく、プロなりの見識が必要な場面ではプロに勝てません(自分の読みが当たりません)。
生意気を言えば、理屈通りに動かない相場は素人向けではないのです。素人ゆえに大した理屈じゃないにせよ、それでも自分の理屈で戦わないと、その理屈を発展できません。それで、経済指標発表直後に注目し、素人にも理解できる素直な反応が起きる指標はどれだ・いつだ、というのがこのブログです。
理屈通り、といっても70%前後の確率的再現性に過ぎませんが。
損切が大きくなってしまうとか、逆に損切ばかりして利確できないとか、資金に余裕なくポジションを取ってしまうとか、初心者が克服すべき課題は多々あります。
これを克服するには、せいぜい6割や7割の勝率で利益を残すスタイルを身につけるのが早道です。5割程度の勝率、ましてや5割未満の勝率で損小利大の取引で利益を残すなんて難しすぎます。
素人のクセにデータさえ分析すれば6割や7割の勝率を稼げる場面を、経済指標発表前後以外にも探してみましょう。時間がかかるけど。何しろ、同じ場面を過去に遡ってチャートを見つけ出すのが大変なのです。
プロを相手に勝負するのだから、そのぐらいの苦労は仕方ありません。
韓国によく出張していた頃は、ちょうどサムソンが伸びていた時代でした。20年ぐらい前でしょうか。その前の10年で、サムソンは日米欧企業が敬遠していたロシア・中国向けの電気製品・電子機器の販売で成功していたのです。そのサムソンに、ちょっとした技術的プレゼンの機会があって行ってみると、7人のエンジニアが待ち構えていました。
7人のうち1人は日本語がわかりません、と先方の部長が言いました。だから、英語でプレゼンしてくれませんか、と言うのです。何て連中だ。
でもこちらは3人で来ていました。我々3人のうち2人が英語が喋れません、と答えました。だから日本語で説明させて頂きます、と切り抜けました。
ここで驚くべきことは私の機転についてではありません。当時のサムソンのトップエンジニアたちは、英語や日本語ぐらい両方できて当たり前だったのです。
もちろん、語学力が他の能力を表すとは言えません。それに彼らは当時、韓国語でなく英語や日本語で教科書や論文を読む必要に迫られていたこともあるでしょう。がしかし、それでも仕事で使えるレベルの語学習得には相応の努力が必要です。その後、サムソンが伸びたのは当然のことだったのかも知れませんね。
で、優秀な連中を相手に真っ向勝負を挑むのは得策ではない、がそのときに得た教訓です。
外為市場は、私のような素人だけでなく、資金も情報も経験にも勝るプロたちが多数参加しています。日本との金利差が広がればJPYは売られる、と学んでことを信じていても、実際にはそう単純じゃないようです。理屈通りでなく、プロなりの見識が必要な場面ではプロに勝てません(自分の読みが当たりません)。
生意気を言えば、理屈通りに動かない相場は素人向けではないのです。素人ゆえに大した理屈じゃないにせよ、それでも自分の理屈で戦わないと、その理屈を発展できません。それで、経済指標発表直後に注目し、素人にも理解できる素直な反応が起きる指標はどれだ・いつだ、というのがこのブログです。
理屈通り、といっても70%前後の確率的再現性に過ぎませんが。
損切が大きくなってしまうとか、逆に損切ばかりして利確できないとか、資金に余裕なくポジションを取ってしまうとか、初心者が克服すべき課題は多々あります。
これを克服するには、せいぜい6割や7割の勝率で利益を残すスタイルを身につけるのが早道です。5割程度の勝率、ましてや5割未満の勝率で損小利大の取引で利益を残すなんて難しすぎます。
素人のクセにデータさえ分析すれば6割や7割の勝率を稼げる場面を、経済指標発表前後以外にも探してみましょう。時間がかかるけど。何しろ、同じ場面を過去に遡ってチャートを見つけ出すのが大変なのです。
プロを相手に勝負するのだから、そのぐらいの苦労は仕方ありません。
以上
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2018年5月7日〜5月11日の主要経済指標
先週まで2-3週はニュースを読む暇もなかったので、現状把握のため先週までの主要な報道を整理しておきます。
まず、5月3日のFOMC声明の要点は以下の通りでした。
現状について、@ 雇用の伸びが堅調、失業率は低いまま、A 家計支出の伸びは昨年10-12月期に比べて緩やかになったものの、 企業の設備投資は引き続き堅調に伸長、B インフレ率・コアインフレ率はともに+2%に近づき、将来のインフレ率を示唆する指標が急変する兆しはない、との認識が示されました。
今後について、@ 金融政策の運営姿勢の更なる緩やかな調整によって、経済活動が中期的に緩やかなペースで拡大し、労働市場の状況は力強さを維持、A インフレ率は中期的に目標の+2%近辺で推移すると予想、B
経済見通しが上下にブレる可能性は概ね均衡、と見込まれていました。
金融政策について、雇用と物価の状況はFF金利の一段の緩やかな引上が正当化されるとの方針が示される一方、当面のFF金利が長期的に到達すると見込まれる水準を下回って推移する可能性を指摘していました。但し、雇用と物価の状況次第で、FF金利の誘導目標を変更することを申し添えています。
この声明を受け、市場では年内あと2回の利上げ予想が中心となっており、6月利上げとの見方も強まっています。米経済の力強さが続くと予想されているためですが、それだけに6月利上げに否定的なFRB幹部の発言があると、大きくUSDは売られかねません。
5月4日、英国立経済社会研究所(NIESR)は、2018年の英成長率見通しを+1.4%に引き下げました(前回2月発表時は+1.8%)。見通しを引き下げた理由は、1-3月期GDPが+0.1%しかなかったため、だそうです。ちなみに、先月発表されたIMFによる見通しでは+1.6%、 となっていました。
ロイターは、複数の大手行が英中銀の利上げ時期延期に予想を修正した旨、4月28日時点で記事を配信していました。
5月4日、豪中銀が公表した四半期金融政策報告で、年内に成長率が+3.25%に加速し、2019年6月までに+3.5%のピークに達する旨、前回2月の報告内容を踏襲しました。
インフレ率は、2018年中頃までに中銀目標下限の2%に達するものの、2020年6月までは+2.25%に到達しないと予想しています。
今週の主要経済指標の発表予定を示します。
今週は米物価指標が続けて発表されるのと、英中銀(BOE)金融政策が発表されます。米CPIもBOE金融政策も木曜発表予定のため、水曜・木曜は指標を中心にUSDやGBPが動くと思われます。
特にGBPは、先月末の英1-3月期GDPが下振れするまで5月利上げも予想されていただけに、暫く売られると予想されます。
5月7日(月)
注目指標なし
5月8日(火)
09:30 4月集計分豪州小売売上高
5月9日(水)
21:30 4月集計分米国PPI
5月10日(木)
06:00 NZ金融政策
17:30 3月集計分英国鉱工業生産指数・製造業生産指数
20:00 英国金融政策
21:30 4月集計分米国CPI
5月11日(金)
21:30 4月集計分米国輸入物価指数
23:00 5月集計分米国UM消費者信頼感指数速報値
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
ーーー$€¥ーーー
まず、5月3日のFOMC声明の要点は以下の通りでした。
現状について、@ 雇用の伸びが堅調、失業率は低いまま、A 家計支出の伸びは昨年10-12月期に比べて緩やかになったものの、 企業の設備投資は引き続き堅調に伸長、B インフレ率・コアインフレ率はともに+2%に近づき、将来のインフレ率を示唆する指標が急変する兆しはない、との認識が示されました。
今後について、@ 金融政策の運営姿勢の更なる緩やかな調整によって、経済活動が中期的に緩やかなペースで拡大し、労働市場の状況は力強さを維持、A インフレ率は中期的に目標の+2%近辺で推移すると予想、B
経済見通しが上下にブレる可能性は概ね均衡、と見込まれていました。
金融政策について、雇用と物価の状況はFF金利の一段の緩やかな引上が正当化されるとの方針が示される一方、当面のFF金利が長期的に到達すると見込まれる水準を下回って推移する可能性を指摘していました。但し、雇用と物価の状況次第で、FF金利の誘導目標を変更することを申し添えています。
この声明を受け、市場では年内あと2回の利上げ予想が中心となっており、6月利上げとの見方も強まっています。米経済の力強さが続くと予想されているためですが、それだけに6月利上げに否定的なFRB幹部の発言があると、大きくUSDは売られかねません。
5月4日、英国立経済社会研究所(NIESR)は、2018年の英成長率見通しを+1.4%に引き下げました(前回2月発表時は+1.8%)。見通しを引き下げた理由は、1-3月期GDPが+0.1%しかなかったため、だそうです。ちなみに、先月発表されたIMFによる見通しでは+1.6%、 となっていました。
ロイターは、複数の大手行が英中銀の利上げ時期延期に予想を修正した旨、4月28日時点で記事を配信していました。
5月4日、豪中銀が公表した四半期金融政策報告で、年内に成長率が+3.25%に加速し、2019年6月までに+3.5%のピークに達する旨、前回2月の報告内容を踏襲しました。
インフレ率は、2018年中頃までに中銀目標下限の2%に達するものの、2020年6月までは+2.25%に到達しないと予想しています。
ーーー$€¥ーーー
今週の主要経済指標の発表予定を示します。
今週は米物価指標が続けて発表されるのと、英中銀(BOE)金融政策が発表されます。米CPIもBOE金融政策も木曜発表予定のため、水曜・木曜は指標を中心にUSDやGBPが動くと思われます。
特にGBPは、先月末の英1-3月期GDPが下振れするまで5月利上げも予想されていただけに、暫く売られると予想されます。
5月7日(月)
注目指標なし
5月8日(火)
09:30 4月集計分豪州小売売上高
5月9日(水)
21:30 4月集計分米国PPI
5月10日(木)
06:00 NZ金融政策
17:30 3月集計分英国鉱工業生産指数・製造業生産指数
20:00 英国金融政策
21:30 4月集計分米国CPI
5月11日(金)
21:30 4月集計分米国輸入物価指数
23:00 5月集計分米国UM消費者信頼感指数速報値
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
2018年05月03日
投資生活を始めたけれど
大手電機メーカーを早期退職しよう決めてから、準備に3年ぐらいは費やしました。早期退職しても、悠々自適で暮らせるほど金持ちではありません。だから、3つぐらいビジネスを構想し、そのうちのひとつが自営店舗の確保でした。
でも、サラリーマンだった素人が自営業を始めて直ぐに儲かるほど、世間が甘いはずありません。サラリーマンだって長くやっていれば、世の中の厳しさを少しぐらいわかります。
そこで、既存客を持つ店を手に入れて、屋号もそのまま、1000枚以上発行していた会員カードもそのまま、商売を引き継ぐことにしました。
それが1年と少し前のことです。
趣味のFXを本業にすることは考えられませんでした。
投資は、ハイリターンを期待するほどハイリスクになるのが必然です。FXに限らず、投資はよほど長期に亘って分散して行う資金が無い限り、どれほど慎重に行っても安定した収入を得るための仕事としては相対的にハイリスクだと言えます。例えローリスクな方法論で投資を行ってもそれは同じです。だから、FXが楽しいからと言って、それでずーっと暮らしていく自信なんて持てません。
だから、3つのビジネスプランはそれぞれ実業と言える内容でした。そのひとつが店舗確保でした。
実業と言っても、それまでずっとサラリーマンだった私にとっては投資です。1年経ってパートのおばちゃんを雇えるようになったものの、まだまだです。当り前のことですが、自営業で他人を雇えばこっちの収入が減ってしまいます。ざっくり、他人に1万円の日当を払うためには3〜4万円の売上が必要です。
もったいなくて、つい自分で働いてしまいます。こんな状況で、これを実業に投資したと言えるのか、ちょっと微妙です。
ま、健康で商売を続けられるなら、将来の年金減額を心配をしなくて済むことは、現在50代中盤に差し掛かろうという同世代では、ちょっと有利かも知れません。もう一生、お客と嫁さん以外に頭を下げなくて済むこともメリットかも知れません。
でも、サラリーマン時代だって、お客と嫁さんには頭が上がりませんでした。但し、その頃は上司と同僚と部下にも頭を下げていました。謙虚で気が弱い私はいつも頭を下げていたのです。
サラリーマン時代、仕事で大きな失敗をしたときのことです。フロアの向こうから上司が一直線にこちらに向かって来るのを見て、一直線に逃げたものの捕まってしまいました。
ひとしきり怒られた後で、俺はお前のせいで今まで3回も社長に謝った、と上司が言ったのです。今回で4回目だという訳です。
でも長く真面目に働いていれば、失敗だってするものです。だから、申し訳ないのですが2度しか記憶にございません、と反論したらもっと叱られてしまいました。
こんなこともありました。
一緒に呑んだ同僚はべろんべろんに酔っていました。週末に呑みに行くのは、我々世代のサラリーマンの特権でした。いまは自営業なので週末なんて関係ありません。
ともあれ彼はそのとき、もう駄目だ、と言いました。帰りの電車が駅に着く直前のことです。電車がホームに着いてドアが開く寸前に、彼はドアに向かってマーライオンみたいに噴き出すように吐いたのです。ドアの向こうで並んで待っていた人たちが、わぁーと言う口になって一斉に後ろに飛びのいたのが見えました。
ドアが開いたとき彼は小ズルく気絶したので、代わりに私が軽蔑のまなざしの知らない人たちに謝ったのです。
だから、自営業でお客に頭を下げるぐらい、ちっとも苦になりません。
けれども、3月下旬頃から今日まで、休日はゼロでした。4月中旬頃からは朝6時・7時に家を出て、帰宅するのが22時・23時といった状態でした。だから、最近はブログやFXどころじゃなかったのです。好きなFXができないこと(その分析を楽しむ時間がなかったこと)が残念でした。
あーしんど。
帰宅してTVリモコンのスイッチをONするのと同時に、「ぐー」と寝るよーな1か月でした。あのリモコンにそんなスイッチがあるとは知らなかった。
脱サラして投資生活を始めたら、思ったほどFXができない、という話でした。
明日からはお正月以来の3連休です。まずはM君と遊ぼ。
ーーー$€¥ーーー
でも、サラリーマンだった素人が自営業を始めて直ぐに儲かるほど、世間が甘いはずありません。サラリーマンだって長くやっていれば、世の中の厳しさを少しぐらいわかります。
そこで、既存客を持つ店を手に入れて、屋号もそのまま、1000枚以上発行していた会員カードもそのまま、商売を引き継ぐことにしました。
それが1年と少し前のことです。
趣味のFXを本業にすることは考えられませんでした。
投資は、ハイリターンを期待するほどハイリスクになるのが必然です。FXに限らず、投資はよほど長期に亘って分散して行う資金が無い限り、どれほど慎重に行っても安定した収入を得るための仕事としては相対的にハイリスクだと言えます。例えローリスクな方法論で投資を行ってもそれは同じです。だから、FXが楽しいからと言って、それでずーっと暮らしていく自信なんて持てません。
だから、3つのビジネスプランはそれぞれ実業と言える内容でした。そのひとつが店舗確保でした。
実業と言っても、それまでずっとサラリーマンだった私にとっては投資です。1年経ってパートのおばちゃんを雇えるようになったものの、まだまだです。当り前のことですが、自営業で他人を雇えばこっちの収入が減ってしまいます。ざっくり、他人に1万円の日当を払うためには3〜4万円の売上が必要です。
もったいなくて、つい自分で働いてしまいます。こんな状況で、これを実業に投資したと言えるのか、ちょっと微妙です。
ま、健康で商売を続けられるなら、将来の年金減額を心配をしなくて済むことは、現在50代中盤に差し掛かろうという同世代では、ちょっと有利かも知れません。もう一生、お客と嫁さん以外に頭を下げなくて済むこともメリットかも知れません。
でも、サラリーマン時代だって、お客と嫁さんには頭が上がりませんでした。但し、その頃は上司と同僚と部下にも頭を下げていました。謙虚で気が弱い私はいつも頭を下げていたのです。
ーーー$€¥ーーー
サラリーマン時代、仕事で大きな失敗をしたときのことです。フロアの向こうから上司が一直線にこちらに向かって来るのを見て、一直線に逃げたものの捕まってしまいました。
ひとしきり怒られた後で、俺はお前のせいで今まで3回も社長に謝った、と上司が言ったのです。今回で4回目だという訳です。
でも長く真面目に働いていれば、失敗だってするものです。だから、申し訳ないのですが2度しか記憶にございません、と反論したらもっと叱られてしまいました。
こんなこともありました。
一緒に呑んだ同僚はべろんべろんに酔っていました。週末に呑みに行くのは、我々世代のサラリーマンの特権でした。いまは自営業なので週末なんて関係ありません。
ともあれ彼はそのとき、もう駄目だ、と言いました。帰りの電車が駅に着く直前のことです。電車がホームに着いてドアが開く寸前に、彼はドアに向かってマーライオンみたいに噴き出すように吐いたのです。ドアの向こうで並んで待っていた人たちが、わぁーと言う口になって一斉に後ろに飛びのいたのが見えました。
ドアが開いたとき彼は小ズルく気絶したので、代わりに私が軽蔑のまなざしの知らない人たちに謝ったのです。
だから、自営業でお客に頭を下げるぐらい、ちっとも苦になりません。
ーーー$€¥ーーー
けれども、3月下旬頃から今日まで、休日はゼロでした。4月中旬頃からは朝6時・7時に家を出て、帰宅するのが22時・23時といった状態でした。だから、最近はブログやFXどころじゃなかったのです。好きなFXができないこと(その分析を楽しむ時間がなかったこと)が残念でした。
あーしんど。
帰宅してTVリモコンのスイッチをONするのと同時に、「ぐー」と寝るよーな1か月でした。あのリモコンにそんなスイッチがあるとは知らなかった。
脱サラして投資生活を始めたら、思ったほどFXができない、という話でした。
明日からはお正月以来の3連休です。まずはM君と遊ぼ。
以上
2018年04月30日
2018年4月30日〜5月4日の主要経済指標
今週は米国雇用統計の週ですが、最近の反応は30pipsに届かないことが多いようです。それに先立つADPは指標結果の良し悪しの期待的中率が高い指標ですが、残念ながら反応は10pips強しか期待できません。
1日の英国製造業PMIは、独仏が休日のため15時・16時頃からの動きがいつもと異なる可能性があります。
今週の主要経済指標の発表予定を示します。
4月30日(月)
21:30 米国3月集計分PCE
5月1日(火)
17:30 英国4月集計分製造業PMI
23:00 米国4月集計分ISM製造業景況指数
5月2日(水)
21:15 米国4月集計分ADP雇用統計
5月3日(木)
17:30 英国4月集計分サービス業PMI
21:30 米国3月集計分貿易収支
23:00 米国4月集計分ISM非製造業景況指数
5月4日(金)
16:55 独国4月集計分PMI速報値
17:00 欧州4月集計分PMI速報値
21:30 米国4月集計分雇用統計
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
1日の英国製造業PMIは、独仏が休日のため15時・16時頃からの動きがいつもと異なる可能性があります。
ーーー$€¥ーーー
今週の主要経済指標の発表予定を示します。
4月30日(月)
21:30 米国3月集計分PCE
5月1日(火)
17:30 英国4月集計分製造業PMI
23:00 米国4月集計分ISM製造業景況指数
5月2日(水)
21:15 米国4月集計分ADP雇用統計
5月3日(木)
17:30 英国4月集計分サービス業PMI
21:30 米国3月集計分貿易収支
23:00 米国4月集計分ISM非製造業景況指数
5月4日(金)
16:55 独国4月集計分PMI速報値
17:00 欧州4月集計分PMI速報値
21:30 米国4月集計分雇用統計
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
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以上