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2023年11月07日

コラッツ予想(その7)

 さて、生物の進化系統樹が不確実な偶然によって構築されているのと同様に、(これまでに提示されてきた)コラッツの数式のグラフも、数字がただ不確実に羅列しているだけのようにも見えました。

 しかし、そもそもが、こんな進化系統樹のような形のグラフを書いてしまうのは、「コラッツの数式で計算した整数は、最後は1になる」という命題を出発点にしていたからだったとも言えます。
 あるいは、見方を変えれば、コラッツの数式は、全く違う形のグラフにも書き直せるのではないのでしょうか。

 そこで、私は、逆を考えてみる事にしました。
「コラッツの数式で計算した整数は、全て、最後は1になる」
 という事は、言い換えれば、
「コラッツの数式を経由する事によって、全ての整数は繋がっている」
 という意味にもなります。つまり、
「コラッツの数式をグラフにした時、そのグラフ内に、全ての整数を組み込む事ができる」のであれば、
 それは、
「コラッツの数式で計算した整数は、全て、最後は1になる」
 の証明にもなるはずなのであります。これこそは、まさに、コラッツ予想の解決です。

 残念ながら、現時点の進化系統樹のようなグラフでは、とても、その中に全ての整数が組み込まれているかどうかは確認できません。だからこそ、新しい形のグラフが必要となるのです。

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