![51j3Qz6BL3L._SY344_BO1,204,203,200_.jpg](/anu/file/51j3Qz6BL3L._SY344_BO12C2042C2032C200_-thumbnail2.jpg)
HGウェルズの邦訳単行本としては、この「冬眠200年」(偕成社)だけが、ジュブナイル版しか発売されておらず、これまでは買うのを躊躇していたのですが、この度、他にもジュブナイル単行本(「超世界への旅」)を買った事を機に、思い切って購入してみました。
いや、読んどいて良かったです。また一つ、ウェルズの素晴らしいヒューマニズム精神に触れる事ができました。それだけではなく、のちの未来都市SFの定番アイテムである都市天井ドームや動く歩道なども、ウェルズが最初に採用したものだった事を知り、目からウロコでした。
「宇宙戦争」や「タイムマシン」などと比べると、やや地味な内容に感じられる為、日本では超マイナーな、この 「冬眠200年」(原題「眠れるお方が目覚めた時」)ですが、そもそもはウェルズの初期長編の一つであり、きちんとした大人向けの単行本・文庫の邦訳が発行されていないと言うのは、本当に残念な次第です。
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