アニメ偉言

れいか「でも…留学したらプリキュアが」

れいかがイギリス留学することになった。
36話でイギリスからの交換留学生ブライアンが来たのはちょっとした伏線だったのか。
ただし、ブライアンが3週間の日本滞在だったのに対し、れいかは1年の長期になる。
その間、プリキュアとしての活動ができなくなると心配するれいか。

まあ、留学するにせよしないにせよ、留学開始予定の1ヶ月後までには
バッドエンド王国との決着は大方つくことになるはずなんだけどね。
来年2月には「ドキドキ! プリキュア」という新シリーズが控えているわけで…



れいかの祖父「寄り道、脇道、回り道。道とは様々だ」

この台詞と、ゲームのセーブデータが宝物という台詞が自分の中で結びついた。

ストーリーのあるゲームは大体、本筋（メイン）と寄り道（サブ）に大別されるけど、
自由度が高くてその区別がないゲームってのも最近では結構多そうだ。

何をもって本筋、寄り道とするかは人それぞれ。
信念を持って進める道を歩んでいけたらそれに越したことはないけど、
歩いた後に道ができるとも、れいか自身が言ってるよね。

人生には地図も道もない。
迷ってもいいから、とにかく進むことが大事なのだと。

しかし、れいかは進むのを戸惑っていた。
プリキュアとしてではなくても、一緒にいたい友達ができたから。
留学すれば、そんな大事な友達と離れ離れになってしまう。

ジョーカー「留学決定おめでとうございます〓」

どういう魂胆か、ジョーカーはれいかに祝福を送る。
どうやらプリキュアの一人が勝手に消えてくれるのが嬉しいようだ。
おだててれいかの迷いを吹っ切ってやろうとでもしたのだろうか。
当然れいかは口車には乗らず、キュアビューティとしてジョーカーに戦いを挑むが…



ジョーカー「いいでしょう。引退試合です」

ジョーカー「任期満了、円満卒業。
あなたはもう、プリキュアではない」

ジョーカーは留学と友情に迷い戸惑うビューティの心の隙を突いて来た。
変身解除で元の姿に戻ってしまうれいか。
制服姿だけど、何というか、心まで裸にされたかのようだ。
ハッピーたちが駆けつけてくるが、醜態を見せるように恥じ入るれいか。

みんなに合わせる顔がない。
穴があったら入りたいという心境なのだろう。

ハッピー「友達がいなくなるのに、
笑えるわけないじゃない!」

だが、迷っていたのはれいかだけではなかった。
れいかを送り出そうとするみゆきたちもまた、迷い、苦しんでいた。
ハッピーが涙とともに振り絞った本音に、れいかも涙をもって応える。

そして訪れた変化。

ビューティ「私の名前は青木れいか。
またの名を、キュアビューティ!」

ジョーカー「な、なんじゃそりゃあ!?」

迷いを克服する方法として、「両方選ぶ」という心構えがある。
何も捨てないという気概が、さらなる前進力を生み出すのだ。
聖闘士星矢Ωでウルフ栄斗の到達した境地と同じだね。
忍者であり聖闘士であるという、両立を志した栄斗。

ビューティ「寄り道、脇道、回り道。しかしそれらも全て道!」

一段上の気構えを持ったれいかはビューティに再変身。
（ロイヤルクロックの支援もあって）単独で限りなくプリンセスフォームに近い力を発揮!
バージョンアップした新必殺技ビューティブリザード・アローでジョーカーを成敗だ。
仮面ライダーウィザードのウォータードラゴン登場にもちょっと重なるイメージだ。

ラストはみんな揃ってプリンセスフォームでとどめ。
れいかは留学を断り、みんなとともに歩む今を大切しようと考えたのだった。

ありゃ、結局は留学やめちゃったのね。
でもまあ、留学を諦めたとか捨てたとかいうのじゃなくて、
自分でよりよい道を模索した結果ということで。

スポンサード リンク