アニメ偉言

ワンピースとトリコDVDを見て、ここでも紹介してみる。

トリコ×ワンピース コラボスペシャル完全版(初回限定版) [DVD]
昨年放送された、ルフィたちとトリコの最初の冒険「完全版」と、
今年放送された新たな冒険のストーリーを一挙収録! !

[収録内容]
#1(トリコ)上陸、グルメの島! 美食屋トリコ現る!
#492(ワンピ)動き出す海賊たち! 驚天動地の新世界
#51(トリコ)再会トリコとルフィ! 海鮮の実を探せ!
#542(ワンピ)チーム結成! チョッパーを救え

トリコ「―ってことで、
早速サンサングラミー食おうぜ」

―ってことで今週のトリコ。
サンサングラミーはビックリアップルとはまた違った怖がり屋。
というか恐怖を知らないために、ちょっとの刺激だけで死んでしまう。
そんな魚を、小松はどうやって捕まえることができたのか…?


トリコ「強い光だが眩しくない。
まるで優しい朝焼けみたいだ」

トリコ「生き物の発光は、
熱をほとんど出さないからな。
だから、冷たい光…
冷光（れいこう）と呼ばれているんだ。
蛍の光と同じだな」

サンサングラミーはノッキング（気絶）されていた。
小松にノッキング技術があった訳ではない。
食材の声に導かれ、直観的にやってのけたのだ。
小松の料理人としての経験に裏打ちされた直観。
トリコやサニーにも劣らない素晴らしい能力だ。

トリコ「蛙は仰向けにして
腹を撫でると静かになるというが、
同じような効果がサンサングラミーにも
あったのかもしれねえな」

トリコ「これはオレイン酸のような、
不飽和脂肪酸のニオイ。
良質のオリーブオイルみたいだ」

天然の濾過装置たるモルス山脈で濾し取られた栄養が凝縮した池。
そこは水というより油。それでいてサラサラと流れる軽い触感。
その池の上澄みと呼べる僅かな層でのみ、サンサングラミーは生息できる。
環境が生んだ奇跡。サンサングラミーはそんな特殊調理食材だった。

ノッキングしているとはいえ、包丁を入れるのも憚れる繊細さ。
だが、小松は一計を案じ、サンサングラミーを池の油で天麩羅を揚げることに。
その目論見は大成功し、サンサングラミーは超極上の天麩羅に仕上がった。
黄金に光り輝くサンサングラミーの天麩羅。それにも増して…

トリコ「新しい天然食用油の発見だぜ!
よし、モルス山脈から採れた油だから、
モルス油（ゆ）と名付けよう!!」

サンサングラミーを揚げた油もまた、代わらぬ黄金色の透明度を保っていた。
無限回でも繰り返して使えそうな食用油、モルス油の大発見だ。

トリコたちはサンサングラミーをクインの頭の上で食べることにする。
まだ子供とはいえ、マザースネークのクインが伸ばした首は800メートル。
超高層の展望台と化したクインの上で食べるサンサングラミーは格別だった。

が、トリコたちの細胞レベルは上がらない。まだ何かが足りないようだ。
そこで小松はメルクの星屑を取り出した。
調味料としてのメルクの星屑には強い中毒性があるが…

　

サニー「もしかして麻薬食材!?」

トリコ「いや、そういうもんじゃねえ。
とにかく旨すぎるんだ」

サニー「え?」

トリコ「新種のアミノ酸で
構成された圧倒的な旨味成分は、
まるで食欲に直撃する魔法のスパイス」

問題は、どんな食材にかけてもそれを支配してしまうこと。
要するに、かけたものがメルクの星屑味になってしまうのだ。
生半可な食材では、メルクの星屑に味が負けてしまうということだ。
結果、サニーのグルメ細胞レベルはアップし強化完了!

トリコは思う。
サニーだけではなく、いずれ四天王全員でグルメ界を旅したい。
それには小松の存在が不可欠であると、トリコは感じていた。
メルクの星屑ほどの主張感はないが、絶妙な調味料のような―

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