アニメ偉言

晴人「俺の中のドラゴンが、
力を貸してくれたのか?」

フェニックスファントムに大敗を喫したウィザード。
川に落ちた晴人は、薄れいく意識の中、ドラゴンの覚醒を感じていた。
ドラゴンとは晴人の中に巣食うファントム。ドラゴンファントムのことだ。
晴人が絶望すれば、ドラゴンファントムが解き放たれることになるが…

仮面ライダーウィザード DXウィザードラゴン & マシンウィンガー


フェニックス「テメーがゲートの親父だな。
テメーのことは好きにできるからな。
楽しませてもらうぜ」

前回、フェニックスが美紀子を襲ったのは、
ゲートたる洋樹を絶望の淵に追い込むためだった。
子供が親を失えば、大きな心の傷となる。
そして今回、フェニックスは洋樹の父・和洋を襲った。

フェニックスはただ暴れまわりたいだけ。
しかしゲートを殺してしまってはファントムは生まれない。
ゲートを殺さぬ程度に絶望させるのは、まどろっこしくて仕方ないのだ。
しかし、ゲートの周囲の人間ならばどうしようが思いのまま。
ワイズマンの作戦は、フェニックスの性格を生かしたものだ。

ウィザード「体力も魔力もギリギリなんでね。
一発逆転、狙わせてもらったぜ」

ウィザードはハリケーンスタイルと
エクステンド（伸びる）魔法で和洋を救出し一発離脱。
ドラクエ風にいえば、HPもMPもほとんどない状態で「にげる」成功だ。
ウィザードは病院にルーラ（トベルーラ）して和洋を担ぎ込む。
晴人も宿屋で一泊しないと大変だ。

ってのにフェニックスが病院にまで押しかけてきた。
フェニックスは美紀子と和洋を殺害し、まんまと洋樹を絶望させる。
何もできなかった晴人もついに絶望し…

と思ったら夢だった。
紛らわしい。だけどよかった。
とは完全にはいえないな。予知夢かもしれない。
晴人は焦り、駆られる。不安に、恐怖に。

晴人「怖いんだよ、俺が。
誰かがいなくなるのが。俺の前から消えるのが。
俺の前で死なれるのが。怖くて怖くてたまらないんだ」

晴人が珍しく弱音を吐く。
ウィザードの強さは、誰かを守りたいという意志の強さだが、
それは脆く崩れ去ってしまいそうな固さの意志だった。
常に絶望と隣り合わせの、危うい希望。

危険には危険を。
前回、白いガルーダが運んできた魔法石から新たにつくられたリング。
それには、晴人の中のドラゴンの力を引き出す力があったが…

ドラゴン「だがそれは
お前が絶望に近づくということだぞ」

晴人「分かってないなあ、ドラゴン。
お前の力も、俺の希望だ」

常に絶望と隣り合わせの、危うい希望。
しかしだからこそ、驚異的な力となりうるのだ。
今の晴人には、ドラゴンの全てを受け入れる覚悟と度量があった。

ﾎﾞｳｯ、ﾎﾞｳｯ､ﾎﾞｳﾎﾞｳﾎﾞｳｰｯ

仮面ライダーウィザード ライダーヒーローシリーズ05 仮面ライダーウィザードフレイムドラゴン

白の魔法使い「進化したか」

フレイムスタイルの上位、フレイムドラゴン誕生!
これも、晴人をウィザードに導いた白の魔法使いの差し金だった。
ウィザードフレイムドラゴンの火力は凄まじく、フェニックス地獄の業火も形無しだ。

ﾁｮｰｲｲﾈ、ｽﾍﾟｼｬﾙ､ｻｲｺｰ

でもフェニックスは文字通り不死鳥だった。
何事もなかったかのように人間態で復活しているフェニックス。
こいつも蘇るごとに強くなるタイプだったら厄介だな。



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