アニメ偉言

信助「ちょっといいですか、劉備さん。
あの…さっきの劉備さんは、キーパー失格です」

こういうのを「諌（いさ）める」というのだろう。
目下の者が目上の者を戒めることを、「諌める」という。
偉大な歴史上の人物である劉備に対し、信助はキーパーとしての持論を説いた。
ゴールを放り出してほいほいオーバーラップするようでは、キーパー失格だと。
劉備は信助の言葉を鵜呑みにして納得したようだが、本当にそうなのか…

イナズマイレブンGO カレンダー2013年


信助「キーパーは最後の砦なんです。
だからこそ、慎重にならなきゃいけないんです」

劉備「慎重になるが故に、
行動を起こせないのでは意味がない」

今度は劉備が信助を「諭（さと）す」。
諭すとは、目上の者が目下の者を教え導くことだ。
諌め、諭し、諌められ、諭され。
劉備はそんな状況を楽しんでいるが、信助は面白くない。
信助はすっかり劉備のことが信用できなくなっていた。

関羽「兵馬俑（へいばよう）だ」

霧野「兵馬俑?　それって、元々
お墓に埋める兵や馬の人形のことじゃ」

霧野は物知りだな。
「俑」とは中国語で人形の意。
埴輪（はにわ）や土偶（どぐう）の一種といえばよいのか。

トラップ（罠）だらけのカラクリ屋敷、「孔明要塞」を進む天馬たち。
ロボットのような「カラクリ兵馬俑」が天馬たちを襲う。しかもサッカーで。
孔明は明らかにこの時代にはありえない文明と科学力を有していた。
一体何がどうなっているのか。

劉備は信助を退けて再びキーパーとして出陣。
キーパー劉備はカラクリ兵馬俑の必殺シュート
「ギアドライブ」を真正面からキャッチ。凄い腕前だ。
しかし、信助の劉備を見る目は冷ややかだった。



雨宮太陽が化身、太陽神アポロで先制点をもぎ取る。
カラクリ兵馬俑キーパーの必殺「ビームこぶし」も何のその。

劉備もまた凄い。ギアドライブの素手キャッチで右腕を痛めていたが、
今度は腕をクロスしたブロッキングでギアドライブを弾き飛ばす。
腕が使えなければ頭でガード。劉備は雷門の守護神となっていた。
ところが…

劉備「信助!　キーパー交代だ!
意志を曲げたのではない。
守れる者が守る、それだけだ」

人事を尽くして人事を託す、といったところか。
劉備は自分の限界を素直に認め、信助に守護神の座を譲る。
ただの猪突猛進ではない。柔軟さを兼ね備えた猪だ。

劉備を猪とすれば、信助はウリ坊。
想いは猪でも、まだまだ力不足ということか。
信助はあっさりとギアドライブにゴールを奪われてしまう。
さらに追加点を許してしまいそうになった時―

黄名子「もちもち黄粉餅!!」

黄名子のディフェンス技「もちもち黄粉餅」によって救われる。
だが信助は、かえってますますキーパーとしての自分に自信が持てなくなる。
劉備が言ったように、慎重になりすぎて行動を起こせない状態に陥った。

劉備「迷ったら飛べ!
どの道どっちに来るか考えても間に合わん!!
だったら運に任せて飛んでみろ!!!」

考えている暇はないのに会話している暇はある。
まあ細かいことは置いといて、信助は劉備のいうとおり、直感で即決断。
新必殺技を発動してギアドライブを見事セーブした!

信助「ぶっとびパンチ!!」

信助は瞬間移動のように一度ゴールから離れ、
ゴールサイドからギアドライブのシュートをパンチング。
集中力を高めて瞬間的にスピードアップを実現したという感じか。
小宇宙を高めて音速から瞬間的に光速に達した的な!?



最後は太陽の化身シュート「サンシャインフォース」でキメ。
太陽の化身アームド、そして信助のミキシマックスは次回以降に持ち越しだ。
次回はいよいよ名軍師、諸葛孔明が姿を現す。
これが三国志サッカーだ!!



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