アニメ偉言

―時は、ノア落下開始前に遡る―――

ギョンコルド広場での麦わら一味と新魚人海賊団の戦い。
魚人の奴隷にされていた人間（海賊）の解放に、ネプチューン軍の参戦。
事態は麦わらの一味有利な方向へと展開していった。

―そして、時はノア落下開始後に戻る―――

E・Sで強化・暴走するホーディ。
彼の望みは、魚人の魚人による魚人のための王国建国ではなかったのか?
だが、今のホーディは自ら全てを水泡に帰そうとしている。
フカボシは言う。ホーディ・ジョーンズの「正体」とは―



フカボシ「ホーディは…環境が生んだ化け物だ!」

新魚人海賊団は「怨念」が作り上げた化け物たちだと。
怨念とは、歴代の魚人たちが絶やすまいと受け継いできた「感情」だ。
そこには、人間たちを恨み、下等種族と蔑むことを正当化する「言い訳」もある。



フカボシ「こいつらの恨みには、
体験と意志が欠如している。
実体のない、カラッポの敵なんだ!」

ホーディ自身は、人間から迫害された経験はない。
人間に恨みを持つ魚人族、あるいは本などで見聞きした程度の「情報」でしかない。
だが時に、そういった情報のほうが実体験より強く刷り込まれることもある。
「感情移入」のかなり極端な例といえようか。

「感情」のみで、体験と意志がない「怨念」は、
実体を伴わず、形を持たず、破壊的な衝動をもたらす。
それも、破壊のための破壊。目的も前進もない。
あるのは破滅。ホーディは破壊神として目覚めてしまったのだ―

スポンサード リンク