アニメ偉言

蚯蚓「さあ選びな。
地中（した）で俺に殺されるか。
地上（うえ）で他の3人に殺されるか…」

餅は餅屋。
殺し屋には殺し屋。
隠獣vs幻影旅団。

隠獣・蚯蚓（みみず）が幻影旅団（クモ）の一匹、ウボォーを地中に引きずり込んだ。
地上では病犬（やまいぬ）、蛭（ひる）、 豪猪（やまあらし）の3人が待ち構える。
逃げられないウボォー?　いや、逃げられないのは蚯蚓のほうだった―



ウボォー「超破壊拳（ビッグバンインパクト）!!」

ウボォーの必殺パンチが炸裂する。
一撃で地面に巨大なクレーターが発生する威力。
マチいわく「ぶっちゃけ、念を込めただけの右ストレート」。
強化系念能力でパンチを打っただけなのだ。

鋼鉄のごとく鍛えられたウボォーの肉体。
だが、隠獣も負けてはいない。
豪猪は体毛に念を込めることで、鋼鉄をも貫く超剛毛に。
病犬は歯に念を込めることで、鋼鉄をも噛み千切る超鋼牙に。

おまけに、病犬の牙に含まれる神経毒がウボォーを麻痺させる。
普通なら速効の毒なのだが、ウボォーにはようやく効いてきた程度。
マチいわく「致死量の猛毒なら勝負は決まっていた」とのこと。
隠獣は、じわじわと嬲り殺す拷問的な殺し方がお好みのようだ。

蛭が体内に飼っている大量の寄生蛭がウボォーの体内に流し込まれる。
宿主の膀胱に卵を植え付け繁殖するというマダライトヒルをプレゼント。
このヒルはハンター世界にだけ生息する架空のヒルのようだ。
卵から孵った何億匹というヒル。大抵はその激痛に堪えかねてショック死するが…

ウボォー「うーん、不味いな。
ゲテモノは美味と相場が決まってるんだがな」

噛むのは病犬の専売特許ではなかった。
豪猪は大口を開けて蛭の頭部を咀嚼した。
続けて、噛み千切った蛭の頭蓋骨を弾丸のように飛ばす。
病犬は念でガードしたが、易々と眉間を貫かれて死亡。

残った豪猪も、ウボォーの「音の弾」（超大声）に敗れ去った。
まるでトリコのゼブラだ。

ゼブラも凶獣だが、旅団（クモ）への怒りに我を忘れたクラピカも凶獣。
クラピカの念能力は対旅団用に特化されたものだが、
さすがに一対多数では手の内ようがなかっただろう。
センリツがフルートで「野の花」を奏でなければ、暴走は止まらなかった。



クラピカ「束縛する中指の鎖（チェーンジェイル）。
これはお前たち旅団（クモ）にしか使わない力」

クラピカ「制約と誓約」

頭の冷えたクラピカは、改めて皆とともに対旅団戦を始める。
まずは各個撃破。戦い終えて油断したウボォーを鎖で拉致することに成功した。
束縛する中指の鎖（チェーンジェイル）は、強化系を極めたウボォーでさえ束縛する。
もしこの能力を旅団以外に使えば、自分は死ぬという覚悟が能力を高めているのだ。

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