アニメ偉言

先週のトリコとワンピースは27時間テレビで休止だった。
今週はロンドンオリンピックでフォーゼとプリキュアが休止。
日本では土用の丑の日に限らず世界の七割のウナギを消費。
このままでは文字通り食い尽くしてしまうおそれがあるという。

ワンピースの黒ひげ風に言えば「人の食欲（ゆめ）は終わらねェ!!!」ってとこか。
トリコの世界は、そんな「人の食欲（ゆめ）」がカタチになったものとでもいうか?
世はグルメ時代、未知なる味を求めて探求する時代―

小松「メロウコーラ、調理始めます!」

サラマンダースフィンクスの涙、メロウコーラは特殊調理食材。
最高の味で手に入れるには、正確な手順を踏んで泣かせる必要がある。
小松が指示し、トリコとゼブラがサラマンダースフィンクスと戦うが…



まずは全身をくまなく均一に叩く。肉叩きで肉の繊維を柔らかくする要領だ。
サラマンダースフィンクスの雨のような鬣攻撃を掻い潜るのは至難の技。
そこでゼブラがサウンドバズーカによってサラマンダースフィンクスを攻撃。
一気に小松の求める肉の柔らかさにすることができた。

次は胸の中央、みぞおちの部分を少し強めに叩く。
ゼブラの音壁がトリコを援護し、10連釘パンチが炸裂。
サラマンダースフィンクスはますます暴れ狂うようになったが…

トリコ「調理に集中しろ小松!
食材が暴れたくらいで料理人がうろたえるな!!」

小松はトリコとゼブラを調理器具のように意識し、集中。
サラマンダースフィンクスの背中の鱗を少し削ぎ取り、
足の裏を右足から時計回りに刺激し、
両方の翼の羽根を一枚ずつ同時に抜き、涙腺を肥大化させる。

小松「サラマンダースフィンクスは獲物を食べて得た栄養をブドウ糖として涙腺に溜め込んでいるんだ。それを年に一度体の外に排出する時期が今…」

海亀が産卵時、体内に溜まった余分な塩分を涙として排出するように?
サラマンダースフィンクスは大量のブドウ糖を涙として排出する。
排出する前に手順どおりの方法で体を刺激することで、
サラマンダースフィンクス体内の二酸化炭素が炭酸として溶け込む。
そうしてようやくメロウコーラが完成するというわけだ。

作業は続いた。
肩の肉を内側から少しだけほぐす。
伸びた鬣は切り落としても構わない。
ちゃんちゃんばらばら、ちゃんばらら。

―そしていよいよ最後の工程。
尻尾の先を力いっぱい叩く。
ついに出てきたメロウコーラ。
喜びに打ち震えるトリコたち―



だが、突如現れた謎の生物、ニトロにメロウコーラを飲み干されてしまう。
GTロボにそっくりなこの生物の正体は一体何なのか!?
倒された小松。小松とコンビを組む約束をしていたゼブラは怒りに燃える。
自食作用（オートファジー）で復活したトリコが全力でニトロに殴りかかるが―

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