アニメ偉言

カイト「見たければ見るがいい。
俺の圧倒的なデュエルをな」

WDC準決勝第2試合、トロンvsカイト。
そのデュエルを間近で観戦しようとする遊馬に、カイトは傲然と言い放つ。
カイトはトロンを倒し、決勝で「アストラルたち」を相手にすることができるのか…?



トロン「おかしいどころじゃない…
歓喜に打ち震えているんだよ」

トロンもまた不気味な自信に満ち溢れていた。
フェイカーへの復讐の狂気は狂喜へと昂ぶり、
トロンの身も心も、熱く甘く、焦がし、溶かすかのようだ。



カイトはデュエル開始早々、銀河眼の光子竜を召喚。
その威圧感に、トロンではなくカイト自身が膝をついてしまった。
ナンバーズ狩りの後遺症…?

トロン「もう立ってられないんでしょ?
満身創痍なんでしょ?
だからと言って保健室はなしだよ」

トロンはカイトの状態などお構いなしにデュエルを進める。
紋章獣バシリスクと魔法・爆破紋章（ブラスト・メダリオン）のコンボを、
カイトはギャラクシーアイズの効果で互いのモンスターを除外して回避。
しかしトロンは余裕の笑みを浮かべてカイトに語りかける。

トロン「もちろん弟のためにしたことだよねえ。
でもいつしか、魂を狩る喜びを
感じてたんじゃないのかなあ。
僕と君は似てるんだよ。
目的のためには全てを犠牲にしてしまう」

カイト「貴様の腐った魂は俺が狩る!
この手で握り潰してやる!!」

カイト「皮肉なる運命よ…命じるがいい。
V…いや、クリスの想いを
鉄槌と変え、愚かな父へ振り下ろせ!」

トロンはカイトに自分との類似性を指摘する。
カイトにもその自覚はあったようだが、トロンへの怒りが勝った。
Vから継承された想いとカード、No.9 天蓋星ダイソン・スフィアを召喚だ。
ギャラクシーアイズとのコンボで攻撃力4800のダイレクトアタックを可能としたが…

トロンの発動した罠・紋章変換（チェンジ・メダリオン）がダメージを800に軽減。
つまりトロンのライフは4000から3200にまでしか減らなかった。
余裕のトロンは、鉄仮面を外してカイトに素顔（?）を披露する。
その顔は、カイトの弟ハルトそのものだった。

トロン「僕はハルトだよ。ハルトは僕だよ。
―交わったんだよ。お互いのカラッポの心と心が」

トロンが言うには、それは幻ではなく現実。
以前トロンがハルトの記憶と力を奪おうとした際「繋がって」しまったらしい。
今のトロンが傷つけば、眠るハルトの体も傷つくのだという。

遊馬がオービタル7とともにハルトを守りに行き、カイトはデュエル続行。
トロンはNo.8 紋章王ゲノム・ヘリターを召喚し、ダイソン・スフィアの攻撃力を吸収。
攻撃の無効化能力まで吸収し、宇宙級ナンバーズをあっさり撃沈してみせた。
カイトのライフは一気に1200まで減少する。

トロン「さあ、これからがお楽しみの真骨頂だよ」

これはいわば闇のデュエル。
デュエルでのダメージは現実にデュエリストを襲うのだ。
カイトがトロンを攻撃すれば、ハルトもただでは済まない。
フェイカーの目の前で息子二人を潰す。これがトロンの望む最高の復讐―

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