アニメ偉言

ラチェット「サイバロック・ウイルスだ。
ウイルスに感染したエネルゴンに触るとうつってしまう」

ラチェット「サイバロック・ウイルスは
ディセプティコンの細菌兵器として開発された。
メガトロン自らな…」

サイバトロン星での戦時中、何百万もの機械生命を奪ったウイルス。
地球に不時着したオートボットの船で、オプティマスがそれに感染してしまう。
一度感染したら最後、ボディの腐食が進み、結果致死率100％。

治療薬（ワクチン）の望みがあるとすればディセプティコンの戦艦のみ。
オプティマスを救うべく、オートボットたちは敵の本拠地に乗り込むが…?



アーシー「メガトロンの頭の中に入れ!?
ラチェット、それ本気で言ってるの!」

戦艦のデータベースにワクチンの情報はなかった。
だが意外なところに最後の望みがあった。
生命維持装置に繋がれたメガトロンの意識に侵入すること。
ウイルス開発者本人の記憶から治療法を探ろうというのだ。

脳内侵入プログラムによるマインドダイビング。
実戦とは異なる未知の領域に、アーシーの体は震えた。
バンブルビーも同じだったが、勇気を振り絞ってマインドダイブする。

スタースクリーム「このバカチンが!
お蕎麦屋の出前じゃねえんだよ!
こっちの居場所とかバレるかも知んないんだぞ。
『こんちわ〜オートボットです〜』
なんつって奴らが来たらどうすんだよ!?
もっと急いでやれよ。蕎麦のびちゃうだろ!
ったくもうふざけんなよ…」

蕎麦（そば）は麦藁（むぎわら）に似ておりゴム体質でよく伸びる?
ディセプティコンの戦艦は現在、防御シールドを修理中だった。
オートボットが戦艦の場所を知り忍び込めたのはそのためだ。
スタースクリームのほうこそ結構のん気に構えてるんじゃないか。

スタースクリーム「ディセプティコンは俺のもの。
全宇宙は俺様のものだ」

スタースクリームにとってメガトロンは目の上のタンコブ。
メガトロンサイドの諜報員サウンドウェーブの存在も厄介だ。
そこでスタースクリームはメガトロンの主治医である
闇医師メディックノックアウトと何やら一計を案じようとする。

ラチェット「これは記憶ではない。
メガトロンが頭の中でつくったタチの悪い夢だ」



メガトロンの脳内（マインド）はどこぞの魔王城という雰囲気だった。
そこではメガトロンがオプティマスを何度も何度も倒し続ける夢が繰り返される。
悪夢ではなく、宿敵を倒す快感を反芻し勝利の余韻に浸り続けているのだ。

メガトロンの夢ではないバンブルビーは、干渉されることのない無敵状態。
だがバンブルビーの存在によってメガトロンの意識が活性されてしまう。

スタースクリーム「メガトロン様はもういないんだよ」

メディックノックアウト「永遠の眠りに
就いてもらうしかないのです」

スタースクリーム「つまり、スイッチを切ること」

メディックノックアウト「もう彼を楽にしてあげましょう」

その頃、一計を案じたスタースクリームとメディックノックアウトによって
メガトロンの意識が断たれようとしていた。安楽死させようというのだ。
このままではバンブルビーの意識も肉体と切り離されたままになってしまう。

メガトロン「我を
ここから解放すれば治療法を教えてやろう」

メガトロンがバンブルビーと究極の取引をする。
ウイルス治療薬の化学式を渡す代わりに、
この夢の世界から自分を解放せよ、と。

だが、メガトロンが一瞬見せた化学式をラチェットも見ていた。
取引することなくバンブルビーはマインドアウトし、戦艦からも脱出。
アーシーの撃ったビームライフルがメガトロンにダメージを与えたが…

オートボットにメガトロンが倒されたとあっては、
スタースクリームの立場も危うくなる。
仕方なくメガトロンの命は繋ぎとめられることに。

オプティマスもウイルスから立ち直り、
オートボットとディセプティコンの睨み合いはまだしばらく続きそうだ?

メガトロン「出たぞ!
というよりむしろ入った!!　フハハハハ―」

メガトロンの意識はメガトロンの体を離れ、何とバンブルビーに入り込んでいた―

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