アニメ偉言

キオ「ここがヴェイガンの基地…」

ザナルド「違う。ここはヴェイガンそのものだ」

火星上空に浮かぶ、小型の火星ともいうべきコロニー天体。
キオが連行されてきたそこは、ヴェイガンの基地というより全てだった。

イゼルカント「ここが
火星圏最大のコロニー、セカンドムーンだ」

セカンドムーン。第二の月。
火星にはフォボスとダイモスという2つの衛星が存在するが、
どちらも「月」と呼ぶには不恰好なジャガイモ型。
ヴェイガンがセカンドムーンに懸けた想いとは…

技術者「―その時代はモビルスーツひとつをとってみても
今とは比べ物にはならなかったと聞いています。
パイロット一人が数百機のユニットをコントロールできたと。
それ以上の大量破壊兵器、戦争のための
あらゆる技術がおさめられていたといいます」

∀GE黒歴史を記したエグザDBは、ごく一部のデータでさえ
ヴェイガンの高度な文明を築き上げるのには充分だった。
もし全てのデータを手に入れることができれば、戦争は終わる。
それどころか世界そのものを大きく変えることができるだろう。

キオは捕虜としては破格の待遇を受けた。
それは、キオがイゼルカントの亡き息子ロミによく似ていたからだった。
イゼルカントはキオに、ヴェイガンの現状を知ってもらいたがっているようだが…

イゼルカント「ヴェイガンの民は失うことの恐れから
愛するという感情を押し殺して生きている」

ヴェイガンの人間は、子供の頃には感情豊かでも、成長するに従い淡白になる。
家族、恋人、友達。そういった人と人との繋がりに執着しなくなっていくのだ。
しかし、ヴェイガン自身そのことを嘆き悲しんでもいる。
人として、人間らしい感情を持てずに生きなければならない悲痛さ…

火星圏に蔓延するマーズレイを原因とする不治の病。
イゼルカントは余命6ヶ月と医師に宣告されていた。
まるで息子に思いを託すように、キオに真意を伝えるイゼンルカント。
地球圏の人間にも、「生きる」という本当の意味を知ってほしかったのだと。

ゼハート「プロジェクトエデン、
ファイナルフェーズに移行します」



エデンとは地球のことか。
ヴェイガンが人に戻るために、エデンの扉を開く。
そして、ヴェイガンとガンダムの融合、ヴェイガンダム!?

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