アニメ偉言

ヴァン・タレル「アズルが見えれば
サッカーに負けることなどありえません。
この試合はわたくしどもにお任せ頂き、
ヒラリ様は長旅の疲れをお癒し下さい」

ヒラリ・フレイル「って追い出されちゃったけど、
気持ちいいから、まあいいか」

サザナーライレブンから体よく放り出されてしまったヒラリ。
水着で泡風呂というちょっとしたサービスシーンで幕を開けた今回。
瞬木のアズルはそれとは対照的にどす黒く醜悪な様相を呈する…!?

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サラマ「アズル潰し?」

ポワイ「ね、いいでしょ。ポワイの作戦、
想像しただけでもうポワイわくわく♪」

ヴァン「さすがはポワイ様。出色の作戦にございます」

出色。他より目立ってすぐれていること。
サザナーラとアースイレブンの試合開始直前。
瞬木の闇のアズルと天馬の光のアズルを見比べたポワイが何やら考えた。
アズルを可視化できるサザナーラ人は、それを物体のごとく扱える?

鉄角「助っ人はベンチスタートか」

紫天王ヒラリはサザナーラベンチでくつろいでいる。
一方、アースイレブンは偽剣城が体調不良を理由に休む。
代わりに座名九郎がフォワードとしてフィールドに立った。

そして試合開始。
サザナーラは心を見る能力を使わずに勝てると余裕を見せる。
ディフェンス必殺技「ウォーターフォール」、必殺シュート「バブルボイル」。
まさに水攻め。先制点はサザナーラがもぎ取った。

瞬木（俺の足ばっかり引っ張りやがって。
お前らが不甲斐ないから俺が力を発揮できないんだ）

ポワイ（その調子よ。どんどんアズルが醜くなっていく）

ポワイはわざと瞬木をイラつかせる試合運びをした。
瞬木の闇アズルを増大させ、それを天馬の光アズルにぶつけようというのだ。
そうなれば、天馬の心は一体どうなってしまうことか。
ポワイは悪戯っぽく笑っている。

瞬木「そうさ、俺はそういう奴なんだ。
だから何だ。人なんて信用できるわけがない。
ああ、信用なんて一度だってしたことはない。
お前ら何で他人が信用できるんだ。
俺はそんなお人好しじゃない。
ただいい奴を演じてただけさ。
それがこの俺、瞬木隼人なんだ。
誰にも文句は言わせない!」

ポワイが瞬木の心の闇を指摘すると、
瞬木は開き直って闇を爆発させる寸前となった。
しかし、天馬は瞬木の態度を素直に受け入れた。
天馬は光そのものというより、清濁併せ呑み光を目指すタイプだ。

瞬木「何でって、それが大人だから…」

天馬「違う!　瞬木は自分が嫌だったんじゃない?
本当は信用したいのに、それができない自分が嫌だった。
本当は誰よりも人と繋がっていたい。誰よりも
仲間を信用したいって思ってるんじゃないのか?」

瞬木「クッ…そんなことはない!
お前たちみたいな爽やかぶった
青春野郎どもとは訳が違う。
俺は悪人なんだ!」

座名九郎「いいんじゃないですか。悪人だって。
悪い心を持っていない者なんていません。
私だって役で演じているほど善人ではありませんし」

天馬「そうだよ。悪い心なんて誰にだってある。
だけど、それを乗り越えて受け入れるんだ。
いいとこも悪いところも全部ひっくるめて瞬木隼人だ。
ぜ〜んぶ、俺の仲間の瞬木隼人だ!」

瞬木（いいとこも悪いとこも俺…マジで言ってんのか）

瞬木「…ほんとに、面白ぇ奴だぜ!」

黒岩「来たな」

ポワイの想定とは逆に、天馬の光が増大し瞬木の闇を包み込んだ。
瞬木の闇が穏やかに輝き、静かに燃え盛り始める。
ソウル覚醒。ダークサイドをコントロールした瞬木が走る!

ネス（アズルを見ればお前の考えなど…）

ネス「うわ〜っ!　あ、頭が!!」

覚醒した瞬木は闇のアズルをめくらましに使った。
瞬木の心を見ようとした選手は視界を闇に覆われ、
かなりの精神的ダメージを負ってしまう。

瞬木のソウルは鷲（イーグル）。
松山くんのイーグルショットも真っ青?
敵キーパーのアクアブレスを突き破り、1点を返した。

試合は同点で折り返す。
サザナーラベンチのヒラリが立ち上がり、
サラマの精気を吸って代わりに出場することに。
後半はさらなる激戦が予想される…!



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